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外伝-JMG [ジェット・モード・ガン] -  作者: ただっち
第6章ー襲撃の邪神と逆鱗の女ー
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Mission6-7

異世界から現れた魔導士たちの、検査により、無事アマギの魂が無くなったことを確認された上で解放された俺は、自室にいた。

邪神と呼ばれた神アマギの予期せぬ消滅によって、俺は無害になったとも言える。

だが、俺の体験談を聞いて顔を若干しかめたのは、時の監視者という役目を与えられた一族の末裔であるディルであった。

彼女の力は、過去未来現在の時間軸に干渉できるほどの力だが、立場的、また概念や秩序的な観点で彼女は常に平等(フェア)にいかなくては行けない。

だから、例えばこの先何が起ころうとも……絶対にそれを回避することはしては行けない。

だから、彼女が視てしまった未来がもし最悪だとしても……。


「……本当に天野翔琉博士を探し当てることは、俺たちのためになるのだろうか」


不意に口に出してしまったこの言葉。

だが、俺は何故かこの言葉を言った後、凄まじい勢いで様々な思いが、記憶が頭の中を巡った。

そして、導きだした答え……それは。


「……天野翔琉博士を助けてら世界を救えるって、誰が言ったんだ?」


ということだ。

思えば、何故天野翔琉博士を助けたらこの世界が救えることに繋がるんだ?

天野翔琉博士のレポートには、確かに不老不死の薬とかの人類が発展するための力はあるだろう。

だがどうだ?

それを人類の発展どころか、人類の終わりを告げる戦争に発展させてしまったのは、今をいきる俺達じゃないか。

なのに、一人の少年を一方的に頼って一方的に都合よく捉えて、一方的に甘えて……。


「バカじゃねーの?」


と思ってしまった。

そんな事に、天野翔琉博士が再び利用されるのはいけないな。


「……助けたら、すぐに異世界に逃がさないと」


そう言った瞬間に、部屋の角にいたミアはにこりと笑った。

そして、ミアは俺の前に飛んできてペロペロっと自分の顔をなめるとこう言った。


「気づいちゃった男に用はないよ」


そう言って、俺の顔めがけて口からナイフを吐き出して殺そうとしたんだ……。

まあ衝撃的な出来事ではあったが、俺は冷静に対処していた。

ミアが吐き出したナイフを弾いた上でそれを掴んで、ミアの首筋を掴み上げ、首もとにナイフを当てた。


「もう、ジェットったら~」

「……」

「もう、ジェットったら~」

「……誰に雇われた?言え」

「んー、やだ♥」

「そうか……」


そう言って俺はミアのくびにナイフをゆっくりと押し付けていく。


「あんたに私は殺せない」

「そうだな……俺はお前を殺せない」


ニヤリとミアは笑う。

余裕そうな顔だ。

だが、次の瞬間彼女は真っ青になる。


「殺してくださいって言われても、殺せないからな……どんまい」

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


俺はミアの尻尾を切り落とした。

猫の尻尾を切り落とすのは、初めてだな。


「ぁぁぁぁ……私のトレードマークが……」

「次は耳だ」

「なんでそんな、どっかの大佐みたいな……まってまって!!」

「喋らないなら拷問する意味もないから、とりあえずじわりじわりとなぶってあげるよ。ミア……」


と、俺は冷血な表情でミアの耳に刃物を向けた。

すると、ミアはボロボロと涙を溢し始めた。

だが、俺はやめない。


「ミアの耳~ミアの耳~」

「命令したのは、ルートよ!ルート!」

「だから?」

「言ったんだから、解放しなさいよ!」

「あははは……暗殺者を逃がすほど、甘い教育は受けてない……」

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


と、子猫(ミア)が叫ぶと、警報が鳴り響き、ルート隊長、それからミランダが俺の部屋にやって来た。

しかも、完全武装してだ。

やれやれ……そう言うことなのか。


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