カグツチ
どうも。フリテンというものです。
今日も複数話投稿します。明日投稿しないってわけじゃないよ(フラグ)。
それでは始まります。
「さあ、『カグツチ』の力…とくと見せてあげるわ」
リンがそういうと、彼女が纏っている真装が微かに赤くなる。『カグツチ』は、魔力を炎の力に変換して戦う真装である。真装の見た目に変化が起こるのは、その予備動作のようなものだ。
「ちぃ…!」
リンが放つ魔力のオーラを感じ取ったのか、レオが後ずさる。リンは殺す気はない、ということを教えるためこう言った。
「心配しなくても…この件まで使うつもりはないわ。あなた程度の相手なら、拳で十分」
「なにっ…!?」
これは作戦でも何でもない。単なる手加減である。リンはレオのことを舐めきっていた。実際――二人の間には、かなりの実力差があった。
「くそ、舐めやがって…!後悔するなよ!!」
そういうとレオは上空へ上がり、勢いをつけてリンに向かって突撃してくる。が、リンがそれに備えて構えることはなかった。拳を突き出していることを確認し、片手のみを差し出す…
ドン!!という音と衝撃が生まれる。…が、リンは全く痛みを感じていなかった。片手だけで、レオの突撃を抑えたのだ。
「なに…!」
「残念だけど、あたしを殴りたいならもっと強くならなくっちゃねぇ?」
言いながら、レオの拳を収めている手とは反対の手に魔力を集中させる。彼女もそれに気づき、ようやく焦りを覚えたようだが…もう遅い。
「あんたもやってた「|弱い者いじめ≪魔装狩り≫」の仕返し、ってとこかな。ま、後悔ぐらいしときな」
溜めた魔力を球状にし、レオに押し付ける。次の瞬間、魔力の球は爆発を起こし、レオを吹き飛ばした。
「がああああ!!」
「…さようなら、ね」
…そのうちレオは、勢いを失って地面に落ちた。彼女が生きていることを確認したリンは、レイとレオの両名を担いで、前者は医療機関へ、後者は特殊刑務所へと送っていった。その後ギルドに戻った彼女がその無残な光景を見て、絶句したのは言うまでもあるまい――。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
今回で戦闘パートからは一旦離れ、次回から日常パートに移ろうかと思います。
ルナちゃんアヤコちゃんも出ます。やったねたえ(殴
それでは次回の作品でお会いしましょう




