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血には敵わない
それから授業中は大人を消すための計画を立てていた。
運良く席替えでは5人とも近くなった。そのため話しやすい。
「人が少ないのってやっぱり夜中だと思うんだよね。」
「暗くて顔も見えねぇだろうし。」
「でもさ、一度にたくさん消えたらニュースになるよね。」
「そもそも死体はどうするんだ?」
周りに聞こえないように小さな声で残酷なことを考えていた。
「死体なら、液体にして処理すればいいと思う。」
なんだろ、最近咲人の発言に背筋凍る…
それでも残酷なことを考えて実行しようとしている俺らもアイツらと同じ
殺人鬼だったんだな




