帰郷の修行
家に帰ると、手洗いをして修行用の部屋で帰郷を修行をした。修行と言っても私と帰郷のコンビネーションができてないから琴葉が修行してくれている。そのうちに琴葉と帰郷の協力も見てみたいな。
「琴葉2の月月うさぎ。帰郷切り刻む。」
帰郷は月うさぎをすべて切り刻んだ。
「帰郷、もっといくよ。琴葉3の月月守り。帰郷はバリアを壊して。琴葉は押し返して。」
「「はい」」
そして琴葉と帰郷は同時に吹っ飛んだ。
「やってますね。」
誰だろう?
「日菜梨、こっちです。」
「華様!」
「こんにちは。帰郷から頼まれて日菜梨の修行をと思ったのですが、帰郷が私とのコンビネーションを忘れているので、うまくいってなさそうです。琴葉ちゃんと私達に挑んできてください。」
そう言って華様は帰郷のそばに寄った。
「はい。」
「帰郷、行きますよ。」
これは私と帰郷のための修行だ。全力でいかせてもらう。新月か満月というのが違くとも技は同じ。違いは最後の大きな技が違うだけだ。
「帰郷、切り刻む。」
「琴葉、4の月氷輪」
氷輪は氷を相手に向けて出す技。切り刻むは切る専門の技。この2つがぶつかると、当然帰郷の方が有利だ。
「琴葉6の月望月」
この技は出した後にだした月が爆発する。
「帰郷、操り」
そう言って帰郷は刀で月が爆発する前に琴葉にあてた。あたった直後に月は爆発した。
「琴葉!」
そう言って私は琴葉の元に寄った。
「ありがとう。安静にして。」
私がそういうと、琴葉は消えた。力が圧倒的に違いすぎる。だからすぐにやられた。
「帰郷、この感覚。忘れたの?」
「今思い出した。」
「なら、いいね。日菜梨の言うことを聞くのよ。」
「うん」
そう言って帰郷も消えた。帰郷が消えた後、華様は私に近づいてきた。
「日菜梨、強くなりましたね。」
あれ、どこかで聞いたことのある言い方。
「華様は、昔の私を知っているのですか?」
「ええ、そうね。」
「そうなんですか。華様の時は東海家と西海家はいましたか。」
華様は驚きを隠せないようだ。
「なぜ、それを?」
「ずっと、考えていました。東海家と西海家が人消しなら、いつから人消しなのだろうと。そして初めて華様と千代様を見た時誰かと似ていると思いました。」
「私と千代が勝負に挑んだ時は、私達は30歳。そして、私の本名は西海華。千代は東海千代なのです。」
「なら、私と晴人くんは遠い親戚で青くんと日和も遠い親戚ということですよね?」
晴人くんと遠い親戚?
「そうですね。でも、ヒルズダークとの戦いの前に私と千代には子供が産まれました。その子供の子孫があなた達です。私には2人の子に恵まれました。1人は関口家として1人は西海家として2人とも当主になりました。」
「華様が68代なら、その華様の子が69代ですね。」
今の関口家の当主はお兄ちゃんで、86代だ。
「そうです。そして私は月の修行を教えました。それにより月の修行は代々受け継がれ月の特性は今もあります。後、日菜梨と晴人が遠い親戚というのは言わない方がいいですよ。」
驚きが隠せない。
「何でですか?」
「それは晴人の過去にあります。晴人は幼い頃に両親を亡くしていて、血のつながった家族がいないと思ってるところに日菜梨が血のつながりがあると知ったら、仮に日菜梨が人志にやられた時に晴人は自分を憎むでしょう。」
晴人くんにそんな過去が。
「わかりました。あの、華様は本に最後のピースと書いていましたよね?」
「書いたわ。」
「そのピースの条件は何ですか?」
それがわかれば探すだけだ。
「それは・・・前世の記憶を持つ人です。」
「ぜ、前世?」
「はい。頑張ってくださいね。あと日菜梨、日の姫誘拐計画が半年後になるそうです。」
「わかりました。」
後、半年?大丈夫かな。
「仮にヒルズダークを倒した場合私は消えます。その場合帰郷も消えるでしょう。」
「・・・」
えっ?嘘でしょ。
「きっと琴葉ちゃんも消えるでしょう。」
「琴葉も?」
いやだ。やだよ。
「だけど、日菜梨にはあと1人ほど相棒が付くでしょう。その相棒は消えませんよ。」
1人じゃない?
「1人ではありません。それではまた会いましょうね。」
「はい」
そう言った後に華様は消えた。私は着替えた後に家を飛び出した。白色のワンピースだ。走り続けてとある場所に着いた。その場所とは、真白と伊織くんとの秘密の場所。街が見渡せる、お花畑だ。私は小さい頃に師匠に教えてもらった舞を私は踊った。真白と師匠、両親は見てくれてるかな。お母さん私を産んでくれてありがとう。師匠私を強く育ててくれてありがとう。真白、友達でいてくれて、私のそばにいてくれてありがとう。私はこの思いを伝えるために今ここで踊ってます。
ちゃんと月の姫として踊れたかな。踊り終えた私は最後に頭を下げた。1年に2度関口家では月の女神に舞をおさめる。これは必ず女ではなくてはいけない。そのまま家に帰ると、もう19時だった。ドアを開けた瞬間に梨香が慌てて出てきた。
「日菜梨様、どこにいらしたのですか。私と望に何か一言おっしゃって、ください。」
「梨香、心配させてごめん。」
そこに望が出てきた。
「日菜梨様、もしかして踊ってこられたんですか。」
「うん。少し気晴らしにね。」
「そうですか。きっと日花梨様も喜んでおりますよ。」
「そうだったらいいね。私は着替えてくるね。」
「承知いたしました。」
そう言って私は部屋に行き、すぐに着替えた。
「主人様、お綺麗でしたよ。」
「ありがとう。琴葉、もう大丈夫?」
「はい。ご心配ありがとうございます。」
そこで帰郷が口を開いた。
「主人、早く一階に行かないと夜勉強する時間なくなる。」
「そうだね。ありがとう帰郷。」
そう言って私はすぐに部屋を出た。
「日菜梨様、今日、日菜太様もご主人様も帰るの遅くなるそうなので、先お食事をお願いいたします。」
「ありがとう。」
先シャワーを浴びたかったが、2人に迷惑をかけるわけにはいかない。ご飯を食べ始めて、梨香が質問をしてきた。
「日菜梨様、最近悲しいことありましたか?」
梨香に心を読まれていたみたいで驚いた。
「うん・・・。」
そこから全て話した。ヒルズダークを倒したら、帰郷だけではなく、琴葉も消えることを。
「そうでございましたか。気づかず申し訳ございません。」
「いいの、私が1人でかかえこんでいただけだから。」
だけど、悩み始めたのが今日の夕方なのに悩んでるのわかるのはやすぎない?
「日菜梨様はいつも1人で抱え込みすぎです。たまには周りの人を頼ってください。」
「そうだね。私が間違ってた。」
梨香に相談すればよかったな。
「相談の答えですが、琴葉様と悔いが残らない時間を一緒にお過ごしいただいたらどうでしょうか?」
「私、ずっと琴葉と一緒にいたから、不安だったんだよね。だけど、梨香に相談したから、もう大丈夫そう。ありがとう。」
梨香みたいな人が手伝いでよかったな。
「日菜梨様、梨香はとても嬉しいでございます。」
「何で?」
「前、嫌がらせを受けていた時は心のガラスが今にも割れそうでした。ですが、日和様達に出会ってから日菜梨様は元気になりましたよね。彼氏とかできたんですか?」
「告白されてるんだけど・・・。」
「ほ、本当ですか?」
私は首を縦に振る。梨香は冗談半分で言ったみたいだ。梨香の声に望まで反応して見にきた。
「何かありました?」
私はとっさに何でもないと答えた。
「ならいいですけど。」
「日菜梨様、申し訳ございません。」
「いいの。叔父さんと望には言わないでね。」
お兄ちゃんなら、興味ないだろうからいいけど。
「承知しました。日菜梨様、お風呂の準備ができております。」
「ありがとう。すぐに行くね。」
お風呂から出た後、私は疲れが出てそのまま眠った。




