少しずつズレていく
念頭に置いてほしいことがあります。厳かな討論は望んでいません。私は、作者も読者も楽しめる物を作りたいだけです。この物語は、よくある転生ものとも解釈できるし、歴史のありえないifを書いているとんでもない物語とも解釈できます。後者の解釈をした場合、細かな史実の違いをいちいち指摘するのは控えるようお願いいたします。
『説明書には、我々は前世と似て非なる一人の人間だから、前世通りにならないことの方が多いかもしれないって書いてあるし…。』――本文より
ローズは新枢軸軍の初配信を見ている。出演者はプリンとチルである。こちらは全員でやったのだが、向こうはエンタメに強そうな人を厳選しているのか。コメディが得意なプリンと、ブラックジョークが得意なチルか。なかなかおもしろい組み合わせだな。というか、プリンは前世コメディアンだから、あまりにチートすぎる気がする。
その裏で、ヨシはコメント欄の保安をしていた。荒らしは即BANである。…なんかやりすぎでは?そのうちコメント欄封鎖とかやりそうな勢いだ。
「えっと、俺はなにをすれば?」
ただ画面を眺めているだけのルフ。
「お前は前世的に一番向いてるが、前世的に縁起が悪いので大人しくしておいてくれ。」
ヨシがぶっきらぼうに答える。縁起が悪いから、はさすがに雑すぎる。しかし、これ以上のことは言えないのだろう。
「ねえ、俺の前世って何?同じチームなのに、隠し事なんてあんまりだよ!」
ルフが訴える。
「お前が言うな。」
心の声が漏れてしまった。
「え?」
「ともかくね、君はいるだけでいいんだよ。戦わなくていいの。私に任せて。」
なんとかごまかそうとするヨシ。こちら側の条件を満たすためのものだから、と言いたくてたまらない。
「俺が必要なの?」
「そう。」
「って!コメント欄の秩序が悪化してきてる!あー!!」
そして急いでBANを行うヨシ。だから、ルフが頬を赤らめていることに気が付かなかった。言葉が足りなかったようだ。
ローズ以外の新連合軍はルーへ会いに行った。寝ていたローズにはなにも知らせていない。めんどくさかったので。
「最初にお見舞いに来てくれたのが、敵チームとは…。」
ルーは苦笑している。
「では、私がシャルの代わりに謝辞を述べます。」
センがなぜか代表して謝る。
「紫サーバーで待ってるよ!」
彼はニコニコで宣戦布告をした。
「おう…。」
一応、シャルは行く気があるらしい。
〜前世の相関図〜
筆者は恋愛ものが苦手ですので、描写が下手くそかもしれないですがご了承ください。




