スメル・オブ・ザ・ハラスメント・ヘル
シャカパチ脳汁まじやばいっすよね
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ここはとあるカードショップ。数多のデュエリストたちが今日もデュエルを磨きにやってきていた。友達と和気あいあいとプレイする小学生から社会人サークルまで幅広い世代が集っている。
そんな平凡なカドショに一人異質な人間が混じり込んでいた。
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異様なほど大量に奏でられるシャカパチ音。その元凶である”釈迦 パチ男”は現在21歳の童貞大学生だ。全く外見に気を使わないため、頭はアホ毛だらけ、髭はもじゃもじゃ、パンツをはき忘れているなどフルコンボである。
スパッツを履いていたため、危うくパンツ一丁で街ブラかますところだったのだが、本人はそんなことも気にせずカードゲームに没頭していた。
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毎日通い詰める彼。シャカパチの練度は増し、一パチする毎に風が起こるようになっていた。そのため、隣の卓のカードを飛ばしてしまい、かなり迷惑をかけているのだが彼は気にしない。
むしろ自分はまだ甘いとシャカパチの練度が足らぬと言い聞かせ、なりふり構わずぱちぱちしているのだ。
さぁ今日も気張ってデュエル! やってこうぜ!
と渇をいれたところ、本日一戦目の対戦相手に問われる。
「あなた風呂はいってますか? 」
へっ? と一瞬思考が停止する。いきなり何をいってるんだこの人。初対面なのに失礼じゃないか。こっちは真剣にデュエルしにきてるんだよ。それに水を差すようなことを言うんじゃないよ全く! とはらわた煮えくりかえるほどの怒りを押し込めつつ聞き返す。
「しししし、失礼ですよ、そんな、いきなり、くさいだなんて、、、、、、 」
「そこまでは言ってないですけど、あなた相当臭いですよ 」
「そんなことないさ、今日だってシャワーあびてきたさ! 」
「それちゃんとボディーソープで洗ってます? 臭すぎて目が痛いんですけど 」
「むきー、そこまでいうならいいさ、嗅いで確かめてやるよ、俺の脇をさぁ、いいか! これで臭くなかったら俺の脇舐めてもらうからな 」
「嫌ですよ、気持ち悪いな。もうめんどくさいや、店員呼んで出してもらお 」
「うるさい、臭いを嗅げばいいんだろ! クンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカ、ぐはぁあああああ 」
「え、ちょ、きったね、つばとばすんじゃねえよっ、、、て 」
バタンと倒れる釈迦 パチ男。隣の席の人が大丈夫ですか、くっさと言いながら仰向けにして心臓音をチェックするが、彼の心臓は停止していた。もう手の施しようがない。本当の死である。自分の体臭があまりにも臭く、自らの悪臭で死んでしまった、釈迦 パチ男。現世での彼のデュエル人生は21歳で幕を閉じた。
お風呂屋さんに遊びに行くと、結婚してますかと聞かれるので結婚してないですと答えると、むっちゃいい匂いのボディーソープで洗ってくれるよ




