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そんな魔法ならいらない  作者: door
Chapter 1:The Golden Fateful Encounter
31/65

#23.5 Interlude Until the Epilogue

“黒”。


その空間は、“黒”だけが広がっている、とある空間。


人影の“黒”さえも、全て溶け込むようなその空間に、存在が“ひとつ”。


“白”の光。


それは、音の無い着信によって淡く灯された、スマホのスクリーンの、“白”。


ようやく、存在の輪郭が、“黒”の中に、少しだけ浮かび上がる。



そのシルエットは、とある“女”であった。



スマホを耳元に添える、“黒”が再び広がっていく中、その“声”が、空間に響き渡っていく、


“甘ったるい猫撫で声”、が。


『あらあラ?あのコ、失敗しちゃったノ?【S級魔法犯罪者】とか言われてたの二、大事なところでそういう“失敗ミス”をしちゃうようじゃア、やっぱり“魔法”も“使いこなせない”底辺って事だったわけねエ?それデ、あのコ、どうなったノ?もう死んじゃっタ?“壊れタ”?』


『         』


『消えたっテ?ふふフ。まるで亡霊ファントムネ。まあでモ、『妹』さんがコチラの手元に在る限リ、あの子はどうあっても“私達”の元に戻って来るだろうシ、所詮“道具”でしかないかラ、利用出来るだけ使ってあげればいいのヨ?』


『         』


『それも問題ないワ。正直ねエ、今は“七つの鍵”の所在が分かってる“だけ”でオーケーなのヨ?それこそ現時点では“魔法”を使いこなせてない状態の“血”だト、“意味ない”事も判ってるワケだシ?“計画”の為にモ、まずは“七つの鍵”の所在の情報収集が今は最優先デ、“手に入れる”段階はまだまだ“先”でも大丈夫ヨ』


『         』


『あらあラ?過程なんてどうでもいいじゃなイ?だっテー』


“黒”の空間に、一呼吸、そして“甘ったるい猫撫で声”に、“狂気”が染まっていく。



『物語の結末は決まってるのヨ?最後には『私達』が『全ての“魔法”を手に入れて』笑ってるのだかラ?』



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