↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
16/16

進化!!

断末魔を聞いて集まってくるという、完全に自我を失ったわけでないゴーストの特性を利用した狩りを続けていたら、朝が来てしまった。

途中から急に効率が悪くなって何事かと思えば、空が明るくなり始めてて血の気が引いたよね。…血なんか流れてないけど。


「うぅ…狭い……」


まあそんなわけで、急いで日の当たらない場所に逃げ込んだわけだけど、そこはなんと大きな木の内側にある空洞。

ゲームなら妖精でも住んでそうな場所に私は身を潜めていた。


「近場に洞窟は見つからなかったし、他に隠れられそうな場所もないから仕方ないんだけどさ……だとしても狭いよ。ミシャ、なんとかして」


別に閉所恐怖症ではないけれど、狭い空間に閉じ込められるのはあまり気分のいいことじゃない。

そのストレスからミシャに無茶ぶりをするが…意外な反応が返ってきた。


《はい。現状の改善には『進化』をおすすめします》


「え?進化?そんなことできるの?」


ミシャが進めてきたのは、何と『進化』。

この世界にそんなシステムがあったのか、って驚きだけど……まあ、ステータスやスキルがある世界だし、今更感はある。

にしても進化か……ゴーストが進化したら何になるの?頭の中には、世界的に有名なゲームの『ゴースト』が進化した姿が思い浮かんでるけど…


《レベルが30に到達したため、進化が可能です。進化しますか?》


「したいところだけど……何に進化するのかと、進化するとどんな恩恵があるのか先に聞かせて」


悪いようにはならないだろうけど、一応どんなものか聞いていおきたい。

この世界はゲームみたいな世界だけど、ゲームではなく現実だからね。取り返しのつかない選択は、しっかり吟味したい。


《はい。レベル30のゴーストは『ファントム』に進化します。外見的な特徴はそれほど変化しませんが、全体的なステータスの上昇と、スキル『憑依』を習得します》


「ふ~ん……そのスキル『憑依』ってのはどんなスキルなの?」


《はい。スキル『憑依』は他の生物や一部の物に宿り、それを操ることができるようになるスキルです。生物への憑依はステータスの差が大きいほど容易になりますが、同格以上の相手にはほぼ通用しません》


「なるほど…あんまり使えなさそう?」


《いいえ。憑依をすることによって仮初の肉体を手に入れることができ、ダメージは憑依先が肩代わりすためゴースト種全般が抱える耐久面の不安を軽減することが可能です。余程の高火力や、神聖属性で攻撃されない限り、憑依先が持つ耐久をそのまま手に入れることができると考えてよいでしょう》


「あ~…それは確かに強いかも。まあ、聞いてる感じ、進化してデメリットになりそうなものは無いかな?」


進化すると、全体的なステータスの上昇と『憑依』というスキルが使えるようになるらしい。

どっちもうれしい影響だし、見た目に変化がないのなら特に問題もなさそうだ。進化してもよさそう。


「うん、私進化するよ!ミシャ、お願い!」


《はい。では進化を実行します。進化中は強制的に休眠状態になりますが、よろしいですか?》


「え?そんなのあるんだ……まあ、日の光は当たらないし、こんな木の中までモンスターも襲ってこないだろうし、やっちゃっていいよ」


《はい。では、改めて進化を実行します。おやすみなさい》


「うん。おや、す、み………」


ミシャの声がどんどん遠くなっていく。

視界が暗くなって、眠気で何も考えられなくて……そのまま私の意識は闇に落ちた。













《おはようございます。『ファントム』への進化は無事完了しました》


「うぅん…?……ああ、おはよう」


眠っていた私を起こしたのは、ミシャの声。

それに引っ張られて意識が戻ってきて、まだ少し気分が重いけど目が覚めた。


「…ちょっと気が重いけど、眠気がパッ!って消えた……霊体ってすごい」


霊体なので、眠る必要のない私。進化で眠気に襲われたけど、進化が終わった瞬間凄まじく目が冴えた。

肉体だと体が起きるまでに時間がかかるし、その差なんだろうね。


「さてさて、じゃあステータスを確認しますか?ミシャ、お願い」


眠気の事はさておき、進化して変わったステータスを確認する。

ミシャが見せてくれたステータスはこれ。


――――――――――――――――

名 広田未来

種族 ファントム

レベル30


HP 150/150

MP ∞


筋力 0

防御 102(物理無効)

魔力 812

防魔 334

素早さ 408


スキル

『魔力無限』『自由自在』『浮遊Lv2』『霊体攻撃Lv1』『炎魔法Lv2』『神聖魔法Lv2』『防御魔法Lv1』『生命力吸収Lv1』『憑依Lv1』『魔力制御Lv1』『思考加速Lv2』『生命感知Lv1』『魔力感知Lv2』『情報精霊Lv1』

スキルポイント18


称号

『転生者』『同族殺し』『アンデッドハンター』『格上殺し』『解放者』

――――――――――――――――


進化して強くなった私のステータスは、全体的に見て進化前のほぼ二倍に伸びていた。

他のステータスと比較するとまだ貧弱な防御ステは100を超え、一番伸びが良い魔力ステは800の大台。

それと、『浮遊』の好きレベルが上がった恩恵もあり、素早さステが400を超えている。

ここまで成長するとは思わなかったね……いい意味で想定外。

あと、地味にうれしいのがスキルポイントを手に入れてること。

進化前は13だったはずだから、5ポイントか。かなり美味しいね。


そして…


「このステータスなら一般人くらいなら憑依できるんじゃないの?…そんな人はここにはいないって問題はあるけど」


新しく手に入れた『憑依』のスキルも、これだけのステータスがあれば一般人に取り付くくらいならできるはず。 

この森に居るモンスターは到底無理だろうけど…いつかは使う時が来るはず。


「『憑依』はそのいつかのために取っておくとして…これだけステータスが伸びたなら、そろそろスライムくらい狩れるよね?外の様子は…夕方かな?じゃあ、もう少しの辛抱だね」


『憑依』は一旦置いておくとして、私がどれくらい強くなったかだ。

これだけ強くなったなら、そろそろ外のモンスターを狩れてもいいくらいだと思う。

せめてスライムくらいは倒したいところだけど…まあ、それは私の頑張り次第か。


「夜になったら私の時間。今日こそは1体でもモンスターを狩ってやる!」


その決意を胸に、どうやってスライムやその他のモンスターを倒すか妄想する。

いや、脳内シュミレーションって言った方がカッコイイね。


モンスターをどうやって倒すかの脳内シュミレーションに没頭していると、あっという間に夜がやってきた。

まだ明るいけれど、日が落ちて日光に焼かれなくなったことを確認した私は、すぐに外へと飛び出した。

面白いと思った方は★★★★★とブックマーク、感想、コメントで応援していただけると嬉しいです。

――――――――――――――――

名 広田未来

種族 ファントム

レベル30


HP 150/150

MP ∞


筋力 0

防御 102(物理無効)

魔力 812

防魔 334

素早さ 408


スキル

『魔力無限』『自由自在』『浮遊Lv2』『霊体攻撃Lv1』『炎魔法Lv2』『神聖魔法Lv2』『防御魔法Lv1』『生命力吸収Lv1』『憑依Lv1』『魔力制御Lv1』『思考加速Lv2』『生命感知Lv1』『魔力感知Lv2』『情報精霊Lv1』

スキルポイント18


称号

『転生者』『同族殺し』『アンデッドハンター』『格上殺し』『解放者』

――――――――――――――――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。