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ガランディーナ  作者: たま


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1/4

女神の戦士

魔法と水晶の国ガランディーナにやっと新しい女神が誕生した。

空を覆う雨雲がやっと晴れ太陽の光が大地に注ぐ。

この1年、竜が現れ涙を流し続け暴れた。その為ガランディーナはほとんど水没し国は滅亡の危機に瀕した。

前の女神の戦士達が竜を倒し、やっと新しい女神が生まれたのだ。

これから、その新しい女神を守る新しい戦士達を決める大会が始まる。

ガランディーナの神殿、メテオポリスに国中から若者が集まる。

クリスタも戦士になるためにメテオポリスにやって来た。

「あ〜っ、腹減ったなあ〜」宿屋は満員で今日は野宿だ。

クリスタは白い肌に銀色の髪の少年だ。

田舎で養父とオドリの放牧で生計を立てていた。

オドリとはガランディーナの美味しい鳥肉であり、その脚力で乗り物としても活躍する万能の家畜なのだ。

だがある日、暗黒のマントの謎の男が現れ、養父を殺した。

クリスタも謎の男に挑んだが、全く刃が立たなかった。男はクリスタを殺さず、「私が憎いか?憎ければ女神の戦士となって俺を討ちに来いと言って姿を消した。

クリスタは、オドリを売って金を作り残した1匹で草原を横断してメテオポリスに来た。

が、宿はどこも満員で値段もバカ高くなってしまっていた。

国中の若者が戦士に成るためメテオポリスに集まっているせいだ。食い物屋もどこも満員でクリスタは空きっ腹のまま野宿するしかなかった。

明日から予選が始まる。とにかく勝ち進むしかない。


「試合はじめ!」同じ番号のゼッケンを付けた他3 人を渡されたクリスタルの剣で倒せば予選通過だ。

この世界はケイ素で出来た世界なのでクリスタルの剣と人間は同物質なのだ。クリスタルに魔法が宿れば人間になる。クリスタルの剣で斬られると閉じ込められた魔法が身体から離れてしまう。

すると人間はただのクリスタルになってしまう。

それが「殺す」と言うことだ。

魔法を自らの身体に取り込む事が出来る能力者達も居るがほとんどは取り逃してしまう。2度と人間に戻ることは叶わない。

予選で参加人数は1/4に減った。

クリスタルとなった人間はどこへともなく片付けられた。

ここからはトーナメント戦だ。

クリスタは何とか生き残ったが、見ると半分は能力者のようだ。身体が発光してるものがかなり居る。

「やばいな。あいつらには2つの命がある。簡単には倒せないぞ。」トーナメントでクリスタの次の若者が声を掛けてきた。

メガネを掛けたインテリっぽい青年だ。

「あ〜あ、せめて僕らが炭素主体の身体なら、こんな簡単に魔法が抜け落ちないのにな。僕らはすぐに硬化してしまって結晶化してしまう。」青年が残念そうに言う。

「そんな炭素で魔法が宿ることなんてあるのか?あれは燃料だろう?」そうここガランディーナでは炭素の集合体と言えば寒い時に暖を取る(すみ)なのだ。

「そんな国もあると本で読んだ事があるんだ。彼らには魔法は無いらしい。そのかわり欲望が身体を支配して司るらしい。僕らが洪水で流されて溶けて消えるように、彼らは燃やされて消えるそうだ。

面白い話をするインテリ青年だったが、3回戦が始まる時には姿が無かった。


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