終わりの始まり
学校終わり。喪加医夢は幼馴染とのことについて考えていた。
突然だが、私にはかっこいい幼馴染がいる。齋藤成人。きっと彼は私が好きで、私も彼が大好き。彼を見てるだけで私は幸せ。
「あ、成人から電話だ!もしもし?」
「夢か?今どこにいる。」
「今?校舎内にいるよ!成人はどこにいるの?」
「そんなことはどうでもいい。いいか?学校の敷地内から出るな。」
「え?」
「いいか、夢。俺、多分死ぬわ。」
「え?なに?どういうこと?ねぇ!」
「説明する。多分だけど、ゾンビみたいなのが街中をうろちょろしてる。襲われている人、助けれなかった。そのとき、襲われてた人が、ゾンビ?になった。俺、噛まれた。多分、ゾンビになる。」
私は慌てて話を遮って
「ゾンビ?嘘だよね。なにか事件に巻き込まれてるの?大丈夫なの?成人!」
「夢!聞け。本当にゾンビがいるんだ。俺も……だいぶ意識が薄れてきた。だから……聞いてくれ。ゾンビは肌がただれてたり、血色が悪い。ひと目見ればわかるくらいにな……それに、襲われた人の……感染にかかる時間が……人によって違うっぽい。はやくても感染に1分くらいかかるっぽい……」
「あぁ……成人?嘘……だよね?」
「……嘘じゃねえ!……信じて。俺は……多分死ぬけど……後追いなんか……するなよ?覚えとけ……俺はお前のこと……愛してるから………生きててほしいってこと!はぁはぁ、お前は俺のこと……好きじゃないかもしれねぇけどよ…………俺はお前のこと…………好き……だから………きろ………生きろ!!!………じゃあな。」
「………成人…成人!!!ねぇ!返事してよ!ねぇ!」
「―――」
「……成人……私……成人を探さなきゃ。」
次回、迷う




