#17
まさかの連日投稿!どうしたww
「俺の知ってるこの世界のなり達について教えよう。」
コキノス王国第三王子様がおもむろに話しだした。
その前に一つ補足すると、王子様の道案内により
(どうしてこんな簡単な道で迷うんだ、と文句を言われたが)無事に宿場町に着きました。
私は精霊さんにお願いをして、普通の人からは茶髪、茶色の瞳に見えるようにしてもらった。
「まず、この世界は一つの大きな大陸と無数の島々で出来ているとされている。
ここはその大陸。大陸には5つの国がある。」
「されているってことは、まだちゃんと解明されてないの?」
「あぁ。そもそも世界が理論的にどのような存在しているかもわかっていない。
神の涙と精霊の息吹で出来ている、ということになっている。」
まぁ魔法なんてものがある世界だもんね。そもそも地球とは物理法則がちがうっつーことか。
「大陸は【大いなる大地】と呼ばれている。」
うわ。そのまんまー。
「【大いなる大地】にある5つの国はそれぞれ守護される精霊が違う。
そもそも【精霊】の定義を理解しているか?」
全然。
「精霊はどのような存在、物質にもやどっている。
その中でも【始祖精霊】と呼ばれ利る精霊は特に強力な力をもっているんだ。
始祖精霊は火、水、風、土、光、空間、時間、そして闇だ。
時間の精霊は少々役割が特殊なため、時間以外の精霊達を総称して【七聖霊】と呼ぶ。
コキノスは赤色の火。
ウラノスは青色の水。
プラシノスは緑色の風。
メラプソスは茶色の土。
フリサフィは金色の光。」
王子様はそこで一呼吸おいてから、告げた。
「特別視されているのはグリゾス。灰色の闇だ。」
ん?おかしくね?
闇といえば黒でしょ?
なんで灰色なわけ?
「黒はすべての色の総称。
すべての色を足すと必ず黒になる。
だから黒は清い尊い色とされているんだ。色を、ひいては世界を統べる者としてね。
闇自体は清い。しかし、その性質故に恐れられる。
ひとたび扱いを誤ると敵になる精霊、それが【闇】だ。」
なんかむずかしいんだね。
「グリゾスは闇を穢れた用途で使った。
だから澱んだ色、つまり灰色を与えられたのだ。」
なんか、重たい話ですが魔王ってのはいったいどこにいんの?
もしかして、もしかしてさぁ。。。
「そうだ。魔王はグリゾスの王。
魔物を束ねる世界の敵。
それが魔王だ。」
王子様はにやりとわらった。