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プロローグ
第1章のプロローグです。
先に言っとくと特に深い意味はない回です。
王城の一室にて
M「なあ、本当にあいつ連れて行って良いのか?」
H「その事はもう決まったじゃない。ぐちぐち言わないの。」
M「でも、もし万が一があったら………」
K「僕達が全力で押さえ込めばそれで終わるから、ね?」
M「でもなぁ…やっぱりなぁ………」
k「えっと、いつもはほんとに優しいし、問題無いと思うよ?」
M「そうでもなかった気もするが。いやそうじゃなくて、もし暴走したら……」
H「アレヌ様がしっかり調教してくださったようだし、きっと大丈夫よ。昔の状態を維持できるようにって、能力の弊害を一時的にだけど消してくださったじゃない。」
M「それは……。いやなんでも無いわ。」
K「戦力としても惜しいし連れていくしかないよ。ここを潰されるわけにもいかないでしょ?」
M「…そうだな、仕方ない…か。」
H「じゃあ、次は具体的な作戦を詰めていくわよー」
そうして30日の夜は過ぎて行った。
彼らは一体誰なのか…!