Inkitt diary #10|BookTok(TikTok)挑戦記!再生数・滞在時間のデータから見えた海外集客のリアル
今回は、以前少しだけ触れた「BookTok」のお話です。
日本でインディーズ小説の宣伝といえばX(旧Twitter)が主流ですが、Xを眺めていても海外アマチュア作品の広告はあまり見かけず、閲覧数も控えめな印象です。
海外の掲示板(Reddit等)やAIによると、海外で小説の広告・宣伝といえば「BookTok一択」と言ってもいいレベルだそう。
1. 海外作家たちのBookTok広告スタイル
実際に海外のBookTokを覗いてみると、以下のようなスタイルの投稿が多く見られます。
画像のスライドショー: 作品のフック(惹き込み)やエモいセリフを載せる
紙芝居型: ユーザーが自分でスワイプして画像をめくるタイプ
ショート動画/AI動画: ちょっとした映像表現を入れる
作家本人の顔出し: 自分の言葉で作品の魅力を語る
とにかく海外作家は顔出し投稿がかなり多いです(キレイなお姉さんが語っていると、それだけでつい見ちゃう!)
……ただ、自分がやるとなると話は別。
見知らぬおじさんが拙い中学生英語をたどたどしく話している映像なんて、想像すると面白いですが……やってたまるか!
動画を一から作るのも慣れないと大変そうなので、「スライドショー」か「紙芝居型(自分でスワイプするタイプ)」の2択に絞ることに。
結果として、僕は「紙芝居型」を採用。
10枚以上画像を準備している作家さんもいますが、画像を作るのも大変ですし、情報は多ければいいというものでもありません(何より考えるのが大変!)。
2. BookTokアルゴリズムの癖と「運用自動化」の戦略
観察していて気づいたのですが、BookTokは「1つ動画をアップすればずっと再生され続ける」という仕組みではないようです。
体感として、数字が動くのは投稿してから最初の24時間くらい。
定期的に更新していくことでアルゴリズムがクリエイターの属性を学習し、適切な配信先を決めていくシステムになっています。つまり、よほどバズる要素がない限り、最初の数回は「データ収集用の下地づくり」ということです。
「定期的に新しい動画を作る」というのはかなりハードルが高く感じますよね?
そこで僕は以下のような運用作戦を考えました。
1. 最初に10本ほどのベース動画(4枚程度の画像)を作る
2. 以降は、その動画を少しずつマイナーチェンジして使い回す
まったく同じ動画を投稿し続けるとアルゴリズムに「スパム」判定されてしまうらしいので、ハッシュタグの調整、BGMの変更、画像内の英文の微調整など、少しずつ変化を加えて再利用していく形です。
3. データ分析が何気に楽しい
TikTokのアナリティクスでは、動画の「平均閲覧時間」「閲覧人数」「性別」「国籍」などが細かく開示されるので、観察しているだけでもめちゃくちゃ面白いです!
僕の現在までの戦績(3本投稿)はこんな感じです。
1本目: 310再生(平均滞在時間 6秒)
2本目: 302再生(平均滞在時間 14秒)
3本目: 250再生(平均滞在時間 23秒)
再生数自体は少しずつ落ちていますが、平均滞在時間が「6秒 ➔ 14秒 ➔ 23秒」と大幅に伸びています!
これはアルゴリズムが学習を進め、「この動画を最後まで見るべきターゲット層」へピンポイントで届けてくれるようになった、という事だと思います。
それと面白いのが配信地域の変化です。
最初は全部英語の投稿なのに「日本メイン」で配信されていたのが、2回目以降は英語圏、特にアジアの英語圏であるフィリピンが最大の太客になるという現象が起こっています。
Inkittのアナリティクスを見るのも面白いですが、BookTokのデータ分析もまた違った楽しさがありますね!
目指せ、アメリカ本土上陸!
今回はこんな感じです。




