ヴァンパイア事件の顛末
「血……血……若い血が、もっといるの……もっと……」
真っ暗な路地をふらふらと彷徨う人影。
「じゃないと……早くしないと……」
その姿は、まるで幽鬼のようであった。
『本日未明、〇〇市にて遺体が発見されました。被害者は〇〇市在住の……』
ニュース媒体がこぞって事件を報道している。
2XXX年。15歳から20代の女性が全身から血液を抜かれ、首筋に傷を残して死亡するという連続殺人事件が発生。その異常性により、通称をヴァンパイア事件と呼ばれる。
警察も捜査本部を設置し、懸命な捜査が続いていたが、被害者に年齢と性別以外の共通点が一切見つからず、目撃情報を初めとした手がかりも一切ない。
「ヴァンパイア事件、ね」
スマホに指を滑らせて、反応しそこねたスマホ画面に浦戸が舌打ち混じりに呟いた。
「随分と酔狂な名前ですわねぇ」
ソファで長い脚を組み、カップを傾ける羽鳥。
「今度は、おいしい思いができるといいんだが」
ニュースを読むことを諦めてスマホをポケットに滑り込ませる。
「どうかしら」
浦戸が立ち上がると、カップをローテーブルに置いて羽鳥も立ち上がる。赤い液体がカップの中でバラが咲くように波紋を広げた。
「まぁなんにせよ」
浦戸の目が羽鳥に向く。
「暇つぶしには、なるかしら」
羽鳥も心得たように微笑み、2人は連れ立って夜の街へと足を踏み出した。
若い刑事、矢原が眉をひそめてため息をついた。
「ヴァンパイア事件……マスコミも面白がってこんな名前なんか付けて……ほんと不謹慎ですよね、宮寺さん」
宮寺と呼ばれた壮年の刑事が肩をすくめた。
「そうだな……ま、こんだけ異常な事件だ、マスコミが騒ぎたくなるのも分かる」
「それはそうですけど……こんなに注目されてるのに犯人が見つからないっていうのもおかしな話ですよね」
難しい顔をしたまま矢原が読み込んだ資料を思い出すように目を落とす。その様子を見ながら、宮寺は窓の外から道路に目をやってため息をついた。
「にしても、宮寺さんは張り込みより聞き込みに回るもんだと思ってましたよ」
それなりに長く組んでいるらしく、分かったような口をきく矢原に宮寺が肩をすくめたとき。がちゃり、と、アパートの扉が開いた。
「失礼する」
家主が招き入れてもいない、鍵もかかっている部屋の扉が静かに開き、男が入ってくる。
「え、ちょ……ここは関係者以外立ち入り禁止ですよ!退去願います!」
矢原が困惑しながら慌てて進み出て、闖入者の行く手を阻んだ。しかし、遠慮もクソもない様子で男は歩みを進め、さらにその後ろから女が続く。
「あらあら。客人が来ることくらい部下に伝えておくのが常識というものではなくて?宮寺」
「すまんな、こいつは頭が固いから、外部からの協力者を招き入れると言うとうるさそうでな」
苦笑を浮かべて当たり前のように2人を受け入れる宮寺に矢原が目をむいた。
「え、宮寺さん!?」
しかしさらにそれをまるっとスルーして男―浦戸―はソファに陣取り、ふてぶてしく足を組んだ。様になる足の長さが腹立たしい。
「構わん。それより、話を聞かせてもらおう。羽鳥」
「ええ。では、聞かせてもらいましょう、宮寺。例のヴァンパイア事件とやらの話を」
女―羽鳥―もまた、男の隣に腰を下ろす。
「あぁ。とはいえ、あらかた話は聞いているだろう?おそらく、お前たちが聞いている話より多くはまだ調べがついていない」
「ふむ、まぁ、そうだろうな」
「随分と面白い事件ですもの、いろんな意味で」
不敵に笑う浦戸に含み笑いを漏らす羽鳥。酷く不謹慎な態度であった。
「面白いって……何言ってるんですか、殺人事件なんですよ!?」
「……調べがついていなくとも、俺達を呼ぶという事は何か気になる事でもあったか」
浦戸は宮寺しか見ていない。矢原の存在には全く見向きもしない。
「手口が、ここ数件ほど変わった」
「別の事件を勘違いしているのではなくて?」
深刻な面持ちでため息をつく宮寺に羽鳥が首を傾げた。
「いや、血を抜くという、一番異常な部分は変わっていないんだが、凶器がな」
「宮寺さん!それは箝口令が敷かれた機密事項ですよ!?」
宮寺の言葉を遮るように矢原が悲鳴を上げるが、宮寺はそれに首を振って応えた。
「俺がこの2人に協力を要請した、情報提供は当たり前だろう」
確かにそうかも知れないが、警察という組織に身を置く以上はこの上司を諌めるのも矢原としては当たり前の行為であった。
「しかし……」
「さっさと続けろ」
矢原の反論は浦戸によって遮られる。宮寺は肩をすくめるだけの反応を返し、話を続けた。
「あぁ、悪いな。で、凶器だが。これまでの被害者は首筋に二つの小さな傷跡を残した失血死だった、だからマスコミはヴァンパイア事件なんて言い出したわけだが……ここ最近は首筋、太もも、わき、まぁでかい血管がある部位だな。でかい筒状の刺し傷が確認されている。しかも、被害者の数も増大。さすがに、これ以上手をこまねいているわけにはいかん」
「で、なぜ私たちが呼ばれたんですの?正直申し上げて、私たちの管轄とは思えませんわね」
羽鳥がつまらなそうに首を振る。今の話で興味が失せかけているのが目に見えて分かりやすい。
「だから今まで協力要請をしなかったんだがな、さすがにここまで好き勝手されて手掛かりがほぼ0なんてありえない。お前たちの意見が聞きたかった。意見じゃなくても、お前たちがここに来るかどうか、協力に応じるか、その反応だけでもと思ってな」
そして、2人はここに現れた。宮寺の狙い通りに。
「なるほど。それで、どうみる?」
呆れたような面白がるような、そんな様子を隠しもせず浦戸は軽く肩をすくめた。
「少なくとも、協力を頼む前からお前たちがこの事件に興味を持ってたみたいだから、あながち俺の考えは外れてはいないんじゃないかと見ている」
浦戸は頷き、羽鳥は笑った。
「………実行犯はお前たちの管轄だろう。だが、裏で糸を引いている輩はこちらの管轄。俺達はそう見ている」
「そうですわね。いくら無能な警察でもここまでじゃないと信じたいですし」
しれっと無脳呼ばわりされて、宮寺は苦笑し、矢原は顔をしかめた。
「一体何の話を……それに、この二人はどういう人たちなんですか、宮寺さん」
矢原が宮寺に問いかけるが、それに反応したのは羽鳥だった。
「あら、私達に興味がありますの?教えて差し上げてもいいですけど…………好奇心は猫も殺すと言うでしょう?」
挑発するように艶やかな笑みを浮かべる羽鳥は怪しい魅力に溢れている。むしろそれがなかったらただの不審者だ。
「羽鳥。からかうのもほどほどにしておけ」
「矢原、こいつらについては深くは聞くな。知らない方がいいこともある」
それぞれにそれぞれがたしなめられた。矢原としてはとても納得がいかない。
「ちょ、それどういうことですか!?」
「どうでもいい話でいつまでも時間を潰すわけにはいかん。そこで、だ」
浦戸が無理やり気味に話を進めた。興味がないことにはとことん興味がない。
「何か考えがあるのか」
宮寺が問うと、羽鳥があくび交じりに応える。
「手をこまねいて被害者が出るのを待つわけにはいかないでしょう?ですから、古典的な手段ではありますけど」
「そちらから、人手を貸してもらおう。そこにちょうどいい人材もいることだしな」
怪しい不審者2人と上司の視線を一身に受けて、ものすごく嫌な予感がした。
「え……俺……?」
三人の首は無情にも縦に振られたのであった。
「ああ、血がなくなってしまった……」
とぷん……と、粘着質な水音が暗闇に沈む。
「また、次の血を取ってこなくちゃ……」
焦りを言葉に落とし込み、歓喜をにじませて。
「高貴で美しい……あの方に近づくために……」
狂った嗤い声が壁を這った。
草木も眠る丑三つ時。街にはネオンの光と喧騒が溢れているが、街から外れた路地は静まり返っている。
「古典的な手段って……人手を借りるって……囮じゃないですかぁぁぁ」
その場に似つかわしくない嘆きの抗議が矢原の口から飛び出した。
「あら、不満そうですわね」
「だって、囮捜査って違反なんですよ、やっと刑事になれたのにバレたらクビですよ、ク・ビ!」
呑気に夜の散歩を楽しむ羽鳥に矢原が噛みついた。こんなシチュエーションでなければ美女と夜の散歩で2人きりなんて、喜ばしいことである。たぶん。知らんけど。
「あらまぁ、了見の狭い。これが一番効率がいいんですのよ」
特に気負う様子もなく、先陣切って歩く羽鳥について行きながら、矢原はぶつぶつの文句を呟く。
「それに、こんな危ない役割、女性の羽鳥さんにやらせるなんて……浦戸さんは何を考えてるのか」
そんな言葉も羽鳥はどこ吹く風で笑い飛ばす。
「適材適所ですわ。第一、男2人でいるところより、女が入っている方が犯人も狙いやすいでしょう?それに私、こう見えて強いんですわよ?」
自信ありげに笑う羽鳥は美しい。こんな状況なのに呑気なものだ。
「じ、実は武道家、とか?」
羽鳥の自己申告に、矢原は期待を込めた目で顔を上げた。
「いいえ?でも、あんな人間なんかに遅れなんて取りませんの」
あっさりした否定。だがその後に聞き捨てならない言葉がある気がした。
「あんな……?…あの人、確かにふらふらしてて強そうには見えないけど……酔っ払いかな…?」
「ふふっ……アレの手元をよく見てごらんなさい」
おかしそうに笑って、幽鬼のようにゆらゆら歩く人影を指さした。その人影は、女性に見える。
「え?なんか棒?みたいなの持ってるのは分かりますけど……」
「血の匂いがしますわ。アレが実行犯ですわね」
羽鳥の瞳孔が鋭く人影を見据えた。まるで、獲物を見つけた獣のように。
「は、はぃ?え、血の匂いって……え、あれ、犯人?いきなりビンゴ!?」
「血……血がいるの……若い人間の…血が……」
血を這うようなおぞましさを感じさせる声が、おぞましいことを囁いている。
「ひっ」
思わず足を引く矢原の横をすり抜けて、羽鳥が微笑んだ。夜闇にやたら映えるその横顔。
「矢原さん、お下がりくださいな。すぐに宮寺も浦戸も来ますわ。私は先にアレを仕留めて参りますので」
「ちょ!?って……と、飛んだ……?」
引き留めようと伸ばした矢原の手は虚しく空を掴む。羽鳥の身体は助走すらなく軽やかに宙を飛んだ。
「血……!血ぃぃぃぃっ!」
振り上げられた腕と凶器が、正面から飛び込んでくる羽鳥を捉えた。
「私たちの名を騙るような事件を起こしてくださって……私、これでもとても不快に感じてますの」
すり抜けた。女が振り下ろした凶器は羽鳥を捉えきれず、空を切る。
「いぎっ!」
羽鳥のしなやかな身体が犯人に蛇のように絡みついた。赤く光る瞳孔と鋭い八重歯が、月夜を背に酷く印象的に映った。
「羽鳥、人間を押さえつけるのに跳躍はいらんだろ。ポッキリ折れちまうぞ」
悠然と歩いてくる浦戸。そして、息を切らしてヒィヒィ言っている宮寺。対比が酷い。
「はぁ、はぁ……思ったより…遠かったな……お前たちと同じ速度感覚と距離感覚で考えるような思いやりを見せてくれるとは思ってなかったぞ…」
「それは嫌味か?ただの体力不足だろう」
宮寺のささやかな抗議はあっさり聞き流された。
「そんなことより、浦戸?コレに聞くことがあるんじゃなくて?」
拘束されてろくに動けない犯人を締め上げたまま、羽鳥が浦戸を呼びつけた。
「おっと、そうだった。おい、お前。なぜこんな低俗な事件など起こしたんだ。聞かせてもらおうか」
浦戸の言葉に女がカッと目を見開いて叫ぶ。
「低俗……?これは儀式よ!儀式なの……私がもっと美しく、若く生きるための……!」
「ほぉ?儀式、か」
「あらあら」
浦戸は鼻で笑い、羽鳥は冷たい目で女を見ている。
「貴方達なんかには分からないわ、エリザベート様とドラクル様の技法を駆使したこの儀式を!これで私はまだ生きられる、美しく、若く、いつまでも!」
酔いしれたように叫ぶ。語る。常軌を逸した動機に矢原と宮寺は顔をしかめた。
「どこかで聞いたような話だな、羽鳥?」
からかうように浦戸が羽鳥を見ると、羽鳥が女を拘束する力を強めた。骨が軋む音と女の悲鳴が耳障りに響く。
「うふふふふ……そうねえ、私も有名になったものだわ。ねぇ、ツェペシュ?」
「なるほど、この強烈な血の匂いは血の風呂に入っているからか。あと、ツェペシュと呼ぶな、バートリ」
心底どうでもよさそうに浦戸がため息をつく。そろそろ女を縛り上げないと、羽鳥が縄の代わりをし続けている。本人は気にしていない様子ではあるが。
「バートリにツェペシュ……串刺し公……ですって……随分ヴァンパイア気取りの名前ね」
血走った目で女が吐き捨てる。だが、浦戸はまったく気にもとめずに宮寺に視線を向けた。
「宮寺。これが今回の報酬でいいな」
宮寺は即座に頷く。
「そのつもりだったから構わない。こいつの住処は頃合いを見て適当に見つけさせる。犯人は捕まる前に失踪。それでいいな」
話がついた。ついてしまった。
「ちょ、っどういう、こと……放して!」
危険を感じた女が渾身の力で暴れるが、羽鳥は涼しい顔で拘束を続けている。
「お前は話が早くて助かる。こいつは俺達で始末しておくし、裏で糸を引く奴も潰しておこう」
浦戸の言葉に頷く宮寺に、矢原が食ってかかった。
「え、宮寺さん、こいつ、逮捕しないんですか!?」
「そういう契約だ。俺達で手に負えない事件に手を貸してもらう代わりに、犯人はこいつらの餌になる」
場にそぐわない、珍しくもない単語。それがこの場で音になる意味。
「え、えさ…?」
女が震えた。恐怖を知覚したわけではない。言葉の意味を察したわけでもない。ただ、本能的に身体が震える。
「あまりおいしそうではありませんけどね。でも、因果応報、ですわね。己のために多くの人間を食い物にしたのですから。まぁ、私も人のことは言えませんけど」
うふふふ、と怪しく笑う。瞳が、紅い。
「まだ喰うなよ、バートリ」
「分かってますわ。まだ、こいつには聞かなければならないことがありますもの」
恐怖に負けた女が叫んだ。
「な、なんなのよ、あんたたちは!一体何なの!?」
浦戸と羽鳥の深紅の瞳が女を貫く。
「あら、あなた、自分でさっき言ってたじゃない。バートリにツェペシュ、ヴァンパイア気取りの名前だって、ねぇ」
にぃっと釣り上がった羽鳥の口角。八重歯だと思っていたそれは、そんな可愛らしいものではなかった。
「ヴラド・ツェペシュ、エリザベート・バートリ。お前の儀式の元となった技法の大本が俺達だ」
「光栄だわ、あなたに参考にしてもらえて。ほんと、虫唾が走るくらい」
氷のように冷たい声。暗闇で光る深紅の瞳。
「誇り高き我らの同胞を俺達のやり方と称して侮辱されるとはな」
決して声を荒げたわけでもない。吐き捨てたわけでもない。ただ、事実を事実として受け止め、静かな怒りを募らせる化け物がそこにいた。
「あーらら、あの犯人、浦戸を怒らせやがって……これから生まれてきたことを後悔することになるだろうなぁ……裏で糸引く黒幕もろとも」
宮寺が肩をすくめて、さぁ行くぞ、と浦戸たちに背を向けた。
「え、い、いいんですか!?」
「言いましたでしょう?因果応報だと。この女の血は、私たちがすべてすすって差し上げますわ。彼女に殺された被害者たちのように、ね」
矢原は羽鳥と一瞬だけ目を合わせ、宮寺に従わなかった自分を恨んだ。目の前にいるのは間違いなく、自分たちの手には負えない。矢原は呼吸を止めて、即座に宮寺の後に続いた。
「連れて行け、バートリ。二度とこいつが日の光を見ることはない」
背後から聞こえる凍てついた声が。
「そうですわね。ついでに、大人しくさせておきますわ」
女の息が詰まる音。抵抗する音が止まった。
「任せる。が、アイアンメイデンは最期だからな」
「分かってますわよ、私の麗しき愛しの乙女は生き血を好みますもの」
心底楽しそうに、羽鳥が女を担ぎ上げた。
「これで今回の事件は終わりだな。助かった」
宮寺が浦戸たちに背を向けたままそう告げる。
「こちらこそ。我らの名を騙る愚か者は始末できるし、さらなる愚か者を探す手がかりになったのだからな」
矢原の身体が震える。怖い。だって浦戸と羽鳥は、彼らが追うモノは。
「黒幕を始末したら一報くれ。知ってる身としては、おちおち飲み歩きもできん」
困りごとを相談するような口調で宮寺に力が抜ける。考えたくないことを一次的に頭から追い出して。
「いいだろう。捕らえたあかつきにはお前たちにも連絡してやる。ではな」
背後にあった3つの気配が、消えた。
こうして、ヴァンパイア事件は鳴りを潜め、風化していった。
しばらくして、犯人の女の自宅が発見され、血まみれの風呂場と凶器と思わしき物が発見された。しかし、犯人と思わしき家主が行方不明として捜索が開始された後もしばらくは何も進展がなく、話題にものぼらなくなったころ、犯人と思わしき女性の白骨死体が発見されたことで、事件は誰にも知られない形で完全な終結を迎えた。
矢原はコーヒーを片手にぼんやりとスマホでニュースを読み漁る。
浦戸と羽鳥……ヴラド・ツェペシュとエリザベート・バートリからの、黒幕捕縛の連絡はまだない。忘れてるんじゃないかと宮寺に聞いたけど、それはないと返された。
「ヴァンパイア族はプライドが高いからな。たとえ口約束であっても人間なんかよりよほど約束を重要視する。約束した以上、連絡がないという事は未だに黒幕は捕まえられていないということだ」
宮寺はそう言いながらざわめく居酒屋でビールを煽っていた。
いずれ、また何かの事件であの二人とは出会う事があるだろう。それまでには、解決させておいてほしい。というか、できれば二度と関わりたくはないと、矢原は心の底から思うのだった。
この世界、絶対にカーテン閉め切った部屋でPCいじる朝方吸血鬼とかいる。
…………なんかやだな、朝起きて仕事する吸血鬼www




