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続編へ向けて・霧島玲視点
プリンセスなんて、ほんとは誰もなりたくなかった。
でも一度スポットライトを浴びると、降り方って誰も教えてくれないんだよね。
あの屋上の夜から、一ヶ月。
私立あかつき学園の旧館は、相変わらず「映えない」し、わたしたち三人は、相変わらず「永遠のプリンセス」って呼ばれている。
違うのは、ひとつだけ。
もうここに、プリンス役を押しつけるつもりはないってこと。
だから今日、わたしが春野先生を旧館に呼び出したのは、前みたいな脅迫でもゲームでもない。
ちゃんと、現実のほうの「後始末」を始めるためだ。




