17/20
夜
僕は、全力で足を動かし、手を振り駆け出した。
風が頰に触れ、足に触れ、僕の心は心底震えた。
これが、幽霊というものなのか!
かかってこい!、凡俗な幽霊どもよ!
我にかかってこい!
やべえ、急に心が変になってしまった。一旦落ち着け。僕。
状況を整理しよう。
まず、僕は美女の死体を見つけ、そこから幽霊の感じがして逃げてきたな。
幽霊の感じはそうだな、足音や雰囲気、風の感じが心底震える感じだったかな。
これが人間の心か不思議なもんだな。
ところで何故、僕の手指が今震えているのだろう。
この風と寒さの影響かな。まあこの寒さは物語風に言えば、極寒の寒さに近いからね。




