みんなでしようよゲーム配信
やったね!今年中に間に合ったよ!
…すみません、遅くなりました
受験生って…辛いね(言い訳)
第二十二話始まります
『【加古川 セツナ】降☆臨』より
『…ふぅ、完璧』
見事な歌唱力で歌いきった彼女
「いや、うん…上手いんだけど」
加古川 セツナ
…葛城 巴の分身は、背中に自分と同じくらいの大きさの大太刀を背負ったロリ鬼だ、額にちょこっと角が二本生えている
服装は一昔前の暴走族が着てそうな特攻服に『夜露死苦』やら『悪羅悪羅』だのこれまた一昔前な雰囲気漂う感じだ
ロリっ子暴走族とかいう文化
「これまたクセがすごいわ〜」
斑鳩さんがニコニコで乾いた拍手をする
すごく笑みが引きつってますよ
…
いや、部屋の全員が固まってた
「キャー、セツナちゃーん!上手よ〜!」
訂正、そこでペンライト振ってる一人を除く
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『…先に配信した二人はすごく上手だから、私も尖っていかないといけないと思って』
『尖りすぎwww』『思考が置いてかれた』
コメ欄が凄い速さで流れていく…まぁ、ほとんどノリのいいコメなのだが
『それじゃあ』
…
『…ゲームしようか』
「おいぃぃぃぃぃぃぃ!」
そして始まる対戦型の落ち物ゲーム
『…ルームとパスワードはこれ』
「えっ?」
本当にする気なの?
「あ、はは…」
斑鳩さんが固まっている
さらに隣で奏が
「なるほど…そういう尖り方もあるんですね」
と言っていた
普通は無いです
あっ、本当に始めた
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ウソ、この子…テトリス強すぎ
どれくらい強いかと言うと
開幕五分後にはSNSで『加古川 セツナ テトリス』が国内トレンド二位になってた
ちなみに一位は『プロドリ 四期生』
やったね☆ワンツーだよ!
『…あれ?もう配信終わる時間』
『それじゃあ、バイバイ』
「終わったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
いや、三十分経っただけど…
周りのスタッフさんが白くなってる
なんだったんだ?さっきのは本当に三十分だったのか?数倍は長く感じた…何故…
頭を抱えている俺の肩をポンとキバさんが叩いた
「ソラ…考えちゃダメだ、あれは俺たちの理解できない世界にいる」
「…はい」
「美星…セイラでさえも途中から頭に『?』が浮かんでたんだ…俺たちに理解できるはずがない、ないんだ…」
最後まで、キバさんは俺に言っているのか自分に言い聞かせているのか分からなかった
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『【カルラ・S・アレグリア】HELLO WORLD』より
『アーアー、マイクテスト〜聞こえてマスか〜?』
「なんで本番でマイクテスト始めてんだよ…」
「まぁ、そういう掴みですかね?」
『聞こえてるぞ〜』『開幕放送事故か?』
『OKデース!』
待機画面が切り替わる
現れたのはテンガロンハットを身につけた
露出の多い金髪碧眼カウガールだった
『ハローエブリワン!私はカルラ・S・アレグリアと言いマース!』
「へ〜、Sはシリウス…と」
「ソラさん、さっきから公式サイトに載っている情報ばっかり聞いてますね」
「は?マジ?」
「はい」
…考えてみたらそりゃそうだな
所属タレントの名前は載ってますよね
『ンンっ!よろしくお願いしマース!』
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「ん〜」
「なんでやろ…普通や普通やのに」
「味気ない…」
斑鳩さんは普通というがむしろ話は上手い方だ
ただ…
「順番が悪かった」
「どすな〜」
巴のあとではインパクトが足りないのだ
「うーん何か一つ欲しいな」
「ですね…」
少し空気が重くなったその時
『私の配信がツマラナイ!と思っているそこのアナタ!』
突然彼女が叫んだ
『最後くらいは楽しんでクレハの配信に行ってくだサーイ!』
そう言うと、配信のBGMを消した
そして
『〜♪』
最近話題の歌手の曲をアカペラで歌い始めた
「嘘…」
それを聞いて奏が声を漏らす
「どうした?」
「…私、絶対音感持ってるのですけど」
「うん」
「彼女の歌…一切外れていないんです、アカペラなのに、半音のズレすらない…その上、ビブラートも綺麗に出ています」
ふと、彼女の眼を見ると
驚きと感嘆、賛美が入り交じりキラキラと輝いていた
「完璧…その一言です」
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『【葉月 クレハ】初配信のような何か』より
『皆さん〜おはこんばんにちは!今日の配信を始めます!ということで〜』
先程の余韻が抜けないまま、紅葉の配信が始まる
『もうすることがない!』
『草』『まぁ最後だし』『何とかなるって』
『私もゲームしようかしら、落ち物パズルゲームとか?』
『二番煎じになる』『もっと別のを』
『そうね〜、あっ!ソラの恥ずかしい話とか』
「おい!」
『あり』『面白そう』
『それじゃあ、一つ…あいつ、耳がいいのは知ってるわよね』
あっ、やべぇ…あいつ話し始めた
『私たちが高校一年のときに真後ろから近づいて耳元で「おはよ…」って囁いたら、女の子みたいな声出してビクってしたことあるのよ〜』
『は?』『ASMRだと』『ゆ"る"さ"ん"!』
『もう、キャャャャャ!って叫んでね』
「…キャャャャャ?」
「まぁ、人それぞれ…あるんやろ、奏はん気にしやんとき」
おい、その憐れむ目をやめろ…奏もそのちょっとどう反応すればいいのか分からない目をやめてくれ
覚えてろよ、紅葉
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『ふぅ、楽しかった!やっぱり配信するのはいいわね』
「紅葉…」
『あら?何かしら、恥ずかしい話をバラされた人』
「お前が話したんだろ!」
『うわぁ、コワイワー』
紅葉の配信が終わって即座に電話をかけた
すると
『空サーン!私、頑張りましター!』
『ちょっと、耳元で叫ばないで!スピーカーホンにするから』
向こうからテンションが高いアンジーの声が聞こえてきた
興奮冷めやらぬ…といったところか
などと考えていると、服の裾が軽く引っ張られた
振り向くと、奏がこっちを見ていた
「あ〜はいはい、こっちもスピーカーホンにするから」
そう言うと、彼女は嬉しそうに目を輝かせた
『…お疲れ様』
「あーと、巴かな?」
『…そう』
『巴も面白かったデース!』
『…あうあうあう』
電話の向こうで面白い絵面になっているのだけは感じた
「ク、クレハさんもソラさんも、お二人共慣れた様子でとてもよかったです」
「ありがとう」
『ありがとう、奏ちゃん…あっ、でも一つだけ』
「?はい」
『配信外では、私のことは紅葉って呼んでくれる?』
あぁ、つまり配信以外ではちゃんと本名で呼べと
『それに』
『配信外じゃソラじゃなくて空よ』
空気が重くなった
「は?何言ってんだよ紅葉?ソラは空だろ?」
『あなたは分からなくてもいいわ』
なんだそりゃ
後ろにいた、斑鳩さんがぽつりと
「おぉ、こわいわ〜」
と言ったのが聞こえた
「…はい、分かりました!申し訳ございませんでした!」
『分かればいいのよ』
一気に空気が軽くなったのが分かった
重くなる原因から分からなかったが…
とりあえず、話を変えよう
「そういえば、コラボの解禁っていつだったっけ?俺と紅葉は俺たち二人でするならしていいって言われてるけど?」
『…同期は一週間後、そして』
『事務所内は半月後からデース!』
「外部に関してはマネージャーに要確認です」
「お前ら、ちゃんと確認してるんだな」
『あんたも確認してなかったのね』
その言い方は紅葉…お前も仲間か
まぁ、とりあえず
「それじゃあ、この一週間はソロでの配信で感覚を掴んで、その後…五人で雑談かゲームの配信するか?」
『…落とし所としては丁度いいと思う』
『そうね、それがいいわね』
「そんじゃ、そういうことで!解散!」
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その後の一週間はそれと言って大きなことも起きずに各々が自分らしい配信をしていた
俺はスマホアプリのカードゲームを視聴者参加型で三連勝耐久配信
奏は雑談配信で趣味の話をしていた
巴は晩酌しながら対戦型シューティングゲーム
アンジーは歌枠
紅葉はFPS
と…ちなみに俺の配信はネタデッキを使ったら散々ボコられてキレてた
などと、思い出していると
『配信準備終わりました!お待たせしてすみませんでした』
ヘッドホンから奏の声が聞こえた
「了解〜それじゃあみんな配信始めようか」
『アイアイサー!』
『…了解』
『わかったわ』
さて、掴みは打ち合わせ(紅葉抜き)で話した結果になるかな?
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『【I’ll Win】相手を殴って場外に落とす簡単なゲーム/天望 ソラ視点【四期生】』より
よし、全員配信始まったな
それじゃあ、頼むぜ紅葉
『さァ、始まるザマスよ!』
「いくでがんす!」
『…ふんがー!』
『…あんたら真面目に始めなさいよ!』
…おぉ!
『クレハさん…完璧ですね』
『えっ?何が』
らき☆すたってもう軽く十年以上前のアニメってマ?
最後のくだりをするとそのままOPが脳内再生余裕
ということで、次回…久しぶりのゲーム配信回です、元ネタは分かりやすく書くと思います
えっ?題名的に今回だろって?
…
いつの間にか、初投稿から一年経過してました
改めて、この方向性がイマイチな話を読んでくださっている方々には感謝感激です
受験の追い込みで執筆する時間が無かったと言い訳をさせてください
これからもっと酷くなる
あっ、追い込みと言えば…
今年の有馬はエフフォーリアのクロノジェネシスを完全に封じ込めてからの見事な差し切り凄かったですね
これでも秋天より調子が悪かったのだからさらにすごい
まぁ、秋天は秋天で
マイルの女王…グランアレグリアと
飛行機雲…コントレイルを差し切ってますからね
例のウイルスが落ち着いたら一度、北海道に足を伸ばしてみるのもいいかも知れませんね
ドトウとシャトルにも会ってみたいですし
欲を言えばデジタルにも会ってみたかったですね
…ここまで語っておきながら現代の馬文化なウマ娘はアニメだけなんですよね
受験が終わったら始めようかな…
それとも配信者デビューしたときに
『今更始めるウマ娘』
的な感じで配信するのもありかもしれませんね
…ほとんど馬語りになってしまいましたね
それではここら辺で締めておきますか
ブックマークと評価ありがとうございます!
二月の終わり頃まで月一いけるかな?くらいの更新頻度になるかもしれませんがお付き合いいただけると幸いです!
それでは、また次の配信でお会いしましょう
I want to see you again…
皆さん良いお年を
そして来年もよろしくお願いいたします




