サクラ色ハッピーエンド
身の回りの物を整理をしようとしたら物が溢れました
片付ける前より増えてるって何があった…
第十三話始まります
「なぁ、加藤」
「なんだ?」
加藤がスマホを弄る手を止めてこちらを見てくる
「サクラルートのノーマルエンドまでいけた」
「…それで?俺にどうしろと?」
「ハッピーエンドの条件教えて」
「…調べろよ」
「エンド内容まで出てきそう」
すると加藤は小さくため息をした
「…どのヒロインも共通でハッピーエンドは好感度MAXでたどり着ける」
「そっか、ありがとうな」
「どういたしまして」
なんでお前、今日は素っ気ないの?!
と、思った俺の気持ちを察したのか加藤は無言で視線を動かした
その先にいたのは…
「じ〜」
あ〜めんどいですね
なんで同じ教室なのにわざわざ廊下からこっちを見てるんですか紅葉さん可愛いですねコンチキショー
「それに松永も嫁とイチャついてるから…」
あぁ…それか、それは分かる
なんか知らないがあいつら今日は二人で図書室行ってるからな
「…どうせ俺は幼なじみポジの子もいないただの友人枠だよこのラブコメ主人公!」
「誰がラブコメ主人公だ!そんなにご立派なポジションだったら苦労しねぇよ!」
「おぉ?いい度胸じゃねぇか!なんならてめぇの学園ラブコメヒロイン全部挙げてやろうか?」
「やってみろよ!」
そんなにモテモテだったらこんなに辛くなってないだろ!
「まずそこの幼なじみ!」
ビシッと加藤が教室の外から覗き込んでいた紅葉を指さす
「次に風紀委員長!それに生徒会長!それにラブコール激しめの巨乳後輩!」
「やめろ!俺が悪かった!」
言葉にすると確かにラブコメでもないとありえない人選だった…
だがな、あいつらはラブコメヒロインとかじゃなくて俺の悩みの種そのものなんだよ!(紅葉除く)
クソっ、胃がキリキリしてきた
加藤も全力を振り絞ったのか肩が上下に揺れていた
「そ、それでだ…最後に一つだけアドバイス」
「ん?」
「今とサクラの攻略をするセーブデータは分けておけ、後悔するぞ」
そう言うと加藤は立ち去って行った
そして、入れ替わりに紅葉が近づいてきた
「…違うからね」
「何がだよ」
「昨日のやつ、凄いとか思ってないから」
…ツンデレかよ、ありがとうございます
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『【愛園学園】サクラルートあわよくば完全攻略!【天望 ソラ】』より
「おはこんばんにちは、今日の配信を始めるぞ」
とりあえず、加藤に言われた通り
セーブデータを二つに分ける
…このゲーム、セーブファイル多くね?
『おっ?分けてる』『ネタバレ見たのか?』
「いや、友人からのアドバイス」
『お友達有能』『ハーゲンダッツ奢ってもいいと思う』
えっ?!そんなに凄いの?
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「まぁ、他のヒロインの友好度も上げながらサクラちゃんメインで進めていきますか」
ということでサクラと一緒に静や美香の友好度を上げながらサブイベをこなしていく
と言っても、どちらも決まった時間に会いに行くだけなのだが
そして
《メインイベントーーー文化祭》が解放されました
はい、文化祭です
ついでに言うと
静と美香の友好度も『知り合い』から『意識してる』には上がった
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メインイベントが解放されてから家に戻るとイベントが発生した
ソラ(文化祭、誰か誘いたいな)
そして選択肢、
『サクラ』『静』『美香』『コハル』
他のまだ会ってないヒロインには鍵マークがされているが、会ったことがあるのは誘えるらしい
…ん?
「コハル誘えるのかよ」
『コハルに友好度ないからゲーム的には無駄』『だけど楽しい』
あ〜あるよね、そういうの実績解除って言うんだろ?
俺知ってるんだぞ
まぁ、今回は当初の予定通り『サクラ』で
数回電話の呼び出し音が鳴る
サクラ『もしもし』
ソラ『あ〜サクラ?』
サクラ『うんうん、なに?』
ソラ『文化祭なんだけどさ』
サクラ『私と一緒にまわりたいの?いいよ』
即答?!いや、まだ文化祭ってワードしか出てないのに頷かれたよ?!
ソラ『あ〜うん、ありがとう』
サクラ『ふふっ、こっちこそありがとう』
ちょっとその察しの良さ、ウチの幼なじみにも分け与えてくれません?
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ーーー文化祭当日
《文化祭等の学校行事系のイベントは時計を使って時間を進めることが出来ません》
と注意書きも出てくる
「なるほど、色んな場所を移動しろと?」
とりあえず、教室でミニキャラに『!』が出てるサクラに話しかける
ソラ『サクラ』
サクラ『うん!行こ、あっでも…この時間は私、ここの仕事をしないと…』
サクラがそう言うと、画面に
《メイド喫茶ーーー『サクラ』11:30〜12:15》
と表示された
つまりはクラスの仕事があるため、この時間は一人行動になるようだ
ソラ『分かった、その間は何とかするよ』
サクラ『うん、ごめんね』
ソラ『ほら、行くぞ』
サクラ『うん!』
システム的にはこの文化祭、他クラスの出し物を中心に見ていけばいい感じだな
「よし!サクラちゃんの好感度MAX目指して行くぞ!」
『٩(´・ω・`)و』『( *˙0˙*)۶』『✧٩(ˊωˋ*)و✧』
突然の顔文字は笑うんでやめてくれ
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ーーー射的
ソラ『思ったより本格的だな…』
コルクの球が先端に突き刺さった銃を構える
サクラ『頑張って〜』
ソラ(どれを狙おう…)
『激レアカード』『ぬいぐるみ』『ブックカバー』『クッキングセット』
う〜ん…ん?!
明らかに景品がおかしいだろ
ガチのテキ屋かよ
無難にぬいぐるみを選択
ソラ『当たれ!』
…
係『おっ!すげぇ!落とした…っと、おめでとう!はいコレ』
ぬいぐるみを渡される、やったぜ、野郎が持ってると違和感大ありのテディベアだが
サクラ『じ〜』
…昼間の紅葉かな?
ソラ『ほら、やるよ』
サクラ『えっ?いいの?』
ソラ『元々、いらないものだしな』
ハートが光る
サクラ『えへへっ、やっさし〜』
ソラ『うるせぇ』
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ーーー的当て
ボールを的に指定回数投げてその当たった場所に書かれている点の合計点を競うゲーム
ソラ『ほい!』
サクラ『おりゃ!』
これが意外と当たらない
結果はサクラ12点のソラ9点で普通に負けた
しかしハートの演出が入る
サクラ『ふふん!まだまだだね〜』
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その後もいくつか出し物をまわって気がついたことがある
「これって大体好感度上がる感じかな?」
『そうだね』『全力でまわればサクラは好感度MAXいける』
「へ〜意外とサクサクなんだな」
『なんせ、ヒロインが多いから』『それぞれのルート進めるとなると』『一人一人の好感度はこれくらい上がりやすいのがちょうどいい』
…相変わらず完璧な連携ですなぁ〜(感嘆)
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と、そうこうしている間に11:30
サクラ『ごめんね、どこかで他のところまわってて』
ソラ『サクラ…』
選択肢『昼飯は?』『分かった』
…確かに、昼ごはんはどうするんだ?
サクラ『あっ、どうしよ…』
今度は『待ってるよ』『先に済ませておく』の二つ
これは、分かるだろ
サクラ『あ、ありがと!時間通りに切り上げるから!』
ハートが光る
よかったよかった
「さーて、図書室にでも行くか」
『浮気者』『そんなんだから…』『ネタバレ警察だ!』『恐ろしく早い逮捕、俺じゃなきゃ見逃しちゃうね』
だから君らのその連携ななん(ry
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静『あら?来てくれるとは思わなかったわ』
図書室に行った直後、静に少しイタズラっぽい声で言われる
っぶね、このメガネめ…一歩踏み外したら、秘蔵ファイル送り系の画像を調べるくらいにガチ恋になりそう(狂)
ソラ『相変わらず、ここは閑散としてるな』
静『閑古鳥も鳴きに来ないくらいにはね』
少しの静寂
静『全く、文化の祭りだって言うのに文化の象徴である本になんの興味も示さないなんて…』
ソラ『はぁ…』
静『まぁ、そのおかげで今読書に集中出来るのだけど…一緒にまわろうなんて誰にも誘われなかったし』
…
ごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃ!
「次の攻略ヒロインは静で決定!サクラルート最速で終わらせるぞ!」
何故かハートが光った
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サクラを回収してどこか昼ごはんが手に入る場所を探す
そして見つけた
美香『やっほーいらっしゃーい』
学校の調理室の限界に挑む女と一緒に
ソラ『なんでお前が?』
美香『なんでって言われても、自分のクラスの出し物だから?』
そう、見つけたのは中庭でやっていた焼きそばの販売
つまり、美香が鉄板で大量に作っているのを売りさばいているのである
なんでも料理できるのが一人いたら楽なものである
美香『にしても会いに来てくれて嬉しいよ〜』
ハートが光る
サクラ『…誰?』
その代わり、サクラの立ち絵からハイライトと笑顔が消える
oh......そんなのまで作りこまれて…
ソラ『あっ、あれだよこいつが学校の限界に挑戦してるのを見守っているだけだから』
美香『う〜ん、少し物言いは気になるけど、彼と私はただの友達だから安心して、はい、お詫びに二人分は私の奢り』
…なんていい女なんだ、美香
サクラ『あっ、ありがとうございます』
ソラ『ありがとさん』
美香『また来てね〜』
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焼きそばをもらってからイベント
ベンチに腰掛けて二人並んで焼きそばを食べている一枚絵に画面が切り替わる
サクラ『…美味しい』
ソラ『だろ?美香は料理の腕は確かだからな』
サクラ『…』
ここでサクラが黙る
ソラ『どうかしたのか?』
サクラ『女の子と二人きりのときは他の子の話はしない方がいいよ』
ソラ『あっ、その…ごめん』
サクラ『ううん、いいの…そんなあなただから』
ハートが光る、それと同時に実績が解除される
立ち絵がいつものに戻る
そして、
サクラ『ねぇ』
ソラ『ん?』
サクラ『あとで屋上に来て』
《ヒロインの好感度がMAXになりました》
「…まじで?」
《MAXになった好感度は何があっても下がりません》
『ここ重要』『覚えておいた方がいい』
「えっ、そんな突然?!」
《好感度MAXになったヒロインとのエンディングに進むにはある一定の条件を満たした後に天田 コハルに話しかけて通常のエンディングと同じ手順をしてください》
「えーとつまりはあれか、屋上に来てとは言われたが結局コハルに話しかけにいかないといけないと…」
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コハル『そろそろ来ると思ったよ』
コハル『何か御用かな?』
好感度の欄を見る
《染井 サクラーーー君を待ってるよ》
えっ、コハルさん?!急に、やさしくなってない?
普通に告白する時と同じように彼女の言葉をタッチすると画面に
『彼女に会いに行きますか?』
『はい』『いいえ』
と表示される
「それじゃ、みんな尊死してくる」
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サクラ『ぁ…』
ソラ『ほら、来たぞ』
サクラ『あのね』
サクラ『大事な話があるの…』
…あれ?これってもしかして
サクラ『私…昔から君の隣にいたよね』
ソラ『あぁ、そうだな』
サクラ『それが当たり前で、いっつも君の隣にいるものだと思ってた』
サクラ『でも、怖くなった』
サクラ『高校に入って、君は他の女の子とも仲良くなって』
サクラ『嬉しいはずなのに嫉妬して』
サクラ『私ね…』
ソラ『あぁ』
サクラ『君の事が好きなの』
サクラ『もうどうしようもなく好きなの!』
サクラ『私を永遠にあなたの隣に居させてください』
ソラ『そんなの』
サクラ『…』
ソラ『そんなの当たり前じゃねぇか!今更何言ってるんだ?』
サクラ『いい…の?』
ソラ『俺もサクラのことが好きだ』
画面が切り替わってサクラが少し泣き顔で抱きついて来ている絵になる
そして直後に…
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子供『すーすー』
母親『あら、寝ちゃったかしら』
父親『一体何の話をしていたんだ?』
母親『私があなたに告白したときの話よ』
《HAPPYENDーーー『サクラ』永遠の伴侶》
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「…ハッ!途中から普通に魅入ってた」
『その割にはセリフカッコつけてた』『とりまおめ』
『88888888888』
「いやぁ、やばかった、特に最後の突然大人になった瞬間は鳥肌立った、だってあれでしょ?このゲーム自体がサクラちゃんが子供に話してた昔ばなしって解釈になるんだろ?やべぇ」
『次は最後のエンディングだな』
「そうだな、条件だけ、ネタバレしない範囲でお願いします」
『そうだな…』『ネタバレなしか〜』『とりま…』
『別のヒロインのルートを進めないと今のままじゃ解放されない』
『おっ、そうだな』『ナイス』
「今のままじゃ見れないんだな」
『そうそう』
「了解、それじゃあ」
「静ルート、行きますか!」
こんな幼なじみいたらよかったのに…
今回はハッピーエンドです
作者の構想では
ノーマルエンドは主人公から告白する
ハッピーエンドはヒロインから告白する
もう一つのエンドは特定の条件を満たしたら発生する特殊エンド
って感じになっています
ということで次回は静を攻略しながらサクラの最後のエンドを模索します
考えてはあります、期待はしないで…
それと今回は後書きに書くキャラ設定をカットさせていただきます
理由はキャラのストックが足りなくなってきたからです
またキャラが増えたら再開します
それでは最後にいつもいつもの
ブックマークと評価ありがとうございます!
目指せブクマ100件!!(強欲)
それでは、また次の配信でお会いしましょう
I want to see you again…
未登場ヒロインはいつになるのやら…




