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一刀の変貌

邪馬台国・蓮華の牢屋


小助『隣の家に囲いができたってねぇ、へ〜かっこい〜! 』


小助『蟹座を見たら、いキャンサー! 』


何やらダジャレを連発しまくる小助


その理由は同じく牢屋にいる蓮華を少しでも明るくしようとしているのだが


蓮華「一刀… 」


蓮華は暗いままであった。


別に小助のダジャレがつまらないから暗いわけではなく、一刀が敵の手に落ちたことによるショックと自分のことを忘れているという二重のショックを食らっているのだ。


小助『ダメだこりゃ、俺のダジャレ程度じゃ蓮華姉ちゃんを明るくできねぇな 』


ダジャレが尽きたからなのか、やっても無駄だとわかったからなのかダジャレを語るのをやめる小助


すると


スッ…


蓮華の牢屋に誰かが近づいてきた!


小助『やべぇ!?蓮華姉ちゃん、隠れさせてもらうぜ! 』


スッ!


そして小助が蓮華の後ろに隠れた直後、やって来た人物が現れたのだが


一刀「気分はどうかな孫権? 」


バンッ!!


現れた人物は一刀であった。


だが一刀の姿を見た蓮華は


蓮華「一刀っ!! 」


ガッ!!


一刀に近づこうとおもいっきり牢屋の外側に近づくが鉄格子が邪魔をしていた。


だが近づいてくる蓮華に一刀は


一刀「近づくんじゃない!!俺は白夜軍の北郷一刀だ!気安く名を呼ぶな! 」


一刀は蓮華を冷たく突き放すのだった。


蓮華「(やはり一刀は私のことを覚えていないのか、だったら!) 」


と蓮華は自分を思い出させるため一刀との思い出を語ることにした。


蓮華「一刀、お前の背中には傷があるはずだ。私を守った時に負った傷がな! 」


確かに一刀の背中には蓮華を救うために負った傷跡がある。


普通ならばとっくに消えているのだがあえて一刀が蓮華を守った証として残しているのだ。


だが今の一刀の記憶は蓮華の姿が白夜に置き換えられているため


一刀「確かに俺の背には傷跡があるがそれは白夜様を救った時についた傷だ。お前を守ったために負ったものではない 」


ということになるのだ。


蓮華「で…では私とこ…子作りした思い出も…/// 」


一刀「あぁ、それも白夜様との大切な思い…!? 」


この時、一刀の脳内に蜀の二大軍師が喜びそうなシーンが浮かばれた。


ちなみに子作りについては一刀と蓮華と小助しか知らない


一刀「と…とにかく!!俺は白夜様の従者だ!! 」


一瞬、一刀と白夜が子作りするというおかしげなシーンが浮かばれたがそれでも一刀は白夜を主君だと言い張るのであった。


蓮華「そんな!? 」


自分との思い出が全て白夜との思い出に変わっていることにショックを受ける蓮華


だが蓮華が一刀の顔を見てみると


蓮華「(!?) 」


一刀の顔に少々の変化が起きていたのだ。


だが蓮華はあえてショックを受けたフリをするのであった。


すると


ガブリエル「最後の挨拶は済んだ? 」


そこにガブリエルが現れた。


一刀「ガブリエル、何の用だ? 」


ガブリエル「なぁに、ちょっとその女に伝えたいことがあってね 」


蓮華「私にだと!? 」


スッ!


ガブリエルは蓮華の前に立つと


ガブリエル「あの壱与って女が珠の在りかと望みを叶える方法を教えてくれたよ 」


蓮華「何だって!? 」


あれほど珠については口が固かった壱与が禁断なる力を持つ珠の在りかと望みを叶える方法を教えてしまったことに衝撃を受ける蓮華


一刀「あの女、かなり口が固かったようだがどうやって聞き出したんだ? 」


一刀がガブリエルに聞くと


ガブリエル「なぁに、奴の前に生き残らせておいた子供の一人を出して『このガキ殺すぞ!!』って脅したらすぐに教えてくれたよ 」


残酷な奴らである。


ガブリエル「それによると禁断なる力を持つ珠の力を引き出すには月が太陽を食う時(日食)に位の高い者を神の海獣の住む海に落とすことで珠を持つ者の望みを叶えてくれるのさ 」


簡単に言うと生け贄が必要なのだ。


ガブリエル「最初はその生け贄を壱与にやらせようと思ったんだけど… 」


シュシュッ!!


ガブリエルは印を結ぶと


ガブリエル「天忍法・スライムバインド! 」


にゅるんっ!!


バサッ!!


ガブリエルは自らの体を液状化させて服を脱ぎ捨てると


にゅばっ!!


蓮華「なっ!? 」


そのまま蓮華の体を包み込んだ!


本来はそのまま相手の体を締め付けたりする術なのだが


ガブリエル「ボムッ!! 」


ババァッ!!


ビリビリッ!!


何と!?ガブリエルは蓮華の服ごと体を散らばらせたのだ!


その結果…


ぷるんっ♪


蓮華「きゃあっ!?/// 」


服を破かれた蓮華は下着すら身に付けない丸裸にされてしまった!


一刀「がはっ!? 」


ぶっばーーんっ!!


裸の蓮華を目撃し、鼻血を出す一刀


一方散っていったガブリエルはというと


ぴたぴたっ!!


散っていったガブリエルの水滴が次々と合わさっていき


バシャァッ!!


ガブリエル「ガブリエルちゃん復活〜っ♪ 」


ガブリエルは元の体に戻ったのだが


ぷるんっ♪


体は裸のままであった。


一刀「ぶほっ!? 」


ぶばっ!!


ガブリエルの裸を目撃し、またもや鼻血を出してしまう一刀


一刀「ガ…ガブリエル、その女を裸にしてどうするつもりだ!?/// 」


顔を赤くした一刀がガブリエルの体を見ないようにしながら服を渡すと


ガブリエル「実は珠の儀式にはもう一つの条件があってね 」


スッ!


服を着ながら説明するガブリエル


ガブリエル「それが生け贄はこの服を着なくちゃならないのさ! 」


バッ!


そう言うとガブリエルは卑弥呼が着ていた服を取り出した。


蓮華「な…何だその服は!? 」


ガブリエル「なんでも邪馬台国の王である卑弥呼って奴が常に着ていた服なんだってさ 」


服といっても赤ネクタイ、白ビキニにフンドシと上着という服とは言いにくい分類の服であった。


一刀「(あんな服を常に着ているだなんて卑弥呼とは一体どういった人物なのだ!?) 」


卑弥呼の姿を知らない一刀は謎であった。


ガブリエル「てなわけであんたにはこの服を着てもらうよ!まぁ当日拒否しようが無理矢理着てもらうけどね! 」


だが蓮華は


蓮華「こんな服なんて着ていられるか!! 」


卑弥呼の服を着るくらいなら裸でいようとする蓮華だが


ガブリエル「そういやここら辺は夜は寒いんだっけねぇ、裸でいたら風邪引いて肺炎になっちゃうかもね〜 」


蓮華「くっ!? 」


卑弥呼の服を着させようとするガブリエルであったが


一刀「ガブリエル、この女に俺の上着を貸していいか? 」


蓮華に自身の上着を貸そうとする一刀


一刀「この女が肺炎にでもなって死んでしまったら白夜様からお仕置きを食らうかもしれんぞ 」


ガブリエル「それもそうね、ちょっとその上着を貸しな 」


ガブリエルは上着に何か細工はないかと調べた後


ガブリエル「これでも着な! 」


バサッ!!


一刀の上着を蓮華に渡すのだった。


ガブリエル「それじゃあ一刀、その日が来るまで宴会するらしいからあんたも来な 」


一刀「あぁ 」


スッ!


そして一刀はガブリエルと共に牢屋から去るのであった。


蓮華「(一刀…) 」


蓮華は一刀の上着を着ながら一刀を信じるのであった。


それから数日経ったある日のこと


邪馬台国・海岸


メタトロン「いよいよ珠の力を出す日がやって来たな、こんな日に邪魔者なんて現れないと思うがしっかり警備をしなくてはな 」


メタトロンが白夜軍兵士達と共に海岸を警備していると


兵士「メタトロン様、こちらに何かやって来ます! 」


兵士が何かに気づいたのだが


その何かとは…


ブロロォォーーッ!!


この時代では絶対に見ることができないモーターボートであった!


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