第3話 ゲーム
ふう、高校生活一日目が終わった。
私の目標はあまり目立たない学校生活をもっとうにしている。また、ブタなど言われてイジメられるのは嫌だ。なのでコソコソと家に帰った。家に帰ってすぐに自分の部屋に戻ると、窮屈な制服を脱ぎ捨て楽なジャージに着替えた後、ゲーム機に手が伸びてしまった。
「この、クソゲーをやろうとしようとは....」
そう、『ブタに恋した王子』というゲームやろうとしてしまった。
いつもの習慣でゲームをやってしまいそうになってしまう。
習慣とは恐ろしいものである。
ゲーム以外にすることが無い私には、次にすると言えば寝るか食べるしかなくなってしまった。
「美久〜ご飯よ〜」
「は〜い、お母さんちょっと待って〜」
夕食前のポテチを食べているとお母さんに呼ばれた。お母さんが作ってくれた夕食の大量の唐揚げを平らげた後、夕食後にデザートの甘いポテチを食べ終えた私は、お風呂に入った後、何となく体重計に何となく乗って見ると、体重計の表示が90キロ台を突入していた。一瞬何かの間違えではないか?
この体に巻きついているタオルが水分を吸いすぎで重くなったのではないか?っと思いタオルを脱いだ後に体重計を乗り直すが、体重計の表示が変わらない。
これもそれも、最後のゲームのストーリーがクソすぎるのが悪い。ゲームのダビスタに裏切られてショックを受けてしまった。その心を癒すためにやけ食いしてしまった。言わば後遺症なのだろう!!
後遺症なら太っていても仕方がない。
そう思いながら、二階の自分の部屋に戻った。
「まったく、イケメンは性格ブスだよな〜」
布団の中で丸まりながら、スマホゲーム『王子とハーレム』というのをやりながらスマホの画面を見ながらブツブツと文句を言っている。
しかし、このゲームでは『ブタに恋した王子』の王子ダビスタと似ているこのダビという王子を推している。と言うか、このスマホゲーム『王子とハーレム』をダウンロードしたのも、ダビスタと似ているキャラクターがいたのでダウンロードしてしまった。
しかし、私も推すと決めたキャラクターを推し続けてしまう。
この性格を直していきたいとは思うのだが、私のストライクゾーンであるダビスタに似た顔のキャラクターを推す以外の考えが出来ない。
なので言うが、今日の学校でイケメンの荼毘もダビスタに似ているのでこっそりと推そうかと思っているぐらいだから。
だけど、現実のイケメンは怖い。
イケメンの性格はクズが多く、また色々言われるかもしれないだからまあ、そんな事はしないけどね。
「ふう、ハーレムと言うだけあって色んなイケメンが私を口説いてくるけど、ダビだけでいいよね~付き合うの。ダビ一筋」
そんな事をつぶやきながら、寝落ちしてしまった。