第4話 遅刻は最悪
「美玖~起きなさい~学校遅刻するわよ~」
高校生生活が始まり2カ月が経った頃とうとうやってしまった。
お母さんのモーニングコールで目を覚まし、スマホ画面で今は何時なのか確認すると....スマホの画面は朝8時と表示されていた。
「朝8時!?」
「な、なんでお母さん起こしてくれなかったん!?」
「何度も、起こしたけど起きなかったのよ?早く行きなさい。これ、お弁当ね。」
「もおお!!」
授業が朝8時半で制服がギチギチで着替えるのに手こずりながら10分も掛かってしまった。学校まで歩いて20分、走って15分も掛かる。走るのも、歩くのも移動時間がほぼ変わらない。
お母さんに、大きめのお弁当をカバンの中に入れ家を飛び出した。
スマホの時間を気にしながら、走ってはいるが体が重いので歩いているのと変わりないのだが、汗が滝のように出る。
「ハァ、ハァ...」
あと少し、こんなデブが遅刻ギリギリに教室に着くなんて目立ってしまうが、それより早く教室に着きたい。
なんとか、授業が始まる2分前には到着した
しかし、汗だくなこの状況をみたクラスの人たちが、「うわ、デブから湯気が出てる」・「チャーシューの完成じゃない?」・「うわ~臭そう~」という声がコソコソと聞こえてくる。
絶対前の人と、後ろの人は嫌うだろうなとか考えていと、そのとおり前の男の人はものすごい嫌そうな顔で見てきた。
しかし、後ろにいる美少女の津田さんは嫌そうな顔をしているんだろうな...
っと、申し訳なさそうに後ろをこっそりと見てみるのだが嫌そうな顔をしていない。
むしろ、気にしないで的な感じで手を振ってきてくれた。
この人は聖母か!?
っと、疑うくらいだ。
私と同じ同性なのか?
美人過ぎて目が痛くなる。
津田さんなら夢の逆ハーレムも夢ではないのではないか?
授業が終わり、昼ご飯はどこか一人で食べる。
何故かって、こんなてんこ盛りな茶色の食べ物とご飯を見られるとブタの残飯とか言われるかもしれない。
それに、他のクラスからも私の居るクラスにやってくるので、私の存在と言うことを広めたくないので、人が来ない体育館裏とかで食べている。
この学校では、昼休みは体育館などが使えないので人が滅多なことでは来ないのでここは私のセーフティーポイント。
今日はイケメン以外に美少女に癒されたので、今日の学校生活もなんとか耐えることが出来た。
中学校生活と同じで高校生活では、どうやらデブ・ブタのコンボでイジメられそうだ。やはり、痩せなければいけない。それは分かっている。だけど、めんどくさいのと痩せる意味が見いだせない。どうして、デブはイジメられるのだろうか?
おかしいじゃないか?デブを認めない世界が悪い。
そんな言い訳をして全く痩せる気が起きない。
そんな感じで、放課後に一人で家に帰ろうとした。
まあ、中学生の時もいなかったので高校で作ろうと思ったのだが、喋りかけることがあのトラウマのせいで話せなくなり、友達作りを失敗した。
そのおかげで、独り言は多くなってしまった。




