21,RAUND2
正義とは・・・?
倉庫を奥に進むと、隠し階段を見つけた。それを降り終えると、鉄格子や牢屋が並ぶ奇妙な空間に出た。
時折、鳴き声が響くので途中で立ち止まり右にある異臭のする牢屋の中を見ると、汚れた服装の少女が両手首に手錠されたまま両目から涙を静かに流していた。
髪色は黒で、瞳の色が朱。
そう言えば昔の仲間に腹違いの義妹が行方不明になって、中隊を辞めた奴が居たな。
「嘿? 您是新客户吗?(おや?新しい顧客かなぁ?)」
「如果我说不呢?(違うと言ったら?)」
刹那、俺は油断を逃さない。
超高速の平手で相手の頬を殴り、相手が態勢を立て直す隙を利用して四方八方から殴る蹴るを繰り返していく。
やがて、青痣が相手の身体中に出来始めたところで倒れた。
地下2階に行く前に、牢屋の鍵を破壊した。
汚れた服装の少女が両手首に手錠されたままだったので中に入り、持っていた小刀で手錠を叩き切り自由にしてあげた。
「Who, who are you?(あなたは、誰?)」
「It's zeke. don't be afraid, my friend.(ジークだ。怖がらなくていい、味方だ)」
その後、少女と一緒に一度外に出たら目の前にアリッサ・マーカルが居た。
「Oops.(おっとっと)」
「あ」
他人を尊敬し、敵を敬える人のことを言う。
少なくとも、俺はそう思う。




