部活だ!高校だ!友達だ! 後編
部活に入りました。演劇って、文芸部とならんで文化部の象徴のような部活じゃあないですか。文化部で、教室の窓際で日に当たりながら、そんな青春って良くないですか?
「えーっと、僕は端峰翔介、演劇部に入ろうと思った理由は,,,あんまりないです。なんとなく演劇をやってみたい!ってなったから、ここに来ました!」
「私は、端峰望結、理由は,,,翔介と同じく特に無いんです。よろしくお願いします。」
「ほほう、貴様ら、一つお聞かせ願おうか。どのような訳を持ってして、貴様らはその日がな齢える中で目にかけることなどそうそうない氏を名乗っているのだ?」
「「え,,,?」」
「はは。ごめんよ、こいつは役作り中で口調が変なんだ。さて、僕も聞きたいんだが、君たちは双子なのかい?そんなあまりに見ない名字が同じって所見るとね。まあ、顔や姿も全然違うし、見た目としては全然双子には見えないんだけどね。」
うん、僕も気になる。でも、先輩の言うとおり見た目が違う。翔介くんの方は身長が高く、がっちりしていて爽やかなのに対し、望結さんの方はどことなくあどけなく、無邪気な感じが漂っている。共通しているのは、二人とも美形という所か。
「あ、はい。双子です。二卵性なので見分けは付きやすくていいでしょ?」
「なるほど!よろしくね!後輩ちゃん。」
「「はい!よろしくお願いします!」」
二人とも元気だ。この人達と三年間やっていくのか。楽しみだ。
「ん。おっけ。じゃあ今日は先輩が後輩ちゃんの歓迎劇でも見せてあげようかな。」
「お、いきますか。」
「おお!楽しみです!」
「はっはっは、遠慮なく愉しむが良い。」
先輩方が教室の前の方に立つ。教卓前に付けられたカーテンが閉まった。窓のカーテンも。ブザーが鳴った。開演だ。
「すごい,,,」
知らずの内に零れ出た言葉。望結さんは鼻を啜っている。演技で、こんなに人の心を動かせるんだ!
「えーっと、もしかして先輩方ってとっても凄い方だったり?」
「ふふーん!驚いたか!この日のためにいっぱい練習したのだ!」
「じゃあみんな。これ見て、改めて演劇やりたいって思った?入部。どうする?」
そんなの、もちろん答えは一つだ。
「もちろん、入らせていただきます!」
「はい。私も。」
「「私達もやっていきます!」」
これからの三年間。色々あるんだろうけど、演劇でやっていく。こんな劇をしてみたい。そう思わせてくれるような、そんな物を先輩方は見せてくれた。
「じゃあ、改めてみんな。よろしく!」
「「「「はい!」」」」
「ん、その心意気を明日も忘れないよう。じゃあ今日は解散!」
「「「「「「「「ありがとうございました!」」」」」」」」
明日から、また本格的に部活が始まっていく。僕達の毎日はどう変わって行くんだろう?とても楽しみだ!
だんだん身の回りが整ってくる時期みたいですね。涼くんの今後の動きに期待です。




