65話 二班の襲撃
アインス率いる一班の襲撃が行われている頃、二、三班も襲撃を実行しようとしていた。ただ二班のリーダーである円卓の騎士ガレスは電波塔の上に昇り街の様子を少し伺っていた。そこに同じ二班で戦闘用オートマタのヌルが指示を聞きにくる。
ヌル「ガレス様、オートマタの配置は完了しています。アインスの班は既に動いているもようです。急ぎ私たちも襲撃を。」
ガレス「……ヌル、別に僕はケミールに忠誠を誓っているわけじゃない。虐殺したいわけでもしたくないというわけでもない。そこはまあどうでもいい。他人がどうなろうと知ったことじゃない。仕事ならそれなりはやるけど……」
ガレスはあまりやる気がなかった。それに彼は臆病なため敵を警戒していた。
ガレス「この街への襲撃はたしか君が計画したんだね。」
ヌル「はい。私が計画させて頂き」
ガレス「はあ……調子狂うなあ。敬語は止めてくれ。君はそんな性格じゃないだろ。」
位が上である円卓の騎士相手に猫被っていたヌルが喋りを変える。
ヌル「これでいいか? 計画したのは私だ。何か?」
ガレス「そうか。君はそっち側か。おそらく襲撃が始まれば近くにいる不殺の悪魔が出てくる。ガラハッドとベディヴィアもいるから迎撃を頼むよ。」
ヌル「ガレス、お前はどうする?」
ガレス「僕は臆病だからね。戦いは勇敢な君たちに任せるよ。恐怖の能力はここからでも使えるから。」
塔の上であるため風が吹き続けていた。ガレスはビヨンドで能力の共有が使えるがヌルたちには一切使うつもりはない。
ヌル「もしよかったら能力の共有をやってくれないか? ちょっとでも使える能力があるといい。」
ヌルの彼女はやってくれないかことを分かった上で聞いていた。
ガレス「……君はビヨンドではないから能力の共有などができないということだったかな?」
ヌル「……分かっているくせに。」
ガレス「失礼、じゃあそういうことでそろそろ始めようか!」
ガレスは恐怖の能力で街の住民に恐怖を与えて動けなくする。
ガレス『円卓の騎士ガレスが命する。虐殺を開始せよ!』




