176話 共和国の悪夢の始まり
レイは覚悟を決めて動画を投稿する。ありとあらゆる動画サイトにほぼ同時に投稿し拡散されるように仕向ける。動画は共和国の人間ならば見逃すことができないような内容になっていた。
レイ「よし、これで!」
レイは警察のヴェルナーにも連絡を取る。引きこもってばかりのため情報が必要だった。
レイ『警察はどうなっている?』
ヴェルナー『オートマタ狩りの暴徒は何人か捕まえている。それに合わせて俺たち以外の警察の動きを鈍くさせておいた。もともと反乱軍に対抗しようなんて警察はほとんどいないがこれで多少は動きやすくなったはずだ。』
レイ『助かる。後は革命軍と奴隷解放軍、奴隷解放団か。』
ヴェルナー『そいつらは俺たちじゃ手出しができない。』
レイ『完璧ではないが策はある。』
彼らとまともに戦える戦力はない。そのためいかに戦わずやり過ごすかが重要だった。
レイ『ヴェルナー、お前たち警察はここで手を引いてくれ。あとは俺たちがやるだけだ。』
ヴェルナー『今さら散々巻き込んどいてそうはいくか。俺たちもこの国の最期まで見届ける。』
レイ『ありがとう。だが無茶はするな。』
成り行きだったがヴェルナーたちも最後まで協力するつもりだった。
ヴェルナー『捕まっているオートマタ狩りの暴徒たちをタイミングを見計らい解放するつもりだ。動画を出しているということは計画は順調だな?』
レイ『動画はもう広まっているか。タイミングは任せる。そろそろ通信を切るぞ。』
レイは通信を切り動画の広まりを確認する。あっという間に共和国全土に拡散されていた。動画の内容は以下の通りだった。
レイ『私はオートマタ反乱軍のリーダー、レイだ。オートマタ狩りが起こっている間に共和国の各地に爆弾を仕掛けた。この国にいる限り逃げ場などない。生き延びたければこの国から逃げろ。もっとも壁が邪魔で逃げようがないだろうがな。』




