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???
「ウィーン………ガシャン」
ある部屋は機械音で鳴り響いていた。
そこに一つの足音が混ざる。
「どうだね」
男は機械を操作している男へと声をかける。
「順調ですね。このまま、いけば完成は近いかと」
「助かるねぇ~優秀な部下を持つと、僕も鼻が高いというものだ。それに比べて僕は………」
「そちらの『『『 独り子 』』』に何か、問題があったのですか?」
男は深いため息をつく。
「あぁ、人間のデータを与えすぎたせいか、最近、感情が芽生え始めてきてね。困っているのだよ。今日も徹夜確定かな」
「まぁ、どちらかが完成すればいい話ですから………」
「君の言う通りだ。前を向かねばな。よし!お互い、完成を目指そうじゃないか」
「そうですね」
………
「きん………せ………い………たす………け………」




