第67話 体育祭……やりたくない
体育祭
午前
8:30~ 開会式(挨拶、宣誓、ラジオ体操)
9:00~ 100m走
9:30~ 障害物競走
10:00~ 借り物競争
10:30~ 綱引き
11:00~ 大玉転がし
11:30~ お昼
午後
12:30~ 応援合戦
13:00~ 部活動対抗リレー
13:30~ 台風の目
14:00~ 玉入れ
14:30~ 騎馬戦
15:00~ 全員リレー
16:00~ 閉会式(結果発表)
これが体育祭のスケジュールだ。
夏休みが終わり、登校してきた初日に発表された。最低でも2種目+全員リレーは出なければならない。
学年委員である駿斗は皆にこう聞いた。
「本気で勝ちに行くか」「思い出になればそれでいい」
この二択を皆に提示、多数決を取った。
結果的に「本気で勝ちに行く」と方針が決まった一組は、活気に溢れていた。
そんな中、俺は第三の選択肢「参加しない」を選びたかった。
俺は運動会や、体育祭が苦手だ。その時間があれば本を読んでいたい。
目立つし、何かをやらかせば全体に迷惑がかかる、そんなことを強制されるこのイベント事態が苦手だった。
休めばいい!そう考えた。しかし、俺は陸上部だ。
皆が体育祭を勝ちたいと望んでいる中、俺が抜けたらどうなると思う?
・誰かが俺の代わりに走ることになり、迷惑がかかる。
・陸上部が抜けたことにより、戦力ダウン、負けた時の言い訳にされる可能性がある。金星が休まなければ勝てた、と。その後の学校生活も最悪になるだろう。
他にも色々とデメリットが付いてくる。面倒だ。だから参加する。
学年委員である駿斗と、夏菜は、それぞれに体育の成績、体育測定の記録を参考に打ち合わせをした結果、種目がどんどん決まっていった。そして、皆の意見を取柄ながら、自分が出場したい種目なども加味して、種目を決めていった。
陸上部の俺はそもそも、足が速いからと決める権利すらもらえず、100m走、台風の目、全員リレーとなった。
俺は心の中でため息をつきながら、自席という離島から皆を眺めていた。




