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違う世界にきたのはいいが規制がかかって自由に技が使えない!  作者: Fantome
17章 第7世界 □□□□□□□ Order Reject
678/755

本当の敵は自分達?


「そーれ!」


グルグルグルグルグルグル!


「め、目が回る〜〜」


ザシュザシュザシュザシュザシュザシュ!


LLはブレーキの効かないホバーバイクを回転させながら群れになっているインスパイア達をまとめて回転アタックをさせながら出口までの突破口を開いていくが…


キキ!

ガブ!

ヒュィーーン!

ドッカン!


インスパイアはホバーバイクのエンジンの源となる場所を思いっきりかぶりつき、ホバーバイクは爆破しLLとアイリスは出口の所まで吹き飛ばされる。


ザブン!

ザブン!


「ぷはー!いったい全体どうなってるの!」


「ふふ、上手くいったみたいだね。」


「どこが!思いっきり私達水辺に放り出されてるんだけど!」


「でもインスパイア達は追っては来てないでしょ?」


「あ…そう言えば…」


LLの言う通り何故か、インスパイア達の群れはこちらを見てはいるがそのまま襲いかかろうとはしなかった。


「な、何で…」


「自分の縄張りじゃない領域から、出てこれないんだよ。だから僕達に興味がなくなる。野生の本能というのはあまりにも虚しいものだ。」


…………本当にその通りかもしれない、さっきまでの一通りの戦闘が一気に冷めたかのようにしてインスパイアは後を去る。しかしここでアイリスはふと気付く事があった。


「………ねぇここって街の外なの?」


「ああ勿論さ、ここは街の外だ。しかしホバーバイクが無くなった事で、いよいよここからどうするかが問題だけど……うーん君は何かいい案はあるかい?」


「確かに、それも問題と言えば問題だけど…」


アイリスはある方向に指をさしこれはどう言う事なのかとLLに質問する。


「あの地下下水道でのはちゃめちゃな戦闘や騒動の後に言うのもあれかもしれないけど…どう言う事!全くあの街から離れてないんだけど!」


そう地下下水道でのホバーバイクの水陸両用の乗り物を見つけて、そこからインスパイア達の群れから逃げ回っていた割に、全然街の近くから全くもって遠ざかっていない事を指摘するアイリス。その事にLLの反応は…


「だって地下下水道から、ホバーバイクを持ってそれで街から離れようとしたんだから、当然街から距離をとれる事なんてまずないに決まってるじゃないか。」


「な!?」


そんな当たり前の様に返答するLLに空いた口が塞がらなくなるアイリス。


「じゃ、じゃあさっきまでの戦闘の意味って…」


「上手くいけばホバーバイクを持ち出せるかもしれないという奇跡みたいなのを信じてああいう戦闘になったというわけだな。」


ガーン!


本当に何だったっていうわけ…これじゃあ降り出しに戻っただけじゃないか…


ピコン!

ピコン!

ピコン!

ピコン!

ピコン!


アイリスは現在地の場所を確認し他の皆んなが今どこにいるのかを再確認しながらどうすればいいか慌てだす。


「やばいよコレは皆んなどんどん離れて行ってる私だけがここで足止めを食らってたら意味が…って…ん?」


他の皆んなが動いてるのを確認していたアイリスは何故か3人一緒に行動しているのを発見する。


何で3人で行動しているのがあるの?指定されたカードで一緒に行動なんて物は絶対書かれていないはずなのに……まさかガヴと千夜?あの2人がまたお兄さんと一緒?いったいどう言う…


ザバン!


「ん〜お?コレは何とも好都合だよアイリス!どうやらそこまで部品が故障しているわけじゃないみたいだ。単にメンテナンス不足だねこれ…1時間あれば直るよってどうかしたアイリス?」


「いや何でも…」


アイリスは慌ててカードの分布図を仕舞い、ホバーバイクを引き上げたLLに勘繰られないように上手く誤魔化す。


「というよりよくそんな重たい物を引き上げれらたね。」


「いやいくら僕でもコレを引きあげられる力なんてないよ。このホバーバイクは陸に上がれる仕組みもついてるんだよ。だから上手く後ろから押していけばそのまま自然に地面へ置ける形になっている。コレが僕の改造したホバーバイクだからこそなせる品物なんだよ。」


「じゃあ何でそれを地上でやらなかったの。地上に出せばもっとスムーズにできたよね?」


「勿論それはそれでいける。けどその方がもっとやばい事になる…何せ僕達がやってる事はある意味この世界を乱す存在なんだから。」


「どう言う事?私達が何でこの世界を乱す存在なの?」


LLは何処からか出した工具とそれを扱う自動ロボを動かしながらホバーバイクを直し始め、そのままアイリスの質問に答える。


「おっと間違えた間違えた僕達じゃなくて君達がだね。何で世界を乱す存在なのかだって?そんなの分かりきったことじゃないか、この世界の均衡が保たれているのはあくまでも7魔神…つまりフェニックスが管理していたからではあるけれど、そのほかにもこの世界では3つのポインターが存在する。そのポインターでの3つ目が、この人口プログラムを抹消させるかもしれない君達なんだ。」


……………草原の中でを進んでいく一夜達


ダダダダダダダダダダダダ!


「え?じゃあ俺達がやってる事はこの世界を救うんじゃなくて破滅をさせる為にやってるのか?」


「言い方を変えればそうなります。ですが、私達のやる行動はどうやっても抗う事はできませんよ。何故ならこの戦いは7魔神そして管理者側による催しなんですから。」


「催しって……つまりお前らの厄介ごとに俺達は巻き添えを食らっていたって事なのか?」


「強制的にという事にはなりますが…しかしそれでも疑問は生じます。何故なら元々7つの世界の構成をバラバラにさせない為にある1つの楔があるんです。それは管理者側がよく理解しているのと…7魔神はそれを全てぶち壊して自分の世界を支配する。ですがそれには管理者側が手を加えるわけにはいかない、何故ならそれをしてしまうと…」


「管理者側に、何かしらのペナルティがあるからか?」


「そういう事だと思います。有り体に言えば、7魔神も同じく…自分の世界を他の世界に関与しないというのが楔として結ばれそれを破ってしまえば、災いが降ってくると言われています。」


「まさかそれが黒の幻想か…」


「懺悔が他の世界へ介入をしようとした時、黒の幻想が現れたのはあながち災いに関係していると言えなくもありませんが…ルシファーも同じような事を考えていましたね。しかし他の世界に介入するという事はなく自分の世界で一夜さんを倒してから他の世界を支配するその様な考え方をする7魔神です。まぁそこが彼女のいい所なんですけどね。」


しかし黒炎は各々で世界の支配層を任せると言っていた。あの事に関しては私自身も正直何でああ言った発言をしたのか理解に苦しみますが…アレは別にそこまで深く思う事は無かったと思っていいのでしょうか…


「ねぇねぇ、ふと思う所があるんだけど…ガヴ達が他の世界を救う自体は何も間違ってないんだよね?ならこの話をしても結局意味がないんじゃないの?」


まぁガヴリエルが言う通りこの話をしているのはあからさまな無駄な話だ。けれど千夜からこの世界の均衡バランスを崩すのが俺達だって言われた時…それだとこの世界で俺達がやる事は7魔神と同様支配をしている意味なんじゃないかとそう思ってしまいこの無駄かどうかは分からない話しをする。


「意味がないかどうかはガヴリエルさんの頭が悪いというのがあると思いますよ。」


「どういう事!?」


何気に難しい話しに素朴な疑問を抱かなかったガヴリエルに対し千夜は辛辣に言い放つ。


「いいですか、もう一度いいますがこの世界の均衡が保つのを壊そうとしているのは私達です。そしてその均衡を保たれているのはもしかするとフェニックスかもしれない、世界の管理者や7魔神での楔の関係の事も話しましたが、ここではそれを全てが無になる可能性もあるって事です。」


「???」


ガヴリエルは頭にハテナを浮かばせながら千夜の言ってる事を理解できずにいた。


「因みなんだが千夜はその世界の楔の構成というのは何か知っているのか?」


「ただの憶測でしかありませんが、各世界で樹木があったのを一夜さん覚えていますか?」


「ああ確かにあったな。それがなければ次の世界へ渡る事もできなかったからその存在があったのはよく理解しているよ。それにその次の世界へいけるって話しを聞いたのは確か第1世界の樹木の管理者であるジュコンさんだったからな。」


「そうそこですよ。」


「え?」


「え?何?何処?何処?」


ガヴリエルは千夜の言う事にやたらと周りを見渡すが、別にそう言った意味合いではないので…そのままスルーし続きを聞く。


「樹木の管理者…恐らくですが世界の構成を保たれているのがきっとその樹木に関係しているんだと思われます。その樹木がなくなれば次の世界への橋渡しとなるきっかけが無くなるということ…管理者側はそこを上手く隠し通し樹木の管理者である彼女達に任を任せたのではないかと推測します。」


「いやでも樹木を管理していないやつもその世界にいたりはしたぞ。てか第5世界のお前の世界だってそうだったじゃないか。」


「私の世界にいないのは当然ですよ。樹木の管理者が第5世界にいればこちらの融通が効かなくなりますから、それをカフィンに任せたんです。いえ一時的にカフィンになったというべきですかね。」


「どう言う意味だ?」


「私がこの世界と前の第6世界へ行けたのは樹木の管理者がいなかったから一夜さん達についていけているという事だけは言っておきます。まぁ第5世界の樹木の管理者は今頃カフィンに問い詰めているかもしれませんがね。」


「じゃあLBがあの時予想だに起きた出来事って…まさかお前の仕業だったのか?」


「はい。私が樹木の管理者を一時的に新たな世界を生み出すのを遅らせ次の世界への橋渡しをできるようにしておきました。しかしまさかのトラブルでメルティさん達がルシファーに捕まってしまったのは予想外でしたけどね。」


世界の構成の楔がまさか樹木に関係しているなんて…てかその樹木の管理者を抹消させる千夜も千夜だ。そこまでしてこっちについてきた理由って本当に何なんだって感じだが…


「うん?じゃあ今の段階だとこの世界には樹木は存在しないんじゃないのか?それだけ世界の構成バランスは保たれないんじゃ?」


「いいえ、この世界にも恐らく樹木は存在しますよ。何せこの世界が最後の世界を救う場所ではありませんからね。」

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