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違う世界にきたのはいいが規制がかかって自由に技が使えない!  作者: Fantome
2章 第1世界 人と獣の世界 Line warrior
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酒場での情報 怪しいおっさん

メルティの機嫌をまた直し、リンネとの和解も済んだ後、俺達はイノシシ達を倒した分のお金で、それぞれに合った武器を買った。

メルティはどうやらオヤジさんから特別にもらっていた幸福の女神というアイテムを持っていたらしい…そのアイテムは敵を倒した後に金が2倍になるとても貴重なアイテムだ。

(何故、メルティはそんな貴重なアイテムの話をしてくれなかったのだろう?)

素朴な疑問はあったが後からメルティに聞いた話だとどうやら借り物らしい…

また俺達は必要な武器を入手し、メルティの言っていた3国の内の1つの国、ヤライド王国の町の中で情報収集を行なう為に酒場にきていた。

「とりあえずここの国の王様に会う方法を探らないいけないな」


「それは少し難しいのでは?この国に問わず、各国も厳重体制のせいか、中は一歩たりとも入れさせてはくれないらしいですよ…」


「それなら中の人に直接、救世主が来たとかなんか言ったらいいのではないですか?」


「はぁ〜メルティ、いきなり救世主が現れました。ではどうぞって入れる訳がないんですよ…」


「うーそうでしょうか…」


俺たちは案を出しながら酒場に入って王様とどうにかして話す事は出来ないかと食事をしながら案を模索していた。そこに1人の男から声をかけられた。


「ようにいちゃん達、王国の中に入りたいのか?」


「あんたは誰だ?」


どさくさに紛れて俺たちの話を盗み聞きしていたゴロツキの悪いおっさんに声をかけられた。


「あなた只者ではありませんね…」


「ほう、嬢ちゃんからしたらそう見えるかい?」


「えー少なくとも、私達のご飯がいつのまにか無くなっているのに気づかない程度には」


「あ!!!」


「ほとんどなくなってる!」


俺とメルティはあれほどあった量のご飯をいつのまにか無くなっていた事に驚いた。何故かリンネだけは気づいてたみたいだけど。


「いやーおいしかったよご馳走さんと!」


「よくも、よくも…」


「お、おちつけメルティ」


「そうですメルティまたご飯は別の時でも」


メルティはワナワナと震えながら手を上げて、


「店員さん!ここにあったご飯の量倍にして持ってきて下さい!」


何故か俺とリンネが食えないほどの量の飯を頼んでいた。


「おい!メルティこんな量食えないしそれにお金も…」


「大丈夫ですよご主人様私には策がありますので今のうちにいっぱい食べて情報を聞き出しましょう!」


「おお…」


とりあえず、メルティが大丈夫っていうのなら信じてみよう…メルティは勢いよく飯を食べ始めた。何処にそんな大量の飯を入れる胃袋があるんだ…


「こほん、で?そこの人王国に入れるツテでもあるのか?」


「んや、けど潜入するばしょならあるさ」


「潜入って私達普通にヤライド王と話したいだけなんですが…」


「あーそいつは無理だな」


俺とリンネは不思議そうな顔でどうしてなんだともう一度男の人の顔を見た。


「それはどういうことですか?」


「あんたら、しらないのか?3国の王様はみんな地脈の影響で呪いをかけられて部屋から出られないみたいなんだぜ」


「呪いってなんだ?」


俺は地脈が単に技の力を与えてくれるものと思っていたんだが…


「あんたら、この世界の地脈が単に俺達に力を与えてくれると思っていたのか?そんなのはただの勘違いだ代償がいるんだよ」


「代償?」


「あんたらは3つの国の王様にあった事はあるかい?」


俺はともかくメルティとリンネはあった事があるんじゃ


「そういえば…私がっていうより行商人さん達から違う酒場で聞いた話なんですが…3つの国の私物があっても中には入れるのですが、王様にあった事はなかったっていう人がほとんどいると聞きましたね…メルティはどうですか?」


「もぐ、わらひも、もぐ、みてないですね。」


メルティはあんなに大量にあった飯を半分まで平らげていた。


「本当にどんな胃袋してんだ…」


俺は2人が王様に会うことが無かった事に驚くよりもメルティの胃袋にびっくりしていた。


「地脈の力を借りるには契約が必要なんだ、ある程度のエネルギーを持った種族が限定される。それも人間に限らずだ。」


「人間に限らずという事は、残りの2人は人間じゃないのか?」


「まあ、会えばわかるさ、今は会えんけどな」


「にしてもそんな情報いったいどこから入手したんだ?」


「さあーね、まあ、あんた達が俺を仲間にしてくれるなら話はべつだがね〜」


これは試されてるのかな?このおっさんを仲間にすれば王様達が呪いにかけられてる情報がきける。だが今このおっさんを仲間にすればそれなりの代償がかえっくるかもしれない…それにこの2人を仲間にしてる以上もう厄介事の仲間はごめんだ。まともな仲間を探した方がいいかもしれない


「すまんが今あんたを仲間にするわけにはいかない、どうみても、胡散臭いんでね」


「そうかいそうかい!いやあ、兄ちゃんは見所のある人間だ!是非とも仲間にしてほしいな!世界を救う救世主様と一緒に旅ができればまたとないチャンスがふってくるかもしれんしな!」


やっぱり胡散臭い、このおっさんどう見ても救世主の名を利用して、なにか企んでる可能性がある。


「まあ、今はまだ信じてもらわなくても結構だ。なので…信用してもらうに1ついい情報をやろう、3つ目の国にいきな兄ちゃん、そこである情報がつかめるかもしれないぜ?」


「ある情報?」


「ああ、地脈での呪いに関する情報がな…もしかしたら3人の王様に会う手段もあるかもしれんしな。」


俺はどうすればいいのか悩んでいるとリンネとメルティから声をかけてきた。


「私は反対です。もっと情報が必要ですし、そんなあやふやな情報では死ににいくようなもんです。」


リンネから反対の意見が来た。それは当然だ如何にも信じがたいしどうなるかわからない、もしかしたら罠という可能性もありえるがメルティからとんでもない意見がきた。


「ごっくん。私は賛成です。」


「え?」


「メルティ?」


「ほう〜」


俺とリンネは驚いていた。まさかのメルティが賛成してきたのだ、正直で嘘をつかなさそうなメルティがこんな嘘みたいな話に賛成してくるとは。


「どういう事ですかメルティ!正気ですか!」


「リンネとりあえず落ち着いて、とりあえずこの酒場から出ましょういろいろと周りの目線も気になりますし…」


いつのまにか、色んな人達にこちらを注目されていた。まあメルティが食べていた飯もあるし、何よりこの酒場じゃいろいろと話が聞かれやすいみたいだ。


「それじゃあ、私達はここで失礼します。いきましょうリンネ、ご主人様。」


「ちょっとメルティまだ私の話は…」


「お、おい!」


俺たちはそのまま店を出た。


「やれやれだぜ、けどあの嬢ちゃんただの大食い娘かと思ったんだがどうやら気のせいみたいだったな、我先へと仲間の安全を確保してやがる。やっぱり、あの救世主様のパーティ入りも考えもんかもな。」


ゴロツキのおっさんは酒場の中どうやったら山本一夜のパーティに入れるのか試行錯誤していた。


「さて、どうしたものか…」


そんことを考えてる最中店員さんから


「あのーお客様こちらお代になります。」


「はい?」


ゴロツキのおっさんは酒場の金額代の紙を渡されて震えていた。


「な、なんだこの金額!は!あの嬢ちゃんか!そういえば!」


そう、メルティは3人で話してる間料理を運んでくる店員さんに「そこのゴロツキの悪い人にお代の代わり」をと頼んでいたらしい。


「あの嬢ちゃん!本当に恐れいるよ!はっはっはっは!」


「お客様笑ってないでお代をお願いしますね!」


店員さんは怖い顔をしながらゴロツキの悪いおっさんを責めだした。


「えーと、とにかくとんずら!」


「どん!」


妙な音と煙で場をしのぎったらしい


「こほこほ!!」


「ド、ドロボウ!!!」


酒場は大騒ぎを喰らい、いろんな警備の人がゴロツキの悪いおじさんをさがしまわっていた。そしてこの騒ぎでゴロツキのおっさんは指名手配されたらしい。

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