第二十五話 対決の刻
信玄と幹正は、二人で店を経営していた。信玄は、
「ここをこうやるのかぁ…」
と、覚えは早いが、仕事に苦戦を強いられている状況だった、何故かって?二人で経営してるもん。まあ、信玄もそのうち慣れるだろうと幹正は思っていた。幹正はもともとは、近くの有名チェーン店の、従業員だった。だから経営スキルはちょっと乏しかったけれど、接客、会計や雑務に関しては何をすればよいのかはわかっていた。こんな感じで二人はこの店を経営していたら、とある報告が舞い込んだ、それは、
「二人とも、大変だあああ‼」
と、とある人が大声を出して中へと駆け込んできた。一体誰かなとその人を見てみると、どうやら、保健所の営業許可証を渡してくれた人だった、その人は、
「これを受け取ってくれ‼」
と、とある封筒を渡した。その封筒を幹正は受け取り、開封すると、
「なぁ…?これはぁ…?宣戦布告状じゃねぇかあ‼しかも明日の定休日に料理合戦をしましょうだってぇ⁉そして、こちらが勝ったらあなたには店をたたんでもらいますだってぇ?いきなりの話で何が起きてるかさっぱりなんですけどぉ…まあOKOK,とりあえず有名ほうとう屋に宣戦布告されたってわけね、そして、あなた方が勝ったら、三百万円を差し上げます⁉とんでもねぇなぁ…しかも拒否権は無し…よし、受けて
あげよう!」
と、記されていた。それに幹正は対抗心を燃やしていた。それを見てその保健所の人は、
「大丈夫ですか?あの有名ほうとう店は結構美味い店だと聞いておりますよ…それに、あれは種類も豊富、色々な所から具材を簡単に寄せ集めている、そんな店に勝てますか?最悪これを不当として裁判を起こせば…?」
と、気遣っていたが、幹正が、
「大丈夫です、勝ってやりますよ‼」
と、保健所の人の心配をガン無視した。それを見て信玄は、
(はぁ…今回の事とはいえ、幹正の申請が無理に拒否されていた件も…、何者かの力が加わってると考えれば自然じゃないのかなぁ…?うーん?)
と、考えていた…。
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