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変わった生活~中編

すいません。前回、前後編にすると書きましたが、私生活のほうが忙しく、あまり書けそうにありません。しかし続きを待っている方にもうしわけないので、中編として短いですが書けている分まで投稿します。


それとブックマーク250超えてましたっ!(((o(*゜▽゜*)o)))

皆様有難うございます。期待に添えるようにがんばります!

「…じゃ、これからよろしくね『ディスティニー』ちゃん。」

「っ…。」


わざとらしく名前を呼ぶとカイルは席を立ち扉に向かっていった。


「…あ、そういえばさ君って将来の夢とかある?」

「ゆ、夢ですか…?夢ならとく…に。」

「へぇ、また嘘つくんだ。…もう少し賢いんだと思ってたんだけど見当違いだったかな。」


扉を開け部屋から出て行こうとしたカイルがふと振ってきた質問に戸惑っていると、落胆したように彼はやれやれと首を振ると今度こそ部屋から出て行った。


将来の夢とかいわれても今はやり方もわからない復讐の事でいっぱいいっぱいだし、嘘はついてないはず。

だけど『嘘』と言われたことに否定することもできなかった。

彼の透き通った目は見る者の心の奥さえも覗き込みそうで怖った。…けれどそれでもなぜか見つめたく彼の瞳はきっと多くの人を惹きつけてきたのだろう。


それに…

復讐を目指しているものが幸せな夢なんて願えれるわけないじゃない…。




ガチャ

─と、ドアが開かれる。


そこにいるのは初老ぐらいだろうか?真っ白な白髪をオールバックにしたいかにも執事です。というような風貌のおじいさんだった。


「はじめまして『ティニー』お嬢様。私は当館の執事をさせていただいております。セバスチャンと申します。以後お見知りおきを。」

「なんで…名前…?」

「名前?あぁ、どうして名前を知っているのかということでございますね?先ほど旦那様とすれ違った時にお聞きしたものですので。…ティニーお嬢様でまちがいありませんよね?」


私が聞いたのはどうして『ディスティニー』ではなく『ティニー』なのかという意味だったのだが、セバスチャンの言葉を聞いた限りだと、カインが私のことを『ティニー』と教えたみたいだ。


名前を呼ばれたくないことを気づかれてたのか…


…なんだかここまで来ると本当に心を見透かされているみたいで笑いがこみ上げてきた。


「ぷっ…。ふふっ。ええそうよ。私の名前は『ティニー』です。」


カインは何を考えている人か全くわからないけど、とりあえず敵に回したらいけない。と、心に刻めつけておいた。


その後セバスチャンが案内してくれたのは屋敷の隅に位置する部屋だった。

開かれた扉から覗く部屋はとてもきれいだった。


「…わぁ。」


隅と言っても日当たりはよく、小窓にはめられたステンドグラス越しに差し込んでくる日差しは心惹かれる暖かさがある。


何より目に入るのは大きな天蓋つきの上品なベッドだった。

繊細な模様が施されていて乗るのがもったいないくらいだ。


「申し訳ありません。急なことだったのでこのような部屋しか用意出来ま…「ほんとにこの部屋使っていいんですかっ!」…はい?」

「こんな部屋初めてですよっ!村を出てからはずっとあんなところで住んでましたから!ありがとうございますっ!こんな部屋に住めるのだったら胡散臭い男についてきても良かったと思えるわ!」


ねえ、そう思わない?セバスチャンさん!

と、続けて後ろを振り返るとそこに居たのはセバスチャンではなく、すっごくいい笑顔をしたカインだった。


「へぇ…。『胡散臭い男』ねぇ。」

「…あ。いやその、あの言葉のあやといいますか、その…、他意があったわけではなく、…すいませんでした。」


おずおずと頭を下げる。

いやだって、気づかないでしょ!気配とか感じなかったしすごくうれしかったのだから。


相手を伺いながら顔を少し上げるとそこにいたのは意外なことに綺麗すぎる顔でフッと笑っているカインだった。

カインは常に笑っているがこの笑顔はなんと言うか、自然な親近感を沸かせる笑顔で、それに見とれていた私は

─ドキンッ

と胸が高鳴ったのに気がつかなかった。

いや、気がつけなかった

こちらを見つめる目と視線が絡む。

無意識のうちに互いがつむいだ言葉は─


「「─やっと笑った」」


おなじものだった。


やっと笑った?笑ったのはあなたじゃないの?と、考えたところでやっと、自分の口元が緩んでいることにきがつく。


「ここに来てからずっと笑ってなかったから少し不安だったんだけど、ちゃんと笑えるんだね。」


よかったよかった。と軽く頭をなでる手は男性のもので不本意ながらときめいてしまった。

…が、よく考えれば私は7歳で彼は正確にはわからないが10代後半だろう。

つまり彼から見たら私は十分な子どもというわけで、その後彼がとった行為はまさかの


たかいたかーい


だった。そんな彼がその次にはなった言葉は…


「私は可愛い妹ができて嬉しいよ。」


という問題発言でしたとさ。チャンチャン。


──って、ええっ!?

妹ですか!?

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