第77話
「ただいま~」
セリスさんの元の家から帰ってきた僕とルドガーさんは外である程度の汚れを落としてリビングに来た。
「ユウキ達取って来てくれたの?」
「ええ、セリスさんに教えてもらった通りの所にあった物を持ってきたので多分これだと思いますよ」
と言って【便利ボックス】からセリスさんの家で入れた木箱を4つ出した。
「あっ、これよこれ、ありがとうユウキ、ルドガー、それとお風呂はもう沸かしてあるからその後話をしましょう」
「あっ、ありがとうございますセリスさん」
「すまんのうセリス」
と言って僕とルドガーさんは一緒にお風呂に入った。
「おお、儂の家のよりも広いのう、さすが元貴族が使ってただけあるの」
「はい、逆に広すぎて1人だと寂しく感じるんですよね~」
「あっ、ルドガーさん、石鹸どうぞ」
と言って石鹸〔最初のは使い切ったから新しく【ポイントマスター】で購入した2個目〕を渡した。
「んっ、これは石鹸じゃの?じゃが儂が知ってる石鹸と形も香りを違うの」
「そうですかね?」
「うーむ、この肌触りも何か違う気が・・・?まぁ儂もそこまで石鹸は使わないしの、勘違いかもしれんの」
とそんなやり取りをして、湯舟に浸かり、今日の疲れを取った。




