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第79話 犯行

未熟ながら精進して参りますのでよろしくお願い致します!

感想・レビューお待ちしております!

 ー翌日ー


「おっはよー!! ございまーす!!」


「あっ!! シン!!」


「今日も手伝いに来てくれたんだ!!」


「……」


「何か目赤くない…?」


「あー… 恐らく、花粉ですよ!!」


「目がショボショボするんですよねー!!」


「そうなの…」


「この時期、大変だねー…」



 ー昨日の夜ー


「ただいまー…」


「あっ… シンおかえりー!!」


「マックス…」


「そのスニーカー…」


「あー… これ…」


「新しく買ったんだ!!」


「けど安心して!! そんなに高くないから!!」


「……」


「ちなみに、いくらなんだ…?」


「えーーっとね…」



「5(・)万(・)くらいだったかな…」



「……」


「そうか… 大事にしろよ…」



 もう… 何も驚かなくなった…



「ふぅー… ただいまー…」


「あっ… 凛!!」


「おかえ…」


「!?」


「あれっ… なんか、肌ツヤツヤじゃね…?」


「うん…」


「さっきサロン行ってきた…」


「けど… 心配しないで…」


「ちゃんと、旅費の分は残してあるから…」


「……」


「ちなみにいくらなんだ…?」


「えーーっとね…」


「私の選んだコースは…」



「1(・)2(・)万(・)くらいだったかな…」



「……」


「美容に気を遣うのはいいことだと思うぜ!!」


「ごめん2人共!!」


「ちょっと疲れたから今日はもう寝るよ!!」


「おやすみ!!」


 シンはベットに入った。


 その夜、シンは一晩中泣き続け、悲しみで枕を濡らした。



「……」


「おい!! おい!! シン!!」


「えっ…?」


「しっかりしろ!!」


「はい!?」


「よかった!! 気が付いたんだな!!」


「いきなり上を向いて、泣き始めたから、びっくりしたよ!!」


「本当に花粉症辛いんだな…」


「病院に行ってお医者さんに診てもらいな!!」



「アリサ…」



 バッ!!!!



 アリサのキャリーバックの中から、アーサーが飛び出してきた。


「ソロソロ、タッチャントノヤクソクノジカンダ…」


「イソゴウ…」


「そうだね!! よし!! 今日も稼ぎますか!!」


 アリサ達は路地裏を抜け、広場の中心に移動した。



「……」


「何これ…?」


「これはひどい…」


「広場がめちゃくちゃだ…」


「それに… 人も倒れてる…」


「……」


「ともかく、倒れている人達を助けて、話せる人に何があったのか聞こう…」


 アリサ達は、懸命に負傷者達を救助した。


「この人で… 最後だな…」


「あっ… ありがとう…」


「いいってことよ…」


「すまんが、もし余裕があれば…」


「何があったか教えてくれないか…」


「……」


「今朝のことだ… 俺達は、いつものように広場でパフォーマンスの準備をしていた…」


「そしたら、普段は見慣れないトラックが5台この広場に止まってな…」


「急に、動き出して広場を破壊し始めたんだ…」


「そして、広場を破壊し尽くすと、どこかへ移動していった…」


「酷い話だな…」


「一体誰が…?」


「……」


「俺も姿は見えなかったが…」


「うっすらと…」



「“昨(・)日(・)の(・)女(・)は(・)ど(・)こ(・)だ(・)!!”って聞こえた…」



「!?」


「昨(・)日(・)の(・)女(・)って…」


「アリサさん!!」


「あー… あのピエロに違いない…」



 グォォォォ!!!!



「あっ… あれは!!」


「龍(たっ)ちゃん!!」


「ん…?」


「何か、様子がおかしくないか…?」


「何だかフラフラじゃ…」


 ポトッ…


「たっ… 龍(たっ)ちゃん!!」


 グォォォォォ……


「酷い… 全身がズタズタだ…」


 グォォォォォ……


「どうしたの龍(たっ)ちゃん…?」



 ペッ!!


 龍(たっ)ちゃんは、小さく折りたたまれた紙を吐きだした。


「何だこれ…?」


 クラウン・サーカスノテントデマツ…


「クラウン・サーカス…?」


「この町で一番大きなサーカス団の名前だ…」


「確か、町の外れに大きなテントがあるらしい…」


「じゃあ… ピエロはそこに…?」


「恐らく…」


「アリサさん!! 行きましょう!!」


「……」


「龍(たっ)ちゃん…」


「あんたは確か、ずっと空を飛んでいたいんだよね…」


「そんな、ボロボロな翼じゃ、空なんて飛べるわけないよね…」


 グォォォォォ……


「待っててね… これが終わったら、また縫い直してあげるから…」


 グォォ……


 龍(たっ)ちゃんは一滴の涙を流しその場で気絶した。


「行こう… シン… アーサー…」


「関係ない人たちを巻き込んで…」


「大切な友達を傷つけて…」



「あのピエロ野郎…」



「絶(・)対(・)に(・)許(・)さ(・)な(・)い(・)!!」



 ークラウン・サーカスのテントの前ー


「ここですね…」


「フタリトモ、ココハテキノシテイシタバショ…」


「ナニカシカケガアルノカモシレナイ…」


「キヲツケテイコウ…」


「そうだね…」


「よし… 行こう…」


 アリサ達はテントの中に入って行った。


「何だ… 真っ暗で何も見えない…」



 ピカッ!!



「うわっ… 眩しい…」


 テントの中心に、照明の光が差した。



「レディースアンドジェントルメン!!」



 ライトアップされた先には、一輪車に乗ったピエロがいた。


「ようこそ… 死(・)の(・)サ(・)ー(・)カ(・)ス(・)に…」


 パッ!!


 照明によってテント全体が明るくなった。


「いやー… お嬢さん達昨日は大変お世話になりました…」


「おかげで私のプライドはズタズタ…」


「本当… 虫唾が走りますよ…」


「トラックが5台並んでる…」


「あれが犯行に使われたやつか…」


「だから、今日は特別にこのサーカスに招待いたしました…」



「思(・)う(・)存(・)分(・)絶(・)望(・)を(・)楽(・)し(・)ん(・)で(・)く(・)だ(・)さ(・)い(・)…」



 第79話 FIN

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