表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
53/103

第53話 仙妖山

未熟ながら精進して参りますのでよろしくお願い致します!

感想・レビューお待ちしております!

 ー仙妖山と書かれた看板の前ー


「つっ… 着いたぞーー!!」


「……」


「えっ…」


「本当にここなの!?」


「本当にって…」



「見ろ!! これを!!」



「仙人の仙…」


「妖怪の妖…」


「山…」



「うん!! ここで間違いない!!」



「とりあえず登るぞ!!!!」



 シン達は頂上を目指し、歩き出した。



「ここ… とても人が住めるような場所じゃないよ…」


「本当に… その該伯って人はこの山に住んでるのかな…?」


「何でも… 頂上付近で1人暮らしをしている、気術医の爺さんらしい…」


「気術医…?」


「なにそれ!?」


「……」


「俺もわからん」


「まぁ… 俺の師匠がその人と話つけといてくれてるらしいから、何とかなるだろ…」


「ふーん…」


 シン達は歩き続けた。しかし、一向に家なんて見えず、あたりは暗くなりだした。


「まずいな…」


「山頂に着く気配がないぞ…」


「……」


「そういえばシン…」


「どうしたマックス!?」


「さっきから、ガサガサって、音がするんだけど…」


「……」


「マックス…」


「ちょっと腕輪はめてくれ…」


「うん… いいよ…」



 カチャッ…



 シンは自分の右腕に銀の腕輪をマックスは右足に金の腕輪をつけた。



 グゥゥゥゥゥ……



 茂みから、大きな熊が姿を現した。


「……」


「いいかマックス…」


「いくら熊でも、足の速さでは勝てないはず…」


「合図をしたら、全速力で逃げるぞ…」


「わかった…」



 グォーッ!!!!



 熊はシン達に向かって襲い掛かった。


「今だ!!」


「走れ!!!!」


 シン達は山頂方向へ、全速力で走りだした。


「まさか熊が出るとは!!」


「けれど… この能力だったら、さすがに追いつけないだろ!!」


「このまま山頂へ直行…」


「あれっ…」


「急に足取りが重たくなった…」


「何これ…?」


「足枷が着けられてるみたいだ…」



 グゥゥゥゥゥ……



「やばい!! 熊が追って来たぞ!!」


「ダメだ… 動けない…」



 グワーッ!!!!



 熊は動けないシン達に飛び掛かった。


「あっ… 死んだわ…」


「……」



「該伯流… 気術…」



()……」



 シュウウウウ……



 ガウ……


 熊は急に立ち止まり怯えた様子で森の奥へ去っていった。


「なっ… 何だ!?」


「黒い煙…?」


「なんだかわからないけど、僕たち助かったみたいだね…」


 黒い煙は、晴れていった。



 ガサガサ……



「!?」


「誰だ!?」



 茂みから、黒い装束姿の女性が姿を現した。


「まさか… 妖怪!?」


「シン!! ありえるよ!!」


「ここは仙妖山って名前だし、妖怪がいても不思議じゃない!!」


「悪霊退散!!!!」


「……」



「誰が!! 妖怪じゃ!!!!」



 ボコッ!!!!



「えっ…」


 バタン……


 シンは謎の女性に頬を殴られ気絶した。


「シッ… シン!!」


「はっ!!」


「お前もじゃ!!」



 ボコッ!!!!



 バタン……



「ったく…」



 謎の女性はシン達を担いで、どこかに去っていった。



「……」


「ここは…」


「マックス起きろ!!」


「ん…」


 マックスも目を覚ました。


「あれっ… 何か部屋の中にいるね…」


 シンとマックスは布団の敷かれた和室の部屋に寝かされていた。



 ザーー……


 何者かが部屋のふすまを開けて入って来た。


「お前ら!! 起きたか!!」


「……」


「あんた、さっき山の中で会った…」


「イテテ……」


「ったく… せっかく助けてあげたのに…」


「人を見るなり妖怪だって…」


「えっ!? あの熊を追い払ってくれたのはあんただったのか!?」


「そうだよ…」


「あんた一体、何者なんだ!?」


「何者って…」



「あんたらの姉弟子(になる予定の者)だよ…」



「えっ!?」


「ちっ… ちょっと待て!!」


「俺たちは、この山に1人で住んでいる、該伯って爺さんに会いに来たんだ…」


「姉弟子って… ここで修業なんてする予定はないぞ!!」


「えっ… そうなのか!?」


「あっれー… こんなところに来る奴なんて、郵便屋か弟子の志願者しかいないんだけどな…」



「じっちゃんになんて説明しよう…」



「じっちゃん…?」



「あー… まだ名前言ってなかったっけ…」



「あたしの名は該凛(がいりん)…」



()()()()()…」


「えっ…」



「えーーーー!!!!」



「うるさい!!」



「いかん… 頭が混乱してきた…」


「ちょっと整理させてくれ…」


「えっ… いいけど…」


「まず該伯って爺さんは何者なんだ…?」


「あっ… それはじっちゃんが帰ってきてから紹介するよ…」


「次!!」


「該伯って爺さんは1人で暮らしてるって聞いたんだけど…」


「あー… あたしも、ここに来たの半年ぐらい前からなんだ…」


「だから、その前はじっちゃん、1人で暮らしだったよ…」


「そうなのか…」


「次!!」


「この山何かおかしくないか!?」


「ほう… おかしいとは!?」


「俺たち熊から逃げるとき能力を使ったんだけど、足が急に重くなったんだ…」


「……」


「それは私の仕業(笑)」


「えっ!?」


「足枷が着けられてる感じだっただろ!?」


「うん!! 確かそうだった!!」


「おいおい!! 一体どうして、そんなことしたんだ!?」


「まぁまぁ… 事情はじっちゃんが帰って来てから話すよ…」


「次!!」


「じゃあ… 最後の質問なんだが…」



「どうやって、熊を追い払ったんだ!?」



「ふふーん… それはねぇ…」



「おーーい!! りーーん!!」


「あっ… じっちゃんが帰って来た!!」


「何っ!?」


「よし!! 残りは、じっちゃんを含めて、夕食時に話そう!!」


 第53話 FIN

登場人物紹介


該凛≪がいりん≫ 能力名:???

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ