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我ら㈱四葉工務店シリーズ  作者: おしるこ


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2/10

我ら㈱四葉工務店.建築部1

さっ!行こう…ちょっと…かなり不安だけど…

なんとかなるでしょ…ね…


「失礼しますっ!総務の橋本亜弥です!

1ヶ月間よろしくお願いしますっ!」

…あれ?無反応?

《…あんたが来たんだな》

「?はい」

〔可哀想になぁ…うちで〕

「いやいや!そんなことありませんよ!

みなさん力持ちでしょうし!売上、優勝目指しますからね!ほら!えいえい、おー!!」

…しーん… えーやる気ないなぁ…

「…女のわたしよりも、声が出ないなんてー

建築部も、大したことなさそうですねぇ?」

《…ちっ、このお嬢さんはなかなかお口が達者らしいなぁ?おい、てめぇら!このお嬢さんにやる気見せてやれ!!》

『えいえい、おー!!!!!!』

うるさ…っ

「さすがです!やっぱり建築の方々はこうでなくっちゃ!余裕で優勝出来そうですね!?」

《…》

〔それで、俺たちは何をしたらいいんだい?〕

「はい!みなさんには、公民館に隣接している公園を担当していただきます!

外なので…お分かりですね?

子どもたちが楽しんでくれるような、水鉄砲を使った遊びやビニールプールで水遊びができるように

考えています!」

〔おぉ…いいじゃないか 暑いだろうしなぁ

おい、夏木、今野、太田!橋本さんと話し合って、小屋の設計や遊びの細かいところまで決めておけ〕

『っす!』

「うっす!」

〚夏木です よろしくお願いします 小屋の設計は任せてください〛

[今野っす!水鉄砲、どのくらい調達します?]

[太田です!的を当てた点数で、お菓子やおもちゃを配るみたいな感じでどうっすか?]


よしよし…話し合いはうまくいっている

ただ…わたしをお嬢さん呼びしてきた男は話し合いにも入ってこない

部長はともかく、なんなのよ…態度も口も悪いし…

信じたくないけど、あの人…

あの時の人なんだよね…?

本当に同一人物…?


〚橋本さん〛

「はい?」

〚どうですか?こんな感じで 日差しを避けられるように考えてみました〛

おぉ!!すごい…こんな短時間で出来上がったんだ

「すごいです!!これでいきましょう

あの、材料なんですけど、どのくらい用意したらいいでしょうか」

〚そうですね…このくらいあれば足りないことはないと思います

余ったら、飾りつけに使うなりしましょう〛

「はい!わかりました では、一旦本部にこの計画書を提出してきますね!」

〚よろしくお願いします〛




よーし!OKでた!

それにしても…見れば見るほどすごい…

こういう設計図見るの、結構好きなんだよね


《おい、そこのお嬢さん》

「なんですか?」

《材料が届くのはいつ頃になる?》

「1週間後ですね」

《そんなにかかるのか その間はどうするつもりでいるんだ》

「買い出しや、倉庫の整理とか やることはたくさんありますよー」

《ふーん ちゃんと考えてんのな》

「…」

《んだよ》

「…あの、辻村さんですよね?」

《あぁ》

「あたしの家を作っていただいたときにいらっしゃいましたよね?」

《…でかくなったもんだな あの頃のお嬢さんは、

周りをうろちょろしていて可愛かったもんな》

「…覚えていて、くださったんですか?」

《…お前も覚えてたんだなぁ?入社してきても俺んとこに来ねぇから忘れてるかと思ってたが》

「あのっ!!あの約束も覚えて…」

[橋本さーーーん!!]

「え?あ、今野さん?どうしました?」

[お菓子とおもちゃの事なんですけど…]

「はい」

[何点以上なら、スペシャルなおまけつけるとか

どうでしょう?予算がどのくらいあるかわからないんで一応聞きに来ました]

「あ、いいですね!えーっと、そうですね

確認して来ます!少しお待ちいただけますか?」

[了解っす!]


あれ?辻村さんがいなくなっちゃった…

どっか行っちゃったのかな

とりあえず、本部に確認しに行かないと


【辻村point of view】


約束…か


《もし、何かあったら俺を呼べよ

俺が助けてやるからな》

「本当?約束よ!」

《おう!まかせとけよ》


若かったなー俺も

この仕事に入ったばかりで

お客さんに気に入られたい一心で、

その家の娘と仲良くしてたんだったな


まさか覚えてるとは思ってなかったが


つか覚えてるんならすぐに会いに来いよ


…


〔あの子、ガッツあるねぇ〕

《…そうっすか?》

〔あいつらをまとめてるだけでも、充分だと思うけどな〕

《…》

〔そうそう、倉庫整理なんだがお前と橋本さんにお願いするよ〕

《なんで俺が!?》

〔暇なのはお前だけなんだよ わかったな?〕

《…へいへい》


倉庫整理とか…だりぃな


"コンコンコン"

「失礼しますー辻村さんは…あ、いた!倉庫整理一緒にお願いします!」

《おう…》

「?ちょっと眠そうですね 大丈夫ですか?」

《あー…30分だけいいか?》

「えぇ!大丈夫です!」

《すまねぇ すぐ行くからよ》

「はい!じゃあ、先に行ってますね」


…ちょろ

とりあえず30分な…

寝不足なのは本当だったから

少し仮眠できるのは助かる


【橋本point of view】


うわぁ…全然整理されてないじゃん

あと、冷風扇がつかないんだけど…

もしかして壊れてる?


はぁ…とりあえず、辻村さんが来るまでにある程度

終わらせとこ

重いものは手伝ってもらわないといけないし…


暑いなー…


辻村さん、遅いなぁ

起きれないのかな…


しょうがない

もうちょっと…


あ、飲み物空になっちゃったな


これ終わったら、少し休憩しよう


【夏木point of view】


あれ?橋本さん、どこかな

事務所にもいない…おっと、辻村さんが寝てるから

静かにしとこう


〚あ!ボス!〛

〔おう、お疲れ どうした?〕

〚橋本さんを探してて〛

〔彼女なら辻村と倉庫にいるはずだぞ〕

〚え?辻村さんなら事務所で寝てましたけど…〛

〔…は?おい、これ持って倉庫に走れ〕

〚え?〛

〔彼女一人で倉庫整理してるかもしれん 何かあったらまずい

俺はあのバカを起こしてくる〕

〚わかりました!!〛


冷たい飲み物を持って倉庫まで走る


うわ、あっつ…冷風扇は…え、ついてない

〚橋本さん!?いますか?〛


あ、いた…

〚橋本さん!大丈夫ですか!?〛

冷たいボトルをおでこと首元に当てる

「ん…つじ、むらさ…」

あー、辻村さんが来たと思ってるんだ

〚ごめんね、ちょっと抱き上げるね〛

彼女をお姫様抱っこして、本部の会議室に運ぶ

ここはエアコンも効いてて涼しいから

彼女も少し休めば良くなるはずだ


運んでる間に眠ってしまったみたいだったけど

すぐに目を覚ました


「あれ…夏木さん?…すみません…ご迷惑を…」

〚迷惑なんてかかってませんから すみません

一人で倉庫整理させてしまって〛

「いえ…もう少ししたら休憩しようって思ってたんですけど…もう、大丈夫ですから」

〚だめですよ ボスが来るまでここで休んでいてください〛

「…すみません…」


【辻村point of view】


〔おい!!起きろ!このバカ!!〕

《痛ってぇ…何すか…?》

〔お前…倉庫整理頼んであったはずだろう?〕

《え…あれ?やべ、1時間半経ってる…》

ボスのスマホが鳴ってる

〔…あ、夏木か、どうした あぁ、うん…わかった

すぐに行く〕

《何か…あったんすか…》

〔彼女が倒れたんだよ 行ってくる〕

《え!?お、俺も…》

〔お前は倉庫整理終わらせてこい!反省してろ〕

《…っ》


やべ…あいつ、大丈夫なのか…

俺が遅れたばっかりに…くそっ!!!


【橋本point of view】


"コンコン"

〚はい あっボス〛

〔大丈夫か!?〕

「すみません、ご迷惑をおかけしてしまって」

〔迷惑なんて言わないでくれ あのバカ…事務所で寝てたから殴って起こしたんだが…〕

「すみません、わたしが気をつけてたらこんなことには…」

〚ボス、あの倉庫の冷風扇壊れてましたよ 電源入りませんでした〛

〔後で見てこよう

…すまないな ただ、そういうときは他の人を

呼んでくれ わかったね?〕

「わかりました、部長…」

〔ボスでいいよ 部長なんて、こそばゆいからな〕

「ふふ はい、ボス!」

〔あーそれでな あのバカが、謝りたいって言ってるんだが…〕

「わたしこそ、謝らないと…」

〔君が謝ることなんて何もないだろう?〕

「でも…」

〔…呼んでいいかい?〕

「お願いします」

〔じゃあ、俺たちは事務所にいるよ

元気になったら帰っておいで〕

「はい!」

〔夏木、行くよ〕

〚はい、ボス〛


それから20分くらいした頃

…なんか、すごい大きな足音が近づいてくる…

《おい!大丈夫なのか!?》

「大丈夫です!ごめんなさいっ!!」

《…何でお前が謝るんだよ》

「わたしがちゃんとしていれば、こんなご迷惑を

おかけすることになってませんでしたから」

《バカかお前は》

「!」

《俺が寝過ごしたからだろうが

…はぁ…元気そうで、安心した》

「辻村さん…」

《わりぃな、約束したのに 助けに行けなくて》

「…覚えててくれたんですね!」

《…》

「これからは、何かあったら辻村さんのこと呼びますね!」

《…わーったよ 次は俺が助けてやる》

「はいっ! じゃあ、戻りましょうか」

《なんで》

「え?」

《元気になったらでいいんだろ?》

「はい」

《んじゃ、まだここにいようぜ》

「?元気ですけど…」

《いいんだよ ほら…》

"バチーーンッ"「…最低っ!」

《痛ぇな…この…!》


元気になったわたしと、ほっぺに紅葉を作った辻村さんは事務所に帰った


辻村さん、ボスにまた怒られてた

まったくもう!!



キスされちゃった…初めてだったのに…


〚橋本さん〛

「夏木さん!さっきはありがとうございました」

〚ううん、抱き上げちゃってごめんね〛

「あ…あれ、夏木さんだったんですね!?」

〚辻村さんだと思ってた?〛

「あ、いえ、どなたか分からなくて」

〚そっか!元気になって良かったよ

あ、それでね?

さっき聞こうとしてたことがあって…〛

「はい!」


細々したことも、ある程度話し終わって

後は材料が届くまでに

買い出しに行って、お菓子やおもちゃを個包装に

分けたりするだけになった


とりあえず、明日から

今日は定時で帰ることに


〚橋本さん〛

「あ、夏木さん お疲れさまです!」

〚帰るとこでしょう?駅まで送るよ〛

「ありがとうございます!」

〚あ、良かったらご飯とか、どう?〛

「お腹すきましたー」

〚じゃあ、行こ…〛

《飯かぁー俺も行こうかなぁ》

「あ、辻村さん」

〚はい…あ!すみません ボスから呼び出されました〛

「え?そうなんですか?」

《そいつは残念だな、じゃあまた明日な》

〚お疲れさまです!〛

「お疲れさまですー!じゃ、帰りますか」

《飯!行くんだろ》

「えー」

《なんで夏木の時とリアクション違うんだよ》

「…わたしまだ怒ってますからね」

《なんで?》

「辻村さんが!キ…ス、したからでしょ」

《聞こえねぇなぁ なんだよ》

「だからぁ!…っ」

《さ、行こうぜ?》

「…」

手を繋がれてるんですけど…何で…?

《何食う?》

「…辻村さんて、わたしのこと好きなんですか?」

《…お前中学生みてぇな事聞くのな》

「…どっちなんですか」

《聞かなきゃわかんねーの?》

「わかりません」

《ふーん 飯食ったら教えてやるよ》

「…焼肉がいいです!」

《いいとこ知ってるぜ?連れてってやる》


ほんとにいいとこだった…普段わたしがいけないような、贅沢な値段の…

何食べてもおいしくて…最高だったぁ…


「あの、すみません!お金…」

《構わねぇよ 俺が行こうって言ったんだから》

「ごちそうさまです!おいしかったぁ」

《…また連れてきてやる》

「いいんですか!?」

《…おう》

「うれしいーありがとうございます!」

タンおいしかったなぁ…ハラミもホルモンも…

《よだれ》

「え!?…もう!出てませんし!」

《さてと、送ってやる》

「はい?いや、もう駅そこですから…」

《送ってやるって言ってんの》

「…すみません じゃあ、お願いします」


駅まで歩き出そうとしたら

《おい》

「はい?」

《やっぱ俺んち来いよ》

「行きません」

《何で》

「付き合ってもいない人の部屋には行きません」

《付き合えばいいだろ》

「!…帰りますっ」


そう言って走って改札に入った

はぁ…何なのよ あの人…


【辻村point of view】


あーあ 逃げられたか


なんつーか…可愛くてついからかっちまう


でもあれだな

夏木が狙ってるぽいしな

俺なんかよりあいつのがいいのかもしんねぇ


さてと

今日は早く寝て、また明日だな


あー眠ぃー



「おはようございまーす!」

〔おー元気だな おはよう〕

「昨日はすみません…」

〔いやいや、今日も無理しないでくれよ〕

「はい!」

〚橋本さん、おはよう 今日は何をするのかな〛

「夏木さん、おはようございます!

今日は買い出しに行きましょう!

たくさんありますから、二手に分かれた方がいいかもしれないです!」

〔じゃあーそうだな、今野と太田 夏木と橋本さんで行ってきてくれ 車は2台あるから〕

あ?夏木と二人きり、だと…?

「はい!夏木さん、よろしくお願いします!

あ、あたし免許ないんですけど…」

〚大丈夫だよ、俺運転できるから どこに向かえばいいのかな〛

「今野さんたちは、大きいビニールプールと水鉄砲をお願いします あたしたちはお菓子とおもちゃとおまけを買いに行きましょう」

「了解っす!」

《…ずいぶん多いな 俺も行くわ》

「はい、お願いします!」

〔よし!じゃあその流れで頼むよ!何かあったら連絡してくれ 水分補給忘れるなよ

あと休憩もちゃんと取ること!飯も食ってこいよーよし!行ってこーい!〕

「はーい!ボス行ってきまーす!」

〔橋本さん、あいつらのこと頼むね〕

「はい!」


思わずついてきちまったが…

後々、後悔することになる


「夏木さん、運転お願いします!」

[うん 出発するよ]

「はい!お願いしまーす!」

《…》

「あれ?辻村さん、ご機嫌悪い感じですか?」

《いや?朝はこんなもんだ いい方じゃねぇか?

な?夏木》

「辻村さん、低血圧ですから…」

「あ!じゃあ、わたし声大きかったですかね

すみません」

《別に…》

「辻村さん、これ食べます?梅干し」

《んで、んなもん持ってんだよ》

「おいしいんですよ?種ないですし」

《ふーん…酸っぱくはねぇな》

「でしょう?干し梅なんですよー

夏木さんにも後で渡しますね!」

[ありがとう]

《…》

「わっ!」

急ブレーキがかかった

シートベルトはしてたが、咄嗟にお嬢さんのことを押さえた

《っと、あぶねぇ 大丈夫か?夏木、どうした》

[すみません、急に子どもが…大丈夫ですか?]

《俺たちは大丈夫だ》

「…どこ触ってんですか!?」

《助けてやったってのになぁ》

「…ありがとうございます」

《おう》


【夏木point of view】


…さっきから、後ろが気まずそうで

辻村さん、やっぱり橋本さんのこと…?


〚はい、着きましたよ〛

「ありがとうございます!行きましょう!夏木さん」

〚え?あ、うん…〛

橋本さんがわざとらしく俺を引っ張って辻村さんとの間に寄せた

《ちっ》

…あー…機嫌悪くなっちゃうよ、これ

〚ど、どうしたの?橋本さん〛

「いいんです!あ!あっちにありそうですね!」

〚わっ!ちょっと…〛


おもちゃ売り場に来た

スペシャルなおまけと参加賞用、もう1種類おもちゃを選んで…

すごい量だ…

[先に車に置いてきちゃいますね]

「あ、わたしも行きます…」

[このぐらい平気だから 次はお菓子かな?

5階に行けばいいよね?辻村さんと先に行っててね]

「…はい」

[辻村さん、お願いします]

《おう》


ふぅ…


さてと、これ…お菓子入るかな

よし、5階に向かわないと


えーっと…辻村さんは…っと


「真面目に選んでくださいよぉ!」

《選んでるだろーが!》

「…夏木さん、まだかなぁ」

《…そんなにあいつがいいのかよ》

「え…?」

《なんでもねぇ…ほら、次はどれにすんだよ》

「あ、えっと…」


…俺は車に向かった

"他の荷物が積めなさそうなので、先に事務所に置いてきます

買い物しててください 迎えに来ますから"


…


【辻村point of view】


…あ?夏木からだ…

《おい、夏木が先に事務所に置いてくるってよ

どーすんだよ 夏木帰ってくるまで買わないで待つか?》

「え?申し訳ないことしちゃいましたね

うーん…夏木さんのこと待っていましょうか」

《ん じゃあ、あそこ行くか》


目の前にファミレスがある

"5階のファミレスにいるから、置いたらすぐ来いよ"


《Rileしておいた》

「…」

《んだよ》

「あ、わたしも何かあったときのためにみなさんと交換した方が良かったかと思って」

《…ほら》

「え?」

《…》

「ありがとうございます!」

♪ピロン


ぶっさいくなスタンプ…なんだこれ、流行ってんのか?

《なんだこれ》

「今流行りのスタンプなんです!可愛いでしょ?」

《…あぁ》

「絶対思ってない」

《他にはねぇのかよ》

「ありますよぉ これとか」

♪ピロン

…こいつ、変なスタンプしか持ってねぇな

♪ピロン

《何個送ってくんだよ もういいわ》

「可愛いの、教えたかったのにー」

《…また、送ってくればいいだろ》

「いいんですか!?」

《…おう》


あ、今野だな

《どうした?…あぁ、うん おい、ビニールプール、1m50cmと2mがあるってよ どっちにすんだ?》

「そうですね、2mを2つにしましょう」

《聞こえたか?おう、頼むな》

「代われば良かったですね」

《…いい》

「…?」


…夏木の方が、なんて思ってたのに

嫉妬深すぎるだろ、俺…

ちっ…こんな年下の女に…余裕も何もねぇな


「あ!夏木さん!」

《…》

こいつが俺以外のやつにこんなに笑顔になるのが、

耐えられん…

〚遅くなりました、すみません〛

「ごめんなさい、往復させちゃって」

《ちょっと休憩にしよーぜ 夏木、何か頼め》

〚すみません じゃあ、アイスコーヒーを〛

《お前は?》

「これ、食べたいです」

《…食いきれんのかよ》

「…たぶん!」

こいつのでけぇパフェと

アイスコーヒーを3つ頼んだ


「わぁー!」

〚す、すご…〛

《…》

思わず写真撮っちまった

パフェ越しに笑顔になってる、こいつの笑顔


「映えますよねぇ!パフェ」

《ばえ…?なんだ?》

〚写りがいいとか、かわいいとか、良い意味です〛

《ほーん》

「おいしー!」


あー…気づいちまった

夏木が愛おしそうにお嬢さんを見ている


…やっぱ、若いもん同士の方がいいよな

こんなとこまでしゃしゃって来ちまって

バカみてぇだな


《あー俺先帰るわ》

「え?」

《ボスからRile来たんだよ 夏木、後頼むな》

〚はい〛

「お疲れさまです!」


夏木に金渡して出てきた

…タクシー捕まえるか


【橋本point of view】


「どうしたんですかね?ボス、何か仕事出来たんでしょうか?」

〚それなら俺にも来てると思うよ〛

「そっか…じゃあ、行きましょうか!」

〚うん あ、カゴ俺が持つから〛

「すみません!ありがとうございます!」


夏木さんとお菓子をたっぷり買って

車に置いてきた

「そろそろいい時間ですねぇ

お昼にしましょうか!」

〚うん、橋本さん何食べたい?〛

「パスタとかでも…いいですか?」

〚もちろん!行こう〛


8階にあるイタリアンに来た

さっきパフェ食べたけど、あれは別腹だから!

えー!迷っちゃう…全部おいしそうー!


〚どうしたの?〛

「あ、迷っちゃって…」

〚なら、2つ頼んで半分こしようか〛

「いいんですか!?」

〚うんうん 好きなの頼んで〛

「ありがとうございます!じゃあーこれと、これ!夏木さんも食べられそうですか?」

〚うん、大丈夫 飲み物はどうする?〛

「アイスコーヒーにします!」

〚OK〛


夏木さんが頼んでくれた

優しいなぁー選ばせてくれるなんて


「うわぁ…」

〚ふふ〛

「?どうしました?」

〚いや、食べ物を前にした橋本さんは可愛いなぁって〛

「!」

〚ふふ はい、どうぞ〛

「あ、ありがとうございます…」


取り分けてくれた

あードキドキしちゃった…

パスタ絶対おいしいのに…緊張しちゃって…


〚また来ようね〛

なんて言われちゃうし…


「帰りもよろしくお願いします!」

〚助手席座らない?〛

「あ!そうですね!失礼します」

〚うん〛



こちらの記事はnote様で同一名義にて投稿しております。

再編集して投稿しております。

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