第121話【ハックとおでぶの雑談】
TIPS【でぶ妖精八十八か所その23、でぶプリズン
食べ物を粗末に扱うと連行される場所
内部では畑等で働かされる】
依頼を終えたが骨が折れた為、暫く休業する事になったハック。
寮の自室で療養していた。
「大丈夫にょー?」
でぶ妖精が不安げに見つめる。
「大丈夫」
折れていない方の手ででぶ妖精を撫でるハック。
ポンポンとドアがノックされた。
「はい、どうぞー」
ドアが開いて下膨れの王冠を被ったでぶ妖精が入って来た。
「キングでぶ妖精!?何故ここに!?」
「うむ・・・今回のおでぶポリスでの活躍大義で有った
よってこのでぶ勲章を神州進撃会に授与する」
「ありがてぇありがてぇ・・・」
でぶ妖精はでぶ勲章を受け取ると周りの包み紙を開けて食べてしまった。
「おいしー」
「うむ・・・ではの」
キングでぶ妖精は帰って行った。
「・・・帰って行ったか・・・」
「美味しかったにょー」
「うーん、勝手に一人で全部食べるのは如何かと思うが・・・」
「にょー・・・」
「しかし考えて見れば意外だったな」
「何が?」
「でぶ妖精って食べ物を欲する所が有るだろ?」
「勿論にょ、人に飼われるでぶ妖精も大体食べ物目当てにょ」
「そんなでぶ妖精達が街を作っていたとは・・・」
「作って無いにょ」
「は?」
「きっと太古の人達が作った古代でぶ妖精風遺跡なにょ」
「なんだそりゃ・・・」
「でぶ妖精は丸々太って縁起物としても扱われるにょ
ならばでぶ妖精を模した建物が有っても不思議じゃないにょ」
「そんなもんか?俺だったらでぶ妖精みたいな建物に住むのは嫌だが・・・」
「しゅーん・・・」
くたぁとするでぶ妖精。
「でも自分達で変な建物を作るでぶ妖精も居る事には居るにょ
そうして観光名所を作れば人が食べ物くれるにょ」
「賢いなぁ」
でぶ妖精を撫でるハック。
「にょ~♪」
「所でおでぶちゃん、ヴェンデスさんは何処に行ったんだ?」
「今日は何か試験が有るとか言ってたにょ」
「試験・・・あ、そうか・・・」
ハックは試験と言う単語で思い出した。
「今日なのか・・・」
「何がにょ?」
「ヴェンデスさんの二級魔法使いの昇格試験だよ」
「凄い人なのにねぇ・・・何で三級止まりなんだろう」
「さぁなぁ・・・今年こそは合格すると良いな」
「にょ!!合格したら一杯ごちそうを食べるにょ!!」
「・・・ごちそうを作るんじゃなくて食べるのか・・・(困惑」
「食べる事専門なにょ!!」
TIPS【でぶ妖精八十八か所その24、だいおーでぶ妖精のお膝元
でぶ妖精三大秘境の一つ、銀河よりも大きいでぶ妖精よりも更に大きい
だいおーでぶ妖精と呼ばれる超巨大なでぶ妖精が住まう場所
でぶ妖精達はその場に居るだけで満たされる
でぶ妖精三大秘境の中でも最も到達難易度が高く帰って来た者も少ない】




