第117話【どの道終わり】
TIPS【でぶ妖精八十八か所その16、でぶの島
南国の島である、でぶヤシの実と呼ばれるでぶ妖精の顔の様なヤシの実は
柔らかいが故に普通のヤシの実よりも割り難い珍味】
遠い何処かで集まる邪悪の権化達。
彼等は魔王を殺す為に集いし凶刃の集【破魔の刃】
「今日集まって貰ったのは他でもない、ショコラが居なくなった
一体何処に行ったのか誰か知らないか?」
口火を切った破魔の刃の女首領ラン・ハンゲルド。
ショコラの行先を大幹部七神騎の面々に問う。
「確か前に会ったのは・・・ボールドヒンの件だったかな?」
「そうですラルト様!!」
ラルトの言葉を追従するメアリー。
「ふむ・・・アイツが勝手な行動を取るのは何時もの事だが・・・
恐らくマッフィン・トップとやらを殺しに行った・・・のではないか?」
バウザーが意見を口にする。
「所でフォンファンは何処に行った?」
「新聞を取りに行ったぞ」
「うん?何で?」
「一応ここの家主はアイツだからな
何事も無い様に何時もの通りに行動するのが・・・」
バンッ!!とドアが開き外からフォンファンが入って来る。
「おい!!大変だ!!」
「だから近所迷惑を考えろ」
「そんな事を言っている場合では無い!!」
フォンファンは新聞を広げる、七神騎達はそれを見る。
新聞の一面には【破魔の刃、でぶ妖精捕獲に乗り出す!?】
「・・・何じゃこりゃ?」
「如何やらショコラは部下を引き連れてでぶ妖精捕獲に行ったらしい!!」
「・・・・・何で?」
「この間の本にでぶ妖精が活躍した事が載っていたからだろう」
「・・・・・いや、殺すならマッフィン・トップの方だろう・・・
ショコラが戻ったら何らかの処罰を行う必要が有りそうだな・・・」
ランは溜息を吐きながらこれからの事を思う。
一方その頃おでぶポリスのショコラは焦燥し切っていた。
「ボス・・・逃げ出す奴が後を絶ちません・・・」
「SLKFの精神攻撃で役に立たない連中も増えています・・・」
「まともに使える奴はもう10人居るか居ないかです・・・一旦退却しましょう」
「馬鹿を言うな・・・このまま黙って帰れるか!!何か成果が無ければ・・・」
そう言いながら立ち上がるショコラ。
「俺も自ら回収に向かおう、手が足りないのならば俺も行く」
「ボス・・・もうボスが出ても手が足りないですよ・・・」
「何だと・・・」
「でぶ妖精の数が多過ぎて如何しようも有りません・・・
更にでぶ妖精に変装している奴も如何にかしなければならないんでしょう?」
「・・・・・畜生!!」
ショコラは机を叩いた。
TIPS【でぶ妖精八十八か所その17、でぃぶとぴあ
ガラスケースの中にでぶ妖精が沢山詰まった場所
一見管理社会で窮屈そうに見えるが彼等は狭い所が好きなでぶ妖精なのである】




