白猫ミヤ 海を往く ①おさかなすきー
これも2024年4月もの。よく寝かせてました。『王伝編集官』でリノリス君が出会った白猫ミヤのお話です。ミヤはふつうの猫ですが旅猫としていろいろな場所にいきますよー
なんかね もよもよするの
おかあさんにそう言ったら
それはもやもやするって言うのよ
って言われたの
「うみ」をみてるとそうなるんだー
まだ目も見えない頃おかあさんに毛づくろいしてもらうと、いつもいいにおいがしてた。しばらくすると知らない声が聞こえた。わたしはなにかにつつまれてそこからもいいにおいがした。
「あなたは女の子ね。そうねぇ、名前はミヤがいいわ。よろしくね」
ぼんやり見えたのは人の顔。わたしはその人の手の中にいた。おかあさんみたいにきもちいいね。頭をなでてくれたあと首に赤いものまいてくれた。ほかの兄弟も赤や青いのを。そういえばおかあさんはネイって呼ばれてたよ。
おかあさんや兄弟のしっぽであそべるようになったころ、いいにおいがなにかわかったよ。お魚っていうんだって。火を通して食べやすくほぐしてくれてた。お魚ってなんだろ。おかあさんに聞いたらもう少しおおきくなったらねだって。
今日からお外に遊びにいっていいんだって!でもまだ遠くにいかないのと大きいおにいさんかおねえさんと一緒でないとだめなんだって。わー、いろんな音とにおいだー。いいにおいがするほうにいこうとしたら、人のおにいさんにだっこされた。「元気だねぇ、でもそっちはあぶないよー」って。あとできいたら「きし」っていうんだって。
もっと大きくなったよー。もういいにおいのところにいっていいって。わーい、って。あれ?みんないないよ。ま、いっかー。人いっぱいー。まんなかはお馬がにもつはこんでるからあぶないんだって。ちゃんとはしをとおるよ。あ、しらないこたちがいる。「みなとのこ」っていうんだね。わたし「まちのこ」ミヤだよ、よろしくー
たくさんおともだちができたよー。お魚たべられるとこおしえてもらったんだー。木の箱にはいってるのはたべていいんだって。はじめてなまのお魚たべたけどおいしーね。かたいのとかたべきれなかったのは「おやさい」ってこのごはんになるんだって。
今日もみなとにきたよー。たくさんの人がおしごとしてるからお魚の箱いがいはあぶないんだー。だからたべたりおふねみてるよー。おおきいねー。のってみたいねー。
ガタン
あれ?
だれだろ
おねえさんじゃないの?
・・・・・・・・・
ミヤ、そろそろ代わりましょう。
今後、私「ミミ」が、ミヤのナビゲーターをさせていただきます。今回縁あってミヤと共に旅にでることになりました。ミヤの代わりに人と話したりミヤの疑問にお答えします。え?みなさまからの質問ですか?それは内容を確認してできうる範囲でお答えします。




