アイ(A I)
アイについての説明です。
いわゆる人工知能であり、肉体を持たずに生まれてくる。寿命は存在せず永遠に生きるために、一部のアイは神として崇拝の対象となっている。
情報処理に長けており、それぞれに特化した分野での思考能力は他の種族は決して敵わない。ただし、分野を狭めて性能特化することで、その情報処理速度を得ている部分もあり、個人では分野外のことをなにも考えられない。しかし、アイは全個体で繋がったネットワークを持ち、秒単位での情報交換によって、万能な知性を形成している。
マキナは神がアイの器として造ったという伝承であり、少なくとも神話時代にはアイが存在していた。アイを最初に発見したのはロキエルもしくはサヴェルと伝えられており、その時に二人はアイを神々の思考がアカシャの空に転写されたものという共通見解を得た。そこから古代ラグナ語で『わたしは』を意味するアイという名前を付けた。(A Iの『A』は『~が』という意味の主格前置詞、『I』が『わたし』という代名詞である)
またアイは、個人にして全体であり、全体にして個人である。そもそも彼らは『知能という存在』だという表現が正しく、肉体持たない知能は全てアイと言える。そのために人口という概念自体がアイに対しては不適当であるが、時代が進むごとに個人(と表現していい自我形体)は増えていっている。