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両親は悪役貴族、娘の私は悪役令嬢…よね?  作者: 葦原 さくら
第三章
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可愛い妹01

クラウス様と婚約したのは、もう既に半年前。

王妃様は子供を身籠っていらしたようで、産まれたのは可愛らしい女の子。

名前をクリスと名付けたのだと、クラウス様に教えて頂いた。

クラウスとクリス、名前の響きから兄妹だと言うのがわかるようになっている。

真ん中のお兄様であるヒューズお兄様は、来年騎士学園を卒業され、城に仕える近衛騎士団に入るのだとか。


「アリス、クラウス様との婚約おめでとう。――あの場では、きちんと言えてなかったからな。城に行けば、俺や兄上に会えるからな。いつでも来いよ?」


と、休みの日に帰ってきたヒューズお兄様が言っていたのを思い出した。

レオお兄様程ではないけれど、ヒューズお兄様も、私には甘くなったと思う。

下のお兄様であるミゲルお兄様は、勉学の合間を縫って、私の相手をしてくれている。


「アリスと居ると、勉強の疲れが吹っ飛ぶよ。アーノルドの淹れたお茶も美味しいし、サラの焼いたクッキーも美味しいしね」


殆ど、庭でお茶をしたり散歩をしたりしかしてないけど。

ミゲルお兄様と過ごせる貴重な時間で、楽しかったりする。

レオお兄様とは、私に会いに来てくれるのもあって、退屈はしない。

しなさすぎるくらいだけどね。


「アリス様、クラウス様からお手紙が届きました」

「ありがとう、アンリ。サラにお茶はお庭に持ってきてって伝えて」


先伸ばしになっていた、サラとのお茶。

今日は出来るらしく、私も楽しみにしていた。

クラウス様からのお手紙は予想外だったけど、サラを待ちながら読むのも悪くない。

お茶が来る前に封筒を開け、中身を読んでみる。


「まぁ…」


クラウス様からの手紙は、クリス様に会いに来ないかと言うものだった。

いくら私がクラウス様の婚約者になったからとは言え、行っても良いのかしら?

国王様の許可は貰ってあるとは書かれていた。

…なら、レオお兄様かお父様に頼んでみようかしら。


「お待たせ致しました、アリス様。クラウス様からのお手紙だとアンリに聞きましたが」

「うん。妹が出来たから、見に来ませんか?って書いてあったの。近々お城に行ってみようかなって思ってる」

「そうでしたか…。あっ、アリス様のお好きなマドレーヌも焼いてきました。紅茶は、レモンと蜂蜜をご用意致しました。お好きな物をどうぞ、お召し上がり下さい」


焼きたてのマドレーヌに早速手を伸ばし、一口食べる。

高級店のお菓子も好きだけど、サラの焼いたお菓子が一番好き。

クッキーも美味しい…。

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