新しい暮らし10
関西が眼鏡をくいっと上げた。
「まあまあ、神さま候補生は3組しかいないので仲良くしましょう」
「へえ」
カナは縮小化を解いた。関西はカナの重さに床に倒れた。馬乗りになったカナは関西を見下ろす。
関西は負けじと声を振り絞る。
「大体、僕は無理やりここに連れてこられたんです」
カナが関西のあごをくいっと上げる。
「あーしの話聞いてた? あーしとヤればいいって言ったでしょ?」
「だからしませんってば......」
「だったら引きずってくるしかないジャン♡」
中西が言う。
「セックスすればよくね?」
「僕は性行為には興味ありません」
「あーし連れてくるのチョー大変だったんだから。A級妖精試験受かってなかったらやばかったし」
こうしてみると、専属妖精って言っても色々と個性があるんだなとりくとは思った。
その瞬間、教壇に神さまは突然現れた。
「さぁ、みんな揃ったね。驚いたかい?これはテレポートだよ」
「あーしもA妖なんで使えまーす」
「これから本格的に神さまについて説明するよ。いいね?」
中西が息巻いて答えた。
「望むところだ!」
「いい返事だ」
そう言ってジュリーは黒板に3つの丸を書いた。
一体どういう意味だろう?
「君たちにはこれから、各自三名の魔法使いの生徒についてもらう。その子たちとは運命共同体となってこれからの神さま見習い生の試験の準備をしてもらう。神さまになるには魔法使いの上に立ってもらう必要があるからね。それと生徒の紹介をする前にこれを渡しておく」
そう言って、ジュリーは空中に3つのネックレスを出現させた。
「神さま候補生のネックレスだよ。魔力を練れば3000エネルギーまで魔法を使えるよ。妖精諸君は自分のものを出しなさい」
ルイは縮小化を解いた。3人の専属妖精はポケットからネックレスを出し首に付けた。
「あれ、エリの水晶大きいね」
「私は既製品では壊れてしまうので。少し高い店で5000エネルギー用を買いました」
既製品を首に付けたルイとカナは驚いている。
ジュリーはあごに手を当てて小さな声で言った。
「ほう」
「あーしだって本気出せば壊れるし!」
「変なところで張り合わないでください」
「それじゃあ3人とも俺についてきて。生徒を紹介するから」
ヤニねこ見ました。ボロいアパートのベランダでタバコ吸うのって、人生の全てって感じがしますよね!




