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私に指輪をはめて下さい。  作者: セレナ杏
27/29

ママに幸せを2


激しい風と瞼に当たる無数の葉っぱで


開けることが出来なくなった瞳を閉じた時


私は咄嗟に指輪を指に嵌めてしまいました。


なぜ、その様な事をしてしまったのかは


その時は、無意識に、そうしてしまっていたと思っていました。


そう、、その時は、



再び目を開けた時は、未来に飛ばされたと思った



周りから、ママの若い頃に藍ちゃんは、そっくりだねと


良く聞かされていた


その頃は、まだ小さかった事もあり、ただそうなんだぁ


聞き流すだけでした。


でも自分にそっくりな顔、私そっくりな若いママを、まじかで見た時


涙が出るくらい嬉しかった。


だってとても元気なママを見ることが出来たから


飛び跳ねるぐらい



ああ、良かった!!過去に戻れたんだ!!


私の願いが叶ったと思った。


でも、そんな思いも、つかの間


私の姿に気づき、声をかけてきた人がいた時には


喉の奥から、声を出す事を忘れるかの如く


身体が固まり、身震いと共に、早くその場を離れないと


未来が変わってしまう。私も消えてなくなっちゃう


私に話しかけないで!!


指輪の事、聞かないで、見ないで!!


無我夢中で、その場から離れようとした。


その時、指輪が外れ突然びゅっと勢いよく風が舞い


私の耳に聞こえた声


「指輪」え!


その後の言葉は、風の音にかき消され


私は、その場所から消えた。



そんな夢だったのか?わからない出来事を体験した私は


あるべき場所に戻ることが出来た。


戻ってこれたけど、私の身体には、かなりのダメージが残り


一週間以上寝込んでしまい、祖母達に心配をかけてしまいました。


祖母には、当分一人での外出は禁止だよ!!と言われてしまうほど


起き上がることが、出来ないぐらい足腰が弱っていました。


10代の私は一気に、祖母と同じくらいな年齢の身体になった様で


祖母に


「こんな身体になるまで一日何処に行ったんだい。お母さんが

こんなところ見たら、自分より藍の事が心配で余計に体調崩すよ」


しゃべるのも億劫なほど、ベッドに横たわっている私は


「分かってる」と言った


私を見ていた祖母は、それ以上何も言いませんでした。


寝込んでいる間何も考えれないほどだったが


10日過ぎた頃から、少しずつ体調が戻って来た頃


祖母が言っていたことを思い出しました。


一日何処へ行ってた?でした


だってさ、一日所でなかったから


時空を超えると歪で変わっちゃうのかな?


後、、あの声は、言葉は、なんだった?

















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