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私に指輪をはめて下さい。  作者: セレナ杏
20/29

その姿が、見えるのは私だけ?

7年付き合って、いよいよ結婚しょうと


二人で式場選び、日取りも決め、招待客に招待状もだして、後は当日を


待つだけだった。幸せいっぱいな日々から


奈落の底に突き落とされたあの日


結婚式をするはずだった日に、捨てる事が出来なかった指輪を外す


そこから、、奈々未はおかしな体験をする。


目を覚ました私の薬指には、あの指輪じやない別物の指輪をつけていた。


彼が指輪をはめてくれたの?夢の中の出来事だと思ったのに


あの日、それは、突然に始まった。


自分でも、未だに分からない?


指輪を嵌めた瞬間、過去に遡ってしまったり


だけど、、そこでは、忘れ去られていた事実を知った。


いや、、思い出したと言った方が良いのかな


この事が、私がタイムスリップしたりする何かの原因なのか?


分からないが、、確実に同じ場所に再度遡った


同窓会や、北都の送別会に参加した奈々未は


少しずつズレが生じている事に、気づいていた。


そして、今はその参加者達と、一緒に北都の二次会の会場に


ゆう子達と向かっている最中


奈々未は二次会参加には、躊躇していたのが本音でした。


何故なら、私に対して、リナのよそよそしさや態度、言動を


以前から、胸の辺りがモヤモヤして、違和感を感じた事を思い出し


ていたからでした。


今回再び、訪れてしまった同窓会で、分かってしまった


リナの思いは、私の事が好きではないと言う事


私に見えない所で、頻りにゆう子に言っていた所を


聞いてしまったからでした。


「何で奈々未を誘ったの?いやだよって言ったじゃん!!」


「え、、と、、だって仕方ないじゃん」


「なんでよ。知ってるでしょ私の気持ち!!」


「そんなこと言っても、、私は決めれないよ!みきに頼まれて

たんだから」


リナとゆう子の会話を聞いてしまった奈々未は、参加しない旨を


ゆう子に伝えると、、頑なに拒否するのでした。


「ダメダメ!!絶対に駄目!奈々未参加だからね!!」


「え、、?でも、、」


「いやいや、、もう名前は、参加になってるから」


「、、、、。」


二人の話を聞いた後だったが


ゆう子は、何が何でも参加だよと奈々未に食いついていました。


その様子を、少し離れた場所から見ていたリナの顔は


険しい表情でした。


ゆう子は気づいていたんでしょうが、気にする様子も無く


奈々未を無理にでも、参加に導きました。


そういった経緯があった後、皆で会場移動中


賑やかな町中で、気づいた前方に歩く集団


そう、、北都達でした。


いち早く気づいたのは、そうリナでした。


周りを気にすることなく、一目散に走り出しました。


「みき!!、待って!!」



賑やかな雑音、、その声は音に消し去られて


前を歩くみき達には聞こえていない様子


颯爽と歩くみきの後を、離れない様に急ぎ足で歩く


北都達は、気づいていませんでした。


その時、、暗闇にも拘らず奈々未には、見えたのでした。


後ろから、亜季の肩を掴み引き留めている女の姿


しかし、皆にはその透けた姿の女は見えていませんでした。


奈々未だけに、ハッキリと見えたその女を見て


「え!!どうして?」






読んで頂き有難うございました。

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