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悪役令息はママがちゅき  作者: 埴輪庭
第1章「ママが好き」

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135/147

狼と雪

 ◆


 敗走。


 この二文字ほど現在のノルン王国軍の惨状を端的に、かつ冷酷に表す言葉はないだろう。


 北の凍土を支配し、周辺諸国から“氷狼”の群れと恐れられた精強なる軍団。その威容は今や見る影もない。雪崩を打って崩壊した組織はもはや軍隊としての体を成していなかった。


 そこにあるのは恐怖に突き動かされる肉の塊の奔流だ。


 兵士たちは我先にと南へ──王都フロストヘイムの方角へと、雪を蹴立てて逃げ惑っている。


 誰も振り返らない。


 振り返れば、あの神罰の如き光に視界ごと焼き尽くされるのではないかという強迫観念が彼らの背中を氷の鞭で打ち続けているからだ。


 捨てられた槍や盾が雪原のあちこちに散乱している。重い甲冑を脱ぎ捨て、身軽になって逃げようとする者すらいた。彼らが信奉していた「武」や「誇り」といった価値観は圧倒的な力の奔流の前では薄汚れた雪解け水のように脆く、そして無意味だった。


 理解不能な現象に対し、人は思考を停止する。残るのはただ「生きたい」という、浅ましくも根源的な動物的本能のみ。


 その敗残の群れの中、ひときわ速い馬を駆る一団がいる──国王グルンベルドと、その近衛たちだ。


 王馬スレイプニルに跨るグルンベルドの背中はかつての威厳を完全に失っていた。


 丸められた背。


 小刻みに震える肩。


 兜の下から漏れ聞こえるのは王としての叱咤ではなく、意味を成さないうわ言のような呪詛だ。


 ──畜生、畜生、ありえん、なんだあれは畜生。


 彼は恐怖していた。


 あの光に。


 そして己の力の及ばない何かがこの世に存在するという事実に。


 その王の背中には一人の女がしがみついている。


 宮廷魔術師アヴィアナだ。


 撤退の混乱の最中、グルンベルドは彼女を自分の馬に乗せた。


 それは愛ゆえの行動ではない。


 ましてや、騎士道精神によるレディへの配慮でもない。


 単に、彼女という便利な「魔力探知機」を手放したくなかっただけだ。あるいは自分の背後を守る盾代わりにするつもりだったのかもしれない。


 馬の揺れに合わせて、グルンベルドの甲冑がカチャカチャと耳障りな音を立てる。


 王の体から漂ってくるのは脂汗と、恐怖の饐えた臭い。


 かつてあれほどアヴィアナを畏怖させ、支配していた圧倒的な暴力の気配は霧散している。


 アヴィアナの瞳は目の前の男の背中を見ていなかった。


 彼女の視界は虚空を彷徨っている。


 網膜に焼き付いているのは先ほどの光景だ。


 天を貫き世界を両断した、あの一条の光である。


 ──綺麗だった。


 不謹慎を承知で言えば、そうとしか表現できない。


 純粋な力。


 混じりけのない、圧倒的なエネルギー。


 それは破壊の光でありながら、アヴィアナにはこの澱んだ世界を浄化する聖なる輝きのように思えたのだ。


 あれは魔術ではない。


 優れた魔術師であるアヴィアナだからこそ分かる。


 あれはもっともっとデタラメで、理不尽で、そして絶対的な()()だ。


 それに比べれば。


 眼前の男──グルンベルドの力など、なんと矮小なことか。


 アヴィアナはグルンベルドの胴に回した腕に、無意識に力を込める。


 抱きしめているのではない。


 爪を立てているのだ。


 ──ちっぽけな男。


 今まで自分は何を恐れていたのだろう。


 こんな雷に怯えて巣穴へ逃げ帰る野鼠のような男に、なぜひれ伏していたのだろう。


 冷たい風がアヴィアナの銀髪を巻き上げる。


 感覚が麻痺していく中で、彼女の思考だけは氷のように鋭く研ぎ澄まされていった。


 アヴィアナはノルンという土地が好きだ。


 この肌を刺すような冷気も。


 肺を浄化するような澄んだ空気も。


 そして命を拒絶するようでいて、その実、深い静寂で包み込んでくれる優しさもすべてが愛おしい。


 さらにいえば、ここは母の故郷でもある。


 彼女の母はこの地の冬の精霊が受肉した存在だった。


 風に舞う雪の結晶、凍てつく樹氷、それら自然の造形すべてに母の面影がある。


 この極北の地はアヴィアナにとって巨大な揺り籠のようなものだ。


 だが。


 ──嗚呼、穢らわしい。


 彼女はこの()を憎んでいる。


 ノルン王国。


 力こそが正義とされる、野蛮な国。


 雪と氷の美しさを解さず、ただ暴力で他者をねじ伏せることしか知らぬ男たち。


 彼らはこの静寂な大地に土足で踏み入り、血と欲望で汚し続けている。


 その頂点に立つのがグルンベルドだ。


 純血主義を掲げ、精霊との混血であるアヴィアナを「化け物」と蔑みながら、その実、彼女の体と魔力を貪り尽くす男。


 矛盾した欲望。


 歪んだ支配欲。


 アヴィアナの腹の底に、どす黒い鉛のような感情が沈殿していく。


 それは長年にわたって蓄積された怨嗟の(おり)だ。


 毎夜、繰り返される陵辱。


「罰」と称して与えられる暴力。


 彼女の尊厳はこの男によって泥靴で踏みにじられ続けてきた。


 それでも彼女が従ってきたのは恐怖ゆえだ。


 逆らえば殺される。


 自分だけではない。この国にわずかに残る精霊たちまでもが狩り出されるかもしれない。


 そう自分に言い聞かせ、心を殺して耐えてきた。


 だがあの光を見た今。


 その恐怖の鎖が音を立てて砕け散っていくのを感じる。


 絶対的な強者だと思っていたグルンベルドが実は井の中の蛙に過ぎなかったという事実。


 上には上がいる。


 理不尽なまでの()()を知ってしまった今、この男の暴力など子供の癇癪と何ら変わりはない。


「おい! もっと速く走れ! 追いつかれるぞ!」


 不意にグルンベルドが馬の腹を蹴り、喚き散らした。


 その声は裏返り威厳のかけらもない。


「貴様ら、何をモタモタしている! 王を護るのが貴様らの役目だろうが! 壁になれ! 盾になれ!」


 周囲の兵士たちに怒号を浴びせる。


 だが誰も王の声になど耳を貸さない。


 彼らもまた、逃げるのに必死だからだ。


 グルンベルドは舌打ちをし、苛立たしげに肩を揺する。


 そして背後のアヴィアナに声をかけた。


「おい、アヴィアナ!」


 顔だけを後ろに向け、血走った目で彼女を睨みつける。


「魔術だ! 結界を張れ! 追手が来ておらぬか確認せよ! あの化け物がまた来るやもしれん!」


 それは命令だった。


 いつものように。当然のように。


 彼の中ではまだ「王と臣下」「支配者と被支配者」という関係が成立しているのだ。


 これほどの失態を演じ、無様に逃げ回っている最中であっても。


「……」


 アヴィアナは答えなかった。


 ただ、静かに彼を見つめ返した。


「なんだ、その目は! 聞こえんのか! 早くしろ!」


 グルンベルドが苛立ちを露わにする。


 その顔は恐怖で歪み、鼻水と脂汗で汚れている。


「城に戻ったら、貴様にはまた『罰』が必要だな。そうだ、貴様の不手際があの惨劇を招いたのだ。たっぷりと時間をかけて、俺の怒りを分からせてやる」


 王は己の恐怖を怒りに変換し、それを弱い者へとぶつけることで心の均衡を保とうとしているのだ。


 城に戻れば、またあの地獄が始まる。


 今度は今まで以上の屈辱と苦痛が待っているだろう。この男は自分の弱さを隠すために、より一層残虐になるはずだ。

 ↓

 ──ああ、そうか。


 アヴィアナはすとん、と腑に落ちた。


 帰らなければいいのだ。


 この男を連れて帰る必要など、どこにもない。


 彼女の右手にはまだ魔力が残っている。


 微々たるものだが人の命を一つ奪うくらいなら造作もない量だ。


 アヴィアナの中で、何かがカチリと噛み合った。


 それは雪崩が起きる瞬間のような、静かで、しかし決定的な崩壊の音だった。


 風が凪いだ。


 馬の蹄の音だけが雪原に響く。


 周囲の兵士たちは自分たちのことで精一杯だ。誰も王のことなど見ていない。


 これは母がくれた機会かもしれない。


 この静寂な冬の世界が彼女に「やれ」と囁いている。


「……陛下」


 アヴィアナはそっと右手を王の背中に添えた。


 分厚い甲冑の上からでも、その震えが伝わってくる。


「なんだ! 言い訳なら聞かんぞ!」


 グルンベルドが唾を飛ばして怒鳴る。


「お寒くはありませんか?」


 アヴィアナは愛おしげに囁くように言った。


 その声は鈴を転がしたように澄んでいて、戦場には不釣り合いなほど穏やかだった。


「あ? 何を言って──」


 王が言いかけた、その瞬間。


 アヴィアナの掌から、鋭利な殺意が具現化する。


 詠唱破棄。


 至近距離からの、一点集中。


 彼女の血──冬の精の因子が大気中の水分を一瞬にして凝結させる。


 生成されたのは一本の氷の槍。


 それはダイヤモンドダストのように美しく輝き、そして鋼鉄よりも硬く、死神の鎌よりも鋭利だった。


 ──氷槍(アイス・ランス)


 ズプッ、という湿った音がした。


 風切り音すらない。


 氷の槍はグルンベルドの背中の甲冑の隙間──首の付け根あたりから、まるで吸い込まれるように侵入した。


 肉を裂き、脊椎を砕き、心臓を貫通し、胸甲を突き破って前方へと飛び出す。


「が……?」


 グルンベルドの声にならない呻き。


 彼は何が起こったのか理解できていない。


 ただ、胸の奥に冷たい異物がねじ込まれた感覚と、急速に失われていく体温を感じただけだ。


 アヴィアナはその体を抱き留めるような仕草で、さらに深く、槍を押し込んだ。


 内側から凍り付いていく感触。


 王の体が一瞬で硬直する。


「……あ、……」


 グルンベルドがゆっくりと首を回そうとする。


 その瞳がアヴィアナを捉えた。


 そこにあるのは驚愕。


 そして信じられないという色。


 まさか己の所有物である女が。


 絶対的な支配下にあったはずの玩具が牙を剥くなど。


 アヴィアナは微笑んだ。


 それは雪の結晶のように冷たい笑みだった。


「さようなら、陛下」


 彼女はまるで恋人に別れを告げるように、優しく言った。


「貴方のいないノルンはきっと今よりも少しだけ、静かで美しいでしょう」


 グルンベルドの瞳から光が消える。


 巨体がゆっくりと傾く。そしてアヴィアナの手を離れ、馬からどうと滑り落ちた。


 ドサッ。


 雪の上に黒い塊が転がった。


 グルンベルドは虚空を掴むように手を伸ばし、二度、三度と痙攣し、そして動かなくなった。


 胸から生えた氷の槍が北国の弱い太陽の光を反射して、残酷なまでに美しく輝いている。


 周囲の兵士たちが異変に気付いてざわめき始める。


 だがアヴィアナは気にも留めない。


 彼女は馬の手綱を握り、空を見上げた。


 鈍色の雲の隙間から、まだ微かにあの光の残滓が感じられるような気がした。


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作品紹介

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※ 20260119時点、第一章完まで毎日午前六時に投稿予約しています。
【ジャンル】(長編)ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「追放された王太子と公爵令嬢が冒険者になる話」
総合ポイント 1,068pt


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六十年間、何をやっても失敗し続けてきた男がいる。
幼稒園では振り付けを覚えられず、学校では成績も運動も最下位。
恋は告げられず、仕事ではミスを重ね、やがてリストラ。
期待されないことだけが彼の救いだった。
期待されなければ、失望されることもないからだ。
両親を看取り、五十五を過ぎた頃、彼は三十年ぶりに小説を書き始める。
題材は自分自身。
何の取り柄もない、救いようのない半生。
書き上げた原稿を、返事など期待せずに出版社へ送った。
──しかし。
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「闇、搔き毟りて」
総合ポイント 0pt


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この記録集は、二〇二五年八月から九月にかけて起きた「灯之村発熱事件」に関する資料をまとめたものである。
事件の中心人物である花村園子(動画共有サイト「ViShare」チャンネル「SONOKO's Journey」運営者)は、二〇二五年九月十四日に交通事故を起こし重傷を負った。
退院後、彼女はすべてのSNSアカウントの更新を停止し、現在も消息不明となっている。

本記録集には以下の資料が含まれる。
・花村園子が撮影した映像の書き起こし
・関係者へのインタビュー記録
・ViShare動画およびコメント欄のアーカイブ
・SNS(Z、Picstagram等)の投稿記録
・インターネット掲示板の過去ログ
・メール・ダイレクトメッセージの記録
・行政文書(保健所報告書、村議会議事録等)
・新聞・週刊誌記事
・医学論文・学会報告
・郷土史料・古文書
・その他の関連資料

なお、プライバシー保護のため、一部の人名・地名は仮名としている。
また、資料の配列は時系列に沿っているが、一部編集を加えている箇所がある。

※ 本作は作者が去年のいつだったかにかいた「ヒツギノムラ」という因習村系ホラーをモキュメンタリー形式に仕立て直したものです。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「灯之村発熱事件 記録集」
総合ポイント 22pt


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魔力が絶対の価値を持つウェザリオ王国で「無能」と断じられた王子シャールと公爵令嬢セフィラ。
しかし彼らには万物を操る未知の力があった。
元王子と聡明な元令嬢は国を捨て、追手を退け、辺境の街で冒険者として再起する。


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「貴女を愛する事は、私にはできない」
──近衛騎士団長ガリューは、セレスティアにそういった。
そして彼女は人を辞めた。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「血と鉄と愛」
総合ポイント 114pt


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ここ最近、ランベール王国ではしょうもない理由での婚約破棄が流行している。
麗しき公爵令嬢ライラ・オーネストはそれを苦々しく思っていた。
だがそんな彼女もある日、婚約者であるエルリック王太子から婚約破棄を告げられてしまう。
しかしその理由は真実の愛を見つけたからでも、ライラに愛想がないからでもなかった。

※ 本作は 『なんか説得力のある婚約破棄 』 『なんか説得力のある元鞘』 の二編をコンテスト応募用にまとめたものです。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「つかず、離れず」
総合ポイント 122pt


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承認欲求の末路。
とあるウェブ小説作家の生きざまとくたばりざまを書いた恥小説。
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「馬鹿面(ばかづら)」
総合ポイント 116pt


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「なんか説得力のある婚約破棄」(※ランキングタグにリンクあり)の後日談。
どうしようもない政治情勢で婚約を破棄せざるを得なかった王太子エルリックと公爵令嬢ライラ。
二人は優秀であり、優秀であるがゆえに道理を通せば国が滅びると理解し、愛を諦めたのだ。
しかし──
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「なんか説得力のある元鞘」
総合ポイント 2,432pt


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よくある聖女召喚。
でももしも召喚した聖女がやべー聖女だったら?

「可愛らしいですわね、小さな子犬が吠えているようで」

召喚された聖女は、王に向かってそう微笑んだ。
瘴気に覆われ滅亡の危機に瀕した王国。
起死回生を賭けた聖女召喚の儀式は成功し、銀髪に紫の瞳を持つ絶世の美女が現れる。
だが彼女は王の懇願をあっさりと断り、牢に繋がれても怯える様子すらない。
プルーウィアと名乗るその女は、周囲を見回してただ一言、「原始的ですわね」と呟いた。
そんな彼女を従わせようと脅す国王を、彼女は終始穏やかな笑みで見つめている。
まるで、人間が蟻の巣を眺めるような目で。
この「聖女」は一体何者なのか。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「よくある聖女召喚」
総合ポイント 4,852pt


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アイドルはうんちをしない。
これは比喩でも誇張でもなく、文字通りの事実である。
彼女たちの体内に入ったあらゆる物質はどのような毒性を帯びていようと完璧に無効化され、吸収されてしまう。
そんなアイドルが、アイドルたちが世界を救い、そして破滅させる話。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「アイドルはうんちをしない」
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だがそんな彼女もある日、婚約者であるエルリック王太子から婚約破棄を告げられてしまう。
しかしその理由は真実の愛を見つけたからでも、ライラに愛想がないからでもなかった。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「なんか説得力のある婚約破棄」
総合ポイント 6,264pt


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「品」──それが僕と亜里沙の決定的な違いだった。
亜里沙は二年付き合った恋人だ。
でも彼女は何をやるにも雑だった。
料理も、紅茶の淹れ方も、そして僕らが共有する「ある趣味」においても。
過程を楽しむことを知らず、すぐに結果だけを求める。
僕は彼女との日々に疲れていた。
だがそんなある日、見知らぬ男から届いたとあるメッセージ。
そこには、彼女のあられもない姿が映っていた。
そう、NTRという奴である。
怒るべき場面で僕が感じたのは、ただ一つの確信だった──やはり、彼女とは性格が合わない。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「性格の不一致」
総合ポイント 684pt


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信長公記、ほぼ史実。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
「森蘭ギャル」
総合ポイント 720pt


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殺すことだけを教え込まれた軍人アシェルと、人の本心を見抜く力ゆえに孤立してきた王女キュルケ。
幼い頃から奇妙な絆で結ばれていた二人だが。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「後の月」
総合ポイント 224pt


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呪いの動画を見てしまった。
私は一週間後に死ぬらしい。

でも大丈夫(?)。

地球が三日後に滅びるそうだから、怖くない。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「メテオリック・エクソシズム」
総合ポイント 296pt


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勇者が魔王を倒そうとしなかったらどうなる?
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「勇者に放置された魔王の末路」
総合ポイント 1,334pt


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男の生きざま、恋情。
ハーメルン、カクヨムから転載
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「ウィdンドウショオポイング」
総合ポイント 154pt


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帝都ティランの会員制サロン「銀枝亭」に集った五人の貴族たち。
話題は庶民の間で流行する「婚約破棄譚」への痛烈な批判だった。
設定の杜撰さ、人物造形の稚拙さ、読者の被害者意識……舌鋒鋭い文芸誌編集主幹カタリナを中心に、知識人たちは存分に嘲笑を重ねていく。
だが談話の果てに浮かび上がったのは──
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「阿呆鳥の連環」
総合ポイント 588pt


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職場のパワハラに苦しむ会社員・彩乃は、高校時代にいじめた相手・美月から勧められ、ストレス発散のため呪いグッズをフリマアプリで販売し始める。
しかし購入者たちが語る「被害者の声」は、かつて自分が加害者だった過去を否応なく突きつけてくる。
美月は許してくれた。
でも、許されていいのだろうか?
罪悪感に蝕まれ、眠れない夜を重ねる彩乃。
やがて購入者たちの呪いの対象に「報い」が訪れ始めたとき、彼女はある決断を下す。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ノロイ、ノロワレ」
総合ポイント 48pt


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ハルシオン王国──二百年前、この国は極度の男尊女卑社会であった。
女には相続権がなく、教育を受ける権利もなく、結婚相手を選ぶ自由さえ与えられていなかった。
女は道具であり、家畜であり、男の所有物に過ぎなかったのだ。
だが今は違う。
一部の男が──そして多数の女が国のあり方を変えた。
だが今度は逆の方向へ振り切ってしまっている。
ちょっとした事で「罪を償うために」と次々自裁していく男たちを前に、女王リディアをはじめ、女たちは社会の在り方を変えようとする。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「レミングス」
総合ポイント 126pt


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剣士カイトは勇者アルヴィンから追放を告げられた。
そして──!!!!!!
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「意識高い系勇者パーティから追放された俺の末路」
総合ポイント 19,366pt


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「私たち四人は対等なの」
──女の提案で始まったのは、三人の男が一人の女を共有する異常な日々だった。
弁護士の真司は漁師の啓二、バーテンダーの了と共に、愛する妻・莉子と暮らしている。
かつては嫉妬に狂い、互いに殺意すら抱いた男たち。
しかし奔放な妻に振り回され、同じ苦しみを共有するうちに、敵同士だったはずの三人の間には奇妙な連帯感が芽生え始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「オープンマリッジ」
総合ポイント 128pt


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ジャズの良さがさっぱりわからん
【ジャンル】エッセイ〔その他〕
「ジャズとかよくわからん」
総合ポイント 0pt


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時は大霊能時代!
悪霊、死霊が跋扈するようになり、治安は悪化し、世界中、不穏な事ばかりのサイテーな時代である。
日本でも霊務省が死刑囚を呪いの物件に送り込み、悪霊に始末させることでコストを削減するという悪趣味な制度が採用されている。
そんな中、ベテラン執行官・大佐貫はいつものように凶悪犯の処理に向かうのだが──
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ポイズン・エクソシズム」
総合ポイント 112pt


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ちょっとトッぱずれた世界観の短編を集めました。
目次──各話の簡単な概要は第一話の前書きに。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「トンチキな作品を集めた短編集」
総合ポイント 110pt


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夕暮れの駅のホーム、今にも線路へ吸い込まれそうな女性に男は全力で体当たりを食らわせた。
男の名前は藤巻俊一。
いわゆる、「ぶつかりおじさん」である。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「感電」
総合ポイント 318pt


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夜ごとに星が降る美しい国で、欲しいものは何でも手に入るワガママ王子。
ある日、メイドの大切な形見を無慈悲に捨てた彼は王の怒りに触れ、身一つで城を追い出されてしまいます。
孤独な旅の果てに王子が見つけたものとは
【ジャンル】童話〔その他〕
「星のきらきら」
総合ポイント 96pt


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電柱が自らの意思で根を張り、街を闊歩するようになった日本。
かつての大反乱を経て、人類は彼らとの奇妙な共存関係を築いていた。
人間とコンクリートの間に立ち、摩擦を仲裁するのが「電柱保安調整官」である佐山の仕事だ。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「電柱街」
総合ポイント 10pt


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不同意性交は死刑!!
そんな社会で男と女が恋をする。
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「君と僕の同意性交」
総合ポイント 84pt


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冒険者パーティ『碧空の翼』の荷物持ちバジルは醜く無能な中年男だ。
そんなある日、彼は仲間に囮として森に捨てられた。
絶望の淵で彼が手にしたのは、若き美女へと変貌する奇跡の力であった。
復讐を誓ったバジルは美貌の魔術師「ジル」となり、かつて自分を見下した男たちの前に現れる。
何も知らない男たちは、かつて蔑んだ男とも知らず、彼女の愛を求めて争い、堕ちていく。

※ 本作は捜索用の為に執筆しました。
こんな感じの作品を読んだことありませんか?
どうしてもオリジナルが読みたくて、しかしタイトルを思い出せないので、仕方ないので書きました。
おおむねこんな感じの設定だったとおもいます。
もしあったら教えてください!DMでも感想でも構いません!
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「無能な中年男、男をたぶらかす魔女となり、自分を捨てたパーティメンバーに地獄を見せる」
総合ポイント 216pt


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鬼塚剛志は現場監督として赴任した京都で、正体不明の敵に精神を削られていた。
それは「京都弁」という名の、本音と建前が入り混じる魔宮であった。
職人の笑顔の裏にある真意が読めず、挨拶すらも攻撃に聞こえる日々。
蓄積されたストレスと疑心暗鬼が限界を超えた時、男の拳が禁断の解決策を選び取る。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「京都殺拳地獄(きょうとごろしこぶしのじごく)」
総合ポイント 46pt


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産後豹変した妻・絵里奈の苛烈な叱責に追い詰められる夫、洋平。
家庭に居場所を失った彼は怒りを糧に「完璧な仕事と育児」をこなして自らを死へ追いやるという狂気的な復讐にも似た自滅の道を歩み始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「夢の轍」
総合ポイント 136pt


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太平洋戦争架空戦記。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
「白い悪魔」
総合ポイント 368pt


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甘い嘘よりも、冷徹な罵倒を。
裏切りの果てに少女が抱いた歪で抗いがたい執着の物語。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「花弁」
総合ポイント 114pt
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