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悪役令息はママがちゅき  作者: 埴輪庭
第1章「ママが好き」

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129/154

冒険者になろう!⑪

 ◆


 眼下に広がるのはただ白いだけの退屈な景色だった。


 大氷原──名前だけ立派だが要するに巨大な氷の塊だ。太陽の光を反射してやたらと眩しいのが腹立たしい。


「目標のフロスト・ワイアームについて、改めて情報を整理いたします」


 フェリは心得たもので、俺が何も言わずとも必要な情報を簡潔にまとめてくる。


 特に教育した覚えもないのにこれである。最初は読心術でも使っているのかと思ったのだがフェリが言うには長年の奴隷経験で顔色を窺うのが得意になったとのことだった。


 何事も経験というやつだな──まあ、四肢を断たれて劣等共の玩具になる経験などしないほうが良いに越したことはないが。


「フロスト・ワイアームはその名の通り氷雪地帯に生息する大型の地竜種です。普段は分厚い氷床の下に潜んでおり、体温を極限まで下げることで気配を消しています」


「ふむ」


「獲物を察知する方法は主に二つ。一つは氷上を移動する際の微細な振動。もう一つは音です。彼らの聴覚は非常に鋭敏で、数キロル先の足音すら聞き分けると言われています」


 なるほど。要するに、氷の下に隠れている巨大なミミズというわけか。劣等らしい、姑息な生態だ。


「そして獲物が真上を通過した瞬間、氷床を砕いて襲い掛かります。その顎の力は凄まじく、鋼鉄の鎧すら容易く噛み砕くとのことです」


 フェリの説明を聞き終え、俺は小さく頷いた。


「理解した。降りるぞ」


 俺たちはゆっくりと高度を下げ、氷原の上に降り立つ。


 さて、どう料理してくれようか。


 目的が殺すことだけなら話は簡単だ。この一帯をまとめて消し飛ばす範囲魔術の一つでも使えばいい。それこそ、星の一つでも落としてやれば、フロスト・ワイアームどころか、この大氷原そのものが地図から消え失せるだろう。


 だが今回はそういうわけにはいかない。討伐の証明として、奴の体の一部を持ち帰る必要がある。具体的には頭部と尻尾の先端だ。


「面倒なことだ」


 俺は思わずため息をついた。


「だが俺は学習する男だ。以前、あの忌々しい蛙を討伐した際は失敗したが今回はそんなヘマはしない」


「さすがです、若様。若様の深淵なる叡智の前にはいかなる困難も些事に過ぎません」


 フェリが俺に抱かれながら小器用に恭しく頭を下げる。


「とにかく、余り時間はかけられん。こんな場所に長居すれば、母上を心配させることになる。それに──」


 俺はそこで言葉を切った。いや、言う必要はないだろう。


 ──それに、この地はどうにも居心地が悪い。


 何か異質な気配を感じるのだ。それは微弱だが確かに存在する。まるで、巨大な獣が遠くで息を潜めているような、そんな不穏な気配だ。


 まあ、いい。今は目の前の劣等ミミズに集中しよう。


「要は音を立ててやればいいんだろう?」


 奴らが音に敏感だというのなら、盛大に騒いでやればいい。そうすれば、向こうからノコノコと姿を現すはずだ。


 俺はゆっくりと右足を振り上げた。


 ◆◆◆


 万年雪に閉ざされたノルン王国の大氷原。その果てしない白銀の世界を、黒い蟻の行列が進んでいた。ノルン国王“氷狼”グルンベルドが直卒する、プロメテオル討伐軍である。


 総勢三千。騎士団を中心とした精鋭部隊だ。彼らの纏う黒い甲冑は極北の太陽の光を鈍く反射し、氷原の上に不吉な影を落としていた。


 軍の先頭を進むのは巨大な軍馬に跨ったグルンベルドその人である。表情は厳しく、瞳は鋭い。まるで大型の肉食獣の様な剣呑で荒々しい気配を全身から放っている。


「遅い!」


 グルンベルドの怒声が凍てついた空気を震わせる。


「この程度の行軍速度では奴らに後れを取ってしまうではないか!」


 グルンベルドの苛立ちは頂点に達していた。プロメテオル出現の報告を受けてから、すでに数日が経過している。


「全軍、速度を上げよ! 遅れる者は容赦なく切り捨てる!」


 王の冷酷な命令に、兵士たちの間に緊張が走る。疲労と寒さに耐えながら、必死に行軍速度を上げた。


 グルンベルドの傍らには魔術師のアヴィアナが控えていた。


 ──冒険者たちも動いているなら都合がいい。けれど……


 アヴィアナとしてはもう少し行軍速度を落としてほしい所ではあった。なぜなら、軍だけでは太刀打ちできないと判断したからこそ、冒険者たちも巻き込もうと情報を流したのだ。しかしグルンベルドは血気が逸っているのか、アヴィアナから目論見を聞き出したにもかかわらず、軍だけでかの竜を討とうとしている。


 ──諫言すべきだ。


 そうは思うが、なかなか声が出ない。


 単純に、グルンベルドが怖いのだ。アヴィアナの心身にはグルンベルドへの恐怖が文字通り刷り込まれてしまっている。

 

 単純な戦闘能力がどうという話ではなく、精神的な問題であった。

 

 まあ毎晩毎晩、あれやこれやと理由をつけ散々に嬲られ、辱められ、犯されれば大抵の女は屈服してしまうだろう。

 

 そんな男からは逃げてしまえばよいという向きもあるかもしれない。

 

 実際アヴィアナもそうしようと思った事は何度もあるし、やってやれないことはないだろう。

 

 だができなかった。

 

 アヴィアナにはこの国に強い愛着があるからだ。母親が生まれ(というか発生し)、恋におち、一人の人間と愛をはぐくんできたノルンが大切なのだ。


 悩んでいた、その時。


 先行していた斥候の一人が血相を変えて戻ってきた。


「へ、陛下! ご報告いたします!」


 斥候は息を切らせながら、グルンベルドの前に跪く。


「何事だ」


 グルンベルドが低い声で問う。


「大氷原の方向より、凄まじい轟音が響いております! 巨大な氷の破片が空高く舞い上がっており──」


 その報告に、グルンベルドの表情が変わった。彼は馬を止め、斥候が指し示す方向を睨みつける。


 確かに遠方の空に、何かがきらきらと輝きながら舞い上がっているのが見えた。そして地響きのような鈍い音が断続的に聞こえてくる。


「……ほう」


 グルンベルドの口元に、獰猛な笑みが浮かんだ。


「ついに姿を現したか、魔竜め」


 彼は確信していた。あれほどの規模の破壊を引き起こせるのはプロメテオル以外にあり得ないと。


「アヴィアナ!」


 グルンベルドが鋭く呼びかける。


「はっ」


「直ちに念視を行え! 奴の正確な位置と、状況を把握するのだ!」


 所謂遠見の術である。


「かしこまりました」


 アヴィアナは恭しく頭を下げると、氷原の上に膝をついた。そして水晶玉を取り出し、術を行使した。


 ◆◆◆


 アヴィアナが用いる「遠見の術」は、魔術師が一般的に使用する索敵魔術とは根本的に異なっていた。


 ジャンルとしては血統魔術に近いだろう。


 アヴィアナの母はこの極北の地に顕現した冬の精が受肉した存在だ。


 精霊とは何か。それは自然現象そのものに、意志が宿ったものと考えて良い。


 そしてノルン王国とは、その国土の大半が「冬」という現象に支配された領域である。


 故に、アヴィアナの遠見は単なる魔力による探査ではない。


 彼女は自らの本質たる「冬」の因子を触媒とし、王国全土に張り巡らされた冬の気配そのものと意識を同調させる。


 それは「観測」というより「知覚」に近かった。


 この地に降る雪の一粒一粒が彼女の目となり、凍てつく風の一筋一筋が彼女の耳となるのだ。


 アヴィアナは目を閉じ、意識を集中させた。


 水晶玉の表面が淡い光を放ち、やがてその内部に映像が結ばれ始める。


 だが──彼女の意識が目的地に到達しようとした瞬間、予期せぬ障害にぶつかった。


「……っ!」


 アヴィアナの眉間に深い皺が刻まれる。


 まるで、分厚い霧の壁に阻まれているかのような感覚。視界は閉ざされ、何も見通すことができない。


 ──これは一体……? 


 アヴィアナはさらに魔力を高め、強引に霧を突破しようと試みる。だが霧は彼女の魔力を吸収するかのように、その濃度を増していくばかりだった。


 やがて、彼女は力尽きたように目を開いた。その顔色は蒼白で、額には汗が滲んでいる。


「申し訳ありません、陛下。何者かの強力な魔力によって、視界が遮られております。念視を続けることは困難です」


 アヴィアナの報告にグルンベルドは激昂した。


「役立たずめ!」


 アヴィアナを罵倒し、その細い肩を乱暴に掴み上げる。


「貴様の無能さがこの国の危機を招いているのだぞ!」


「も、申し訳ございません……」


 アヴィアナは苦痛に顔を歪めながら、か細い声で謝罪する。


 グルンベルドはアヴィアナを乱暴に突き放すと、再び全軍に向けて檄を飛ばした。


「聞け、ノルンの勇者たちよ! 魔竜は我らの目の前にいる! 奴が逃げる前に、必ずや討ち取るのだ! 全軍、突撃! プロメテオルの首はこの“氷狼”が頂く!」


 王の号令と共に、三千の軍勢が雄叫びを上げ、一斉に氷原を駆け出した。

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作品紹介

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※ 20260119時点、第一章完まで毎日午前六時に投稿予約しています。
【ジャンル】(長編)ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「追放された王太子と公爵令嬢が冒険者になる話」
総合ポイント 1,068pt


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六十年間、何をやっても失敗し続けてきた男がいる。
幼稒園では振り付けを覚えられず、学校では成績も運動も最下位。
恋は告げられず、仕事ではミスを重ね、やがてリストラ。
期待されないことだけが彼の救いだった。
期待されなければ、失望されることもないからだ。
両親を看取り、五十五を過ぎた頃、彼は三十年ぶりに小説を書き始める。
題材は自分自身。
何の取り柄もない、救いようのない半生。
書き上げた原稿を、返事など期待せずに出版社へ送った。
──しかし。
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「闇、搔き毟りて」
総合ポイント 0pt


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この記録集は、二〇二五年八月から九月にかけて起きた「灯之村発熱事件」に関する資料をまとめたものである。
事件の中心人物である花村園子(動画共有サイト「ViShare」チャンネル「SONOKO's Journey」運営者)は、二〇二五年九月十四日に交通事故を起こし重傷を負った。
退院後、彼女はすべてのSNSアカウントの更新を停止し、現在も消息不明となっている。

本記録集には以下の資料が含まれる。
・花村園子が撮影した映像の書き起こし
・関係者へのインタビュー記録
・ViShare動画およびコメント欄のアーカイブ
・SNS(Z、Picstagram等)の投稿記録
・インターネット掲示板の過去ログ
・メール・ダイレクトメッセージの記録
・行政文書(保健所報告書、村議会議事録等)
・新聞・週刊誌記事
・医学論文・学会報告
・郷土史料・古文書
・その他の関連資料

なお、プライバシー保護のため、一部の人名・地名は仮名としている。
また、資料の配列は時系列に沿っているが、一部編集を加えている箇所がある。

※ 本作は作者が去年のいつだったかにかいた「ヒツギノムラ」という因習村系ホラーをモキュメンタリー形式に仕立て直したものです。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「灯之村発熱事件 記録集」
総合ポイント 22pt


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魔力が絶対の価値を持つウェザリオ王国で「無能」と断じられた王子シャールと公爵令嬢セフィラ。
しかし彼らには万物を操る未知の力があった。
元王子と聡明な元令嬢は国を捨て、追手を退け、辺境の街で冒険者として再起する。


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「貴女を愛する事は、私にはできない」
──近衛騎士団長ガリューは、セレスティアにそういった。
そして彼女は人を辞めた。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「血と鉄と愛」
総合ポイント 114pt


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ここ最近、ランベール王国ではしょうもない理由での婚約破棄が流行している。
麗しき公爵令嬢ライラ・オーネストはそれを苦々しく思っていた。
だがそんな彼女もある日、婚約者であるエルリック王太子から婚約破棄を告げられてしまう。
しかしその理由は真実の愛を見つけたからでも、ライラに愛想がないからでもなかった。

※ 本作は 『なんか説得力のある婚約破棄 』 『なんか説得力のある元鞘』 の二編をコンテスト応募用にまとめたものです。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「つかず、離れず」
総合ポイント 122pt


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承認欲求の末路。
とあるウェブ小説作家の生きざまとくたばりざまを書いた恥小説。
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「馬鹿面(ばかづら)」
総合ポイント 116pt


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「なんか説得力のある婚約破棄」(※ランキングタグにリンクあり)の後日談。
どうしようもない政治情勢で婚約を破棄せざるを得なかった王太子エルリックと公爵令嬢ライラ。
二人は優秀であり、優秀であるがゆえに道理を通せば国が滅びると理解し、愛を諦めたのだ。
しかし──
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「なんか説得力のある元鞘」
総合ポイント 2,432pt


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よくある聖女召喚。
でももしも召喚した聖女がやべー聖女だったら?

「可愛らしいですわね、小さな子犬が吠えているようで」

召喚された聖女は、王に向かってそう微笑んだ。
瘴気に覆われ滅亡の危機に瀕した王国。
起死回生を賭けた聖女召喚の儀式は成功し、銀髪に紫の瞳を持つ絶世の美女が現れる。
だが彼女は王の懇願をあっさりと断り、牢に繋がれても怯える様子すらない。
プルーウィアと名乗るその女は、周囲を見回してただ一言、「原始的ですわね」と呟いた。
そんな彼女を従わせようと脅す国王を、彼女は終始穏やかな笑みで見つめている。
まるで、人間が蟻の巣を眺めるような目で。
この「聖女」は一体何者なのか。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「よくある聖女召喚」
総合ポイント 4,852pt


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アイドルはうんちをしない。
これは比喩でも誇張でもなく、文字通りの事実である。
彼女たちの体内に入ったあらゆる物質はどのような毒性を帯びていようと完璧に無効化され、吸収されてしまう。
そんなアイドルが、アイドルたちが世界を救い、そして破滅させる話。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「アイドルはうんちをしない」
総合ポイント 202pt


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ここ最近、ランベール王国ではしょうもない理由での婚約破棄が流行している。
麗しき公爵令嬢ライラ・オーネストはそれを苦々しく思っていた。
だがそんな彼女もある日、婚約者であるエルリック王太子から婚約破棄を告げられてしまう。
しかしその理由は真実の愛を見つけたからでも、ライラに愛想がないからでもなかった。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「なんか説得力のある婚約破棄」
総合ポイント 6,264pt


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「品」──それが僕と亜里沙の決定的な違いだった。
亜里沙は二年付き合った恋人だ。
でも彼女は何をやるにも雑だった。
料理も、紅茶の淹れ方も、そして僕らが共有する「ある趣味」においても。
過程を楽しむことを知らず、すぐに結果だけを求める。
僕は彼女との日々に疲れていた。
だがそんなある日、見知らぬ男から届いたとあるメッセージ。
そこには、彼女のあられもない姿が映っていた。
そう、NTRという奴である。
怒るべき場面で僕が感じたのは、ただ一つの確信だった──やはり、彼女とは性格が合わない。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「性格の不一致」
総合ポイント 684pt


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信長公記、ほぼ史実。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
「森蘭ギャル」
総合ポイント 720pt


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殺すことだけを教え込まれた軍人アシェルと、人の本心を見抜く力ゆえに孤立してきた王女キュルケ。
幼い頃から奇妙な絆で結ばれていた二人だが。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「後の月」
総合ポイント 224pt


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呪いの動画を見てしまった。
私は一週間後に死ぬらしい。

でも大丈夫(?)。

地球が三日後に滅びるそうだから、怖くない。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「メテオリック・エクソシズム」
総合ポイント 296pt


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勇者が魔王を倒そうとしなかったらどうなる?
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「勇者に放置された魔王の末路」
総合ポイント 1,334pt


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男の生きざま、恋情。
ハーメルン、カクヨムから転載
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「ウィdンドウショオポイング」
総合ポイント 154pt


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帝都ティランの会員制サロン「銀枝亭」に集った五人の貴族たち。
話題は庶民の間で流行する「婚約破棄譚」への痛烈な批判だった。
設定の杜撰さ、人物造形の稚拙さ、読者の被害者意識……舌鋒鋭い文芸誌編集主幹カタリナを中心に、知識人たちは存分に嘲笑を重ねていく。
だが談話の果てに浮かび上がったのは──
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「阿呆鳥の連環」
総合ポイント 588pt


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職場のパワハラに苦しむ会社員・彩乃は、高校時代にいじめた相手・美月から勧められ、ストレス発散のため呪いグッズをフリマアプリで販売し始める。
しかし購入者たちが語る「被害者の声」は、かつて自分が加害者だった過去を否応なく突きつけてくる。
美月は許してくれた。
でも、許されていいのだろうか?
罪悪感に蝕まれ、眠れない夜を重ねる彩乃。
やがて購入者たちの呪いの対象に「報い」が訪れ始めたとき、彼女はある決断を下す。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ノロイ、ノロワレ」
総合ポイント 48pt


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ハルシオン王国──二百年前、この国は極度の男尊女卑社会であった。
女には相続権がなく、教育を受ける権利もなく、結婚相手を選ぶ自由さえ与えられていなかった。
女は道具であり、家畜であり、男の所有物に過ぎなかったのだ。
だが今は違う。
一部の男が──そして多数の女が国のあり方を変えた。
だが今度は逆の方向へ振り切ってしまっている。
ちょっとした事で「罪を償うために」と次々自裁していく男たちを前に、女王リディアをはじめ、女たちは社会の在り方を変えようとする。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「レミングス」
総合ポイント 126pt


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剣士カイトは勇者アルヴィンから追放を告げられた。
そして──!!!!!!
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「意識高い系勇者パーティから追放された俺の末路」
総合ポイント 19,366pt


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「私たち四人は対等なの」
──女の提案で始まったのは、三人の男が一人の女を共有する異常な日々だった。
弁護士の真司は漁師の啓二、バーテンダーの了と共に、愛する妻・莉子と暮らしている。
かつては嫉妬に狂い、互いに殺意すら抱いた男たち。
しかし奔放な妻に振り回され、同じ苦しみを共有するうちに、敵同士だったはずの三人の間には奇妙な連帯感が芽生え始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「オープンマリッジ」
総合ポイント 128pt


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ジャズの良さがさっぱりわからん
【ジャンル】エッセイ〔その他〕
「ジャズとかよくわからん」
総合ポイント 0pt


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時は大霊能時代!
悪霊、死霊が跋扈するようになり、治安は悪化し、世界中、不穏な事ばかりのサイテーな時代である。
日本でも霊務省が死刑囚を呪いの物件に送り込み、悪霊に始末させることでコストを削減するという悪趣味な制度が採用されている。
そんな中、ベテラン執行官・大佐貫はいつものように凶悪犯の処理に向かうのだが──
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ポイズン・エクソシズム」
総合ポイント 112pt


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ちょっとトッぱずれた世界観の短編を集めました。
目次──各話の簡単な概要は第一話の前書きに。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「トンチキな作品を集めた短編集」
総合ポイント 110pt


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夕暮れの駅のホーム、今にも線路へ吸い込まれそうな女性に男は全力で体当たりを食らわせた。
男の名前は藤巻俊一。
いわゆる、「ぶつかりおじさん」である。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「感電」
総合ポイント 318pt


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夜ごとに星が降る美しい国で、欲しいものは何でも手に入るワガママ王子。
ある日、メイドの大切な形見を無慈悲に捨てた彼は王の怒りに触れ、身一つで城を追い出されてしまいます。
孤独な旅の果てに王子が見つけたものとは
【ジャンル】童話〔その他〕
「星のきらきら」
総合ポイント 96pt


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電柱が自らの意思で根を張り、街を闊歩するようになった日本。
かつての大反乱を経て、人類は彼らとの奇妙な共存関係を築いていた。
人間とコンクリートの間に立ち、摩擦を仲裁するのが「電柱保安調整官」である佐山の仕事だ。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「電柱街」
総合ポイント 10pt


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不同意性交は死刑!!
そんな社会で男と女が恋をする。
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「君と僕の同意性交」
総合ポイント 84pt


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冒険者パーティ『碧空の翼』の荷物持ちバジルは醜く無能な中年男だ。
そんなある日、彼は仲間に囮として森に捨てられた。
絶望の淵で彼が手にしたのは、若き美女へと変貌する奇跡の力であった。
復讐を誓ったバジルは美貌の魔術師「ジル」となり、かつて自分を見下した男たちの前に現れる。
何も知らない男たちは、かつて蔑んだ男とも知らず、彼女の愛を求めて争い、堕ちていく。

※ 本作は捜索用の為に執筆しました。
こんな感じの作品を読んだことありませんか?
どうしてもオリジナルが読みたくて、しかしタイトルを思い出せないので、仕方ないので書きました。
おおむねこんな感じの設定だったとおもいます。
もしあったら教えてください!DMでも感想でも構いません!
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「無能な中年男、男をたぶらかす魔女となり、自分を捨てたパーティメンバーに地獄を見せる」
総合ポイント 216pt


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鬼塚剛志は現場監督として赴任した京都で、正体不明の敵に精神を削られていた。
それは「京都弁」という名の、本音と建前が入り混じる魔宮であった。
職人の笑顔の裏にある真意が読めず、挨拶すらも攻撃に聞こえる日々。
蓄積されたストレスと疑心暗鬼が限界を超えた時、男の拳が禁断の解決策を選び取る。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「京都殺拳地獄(きょうとごろしこぶしのじごく)」
総合ポイント 46pt


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産後豹変した妻・絵里奈の苛烈な叱責に追い詰められる夫、洋平。
家庭に居場所を失った彼は怒りを糧に「完璧な仕事と育児」をこなして自らを死へ追いやるという狂気的な復讐にも似た自滅の道を歩み始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「夢の轍」
総合ポイント 136pt


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太平洋戦争架空戦記。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
「白い悪魔」
総合ポイント 368pt


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甘い嘘よりも、冷徹な罵倒を。
裏切りの果てに少女が抱いた歪で抗いがたい執着の物語。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「花弁」
総合ポイント 114pt
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