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第5撃 「死がもたらしたモノ」 ーDéraison et ironie


「そんな事より、私の質問に答えてください」


俺の邪魔をするように、白猫が立ち上がる。その悠然とした背中を睨みつけたが、相手は気にもしていなかった。一瞬だけ俺の顔を一瞥したかと思えば、すぐに向き直り響く声で言った。


「――何故、私が黒猫なんて輩の世話役をしなければいけないんですか?」


その言葉は皮肉たっぷりに言い放たれた。俺がいる事に気付いていない訳じゃあるまい。

コイツは、俺に喧嘩を売っているようだ。

「・・・・頼んだ覚えは、あらへんぞ?」俺は無駄だとは分かりつつも、反抗してやった。


「まぁ、ソレはだな……アレだ。小さい事は、気にすんな」

ボスははぐらかすのも得意だ。俺の言葉は再びスルーして、白猫に向き直った。俺にここで長居する必要はないようだ。


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