前へ目次 次へ 28/57 第3撃 「白猫」 ーPrincipal sujet ボスが言っていた。あれで性格が良ければ良い女になれたのに、と。四捨五入で50歳になるオヤジが、何を言うかと思えばとんだ空想話だ。 この女のどこに、良い女の要素があるのだろうか? 少なくとも、俺にはソレが見当たらない。 俺はいつまでも下ろそうとしない手を軽く払いのけ、本題に入った。 「・・・・で? 何の用や?」 俺にわざわざ会いにくるような奴だ。ろくな話題ではない。 「ボスから連絡きてないの? ったく、あのオッサンは……」