↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/20

都市 死の箱舟

〈死への箱舟 city〉


時折こう思うことがある。


人はなにものかに生かされている。

それは親であるかもしれないし、恋人かもしれない。友人かもしれないし、子供によってかもしれない。

しかし、どう考えても、今俺が生きている理由についてわからなかった。

俺は人生の中で、ある時は他人に殺されることをのぞまれ、ある時は他人を殺しながら生きたことがある。

すなわち、俺はそこら中に俺を覆い尽くしている死の中で、かろうじて生きているということになる。

ともすれば、今俺がここで生きていることの方がかえって不自然に思われる。

本当はここは俺の居場所ではないのではないか。


一方で、世界を歩いてみて少しだけわかったことがある。


何もこれは俺だけに限定された問題でなく、もっと(この世界の人間が抱える)普遍的なものだ。


少なくともこの世界に限って言えば皆死ぬことを何者かにのぞまれる。生きることを否定される。


だとしたら人間がなぜ生かされているのかがわからなくなる。

俺は、我々を揺り動かしている絶対的な存在に問いたい。

 なぜ我々をまだ生かしているのか、と。












評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。