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40/80

40 新しい小説


 あれ? ここは前世のご主人様の部屋の中だ……



 ご主人様は、次の小説のプロットを考えているのか。

 異世界恋愛を描くぞって、腕まくりして張り切っている。


 今日は、外からの風が気持ち良く、窓が開いている。

 網戸の向こう側は、透き通るような青空だ。



 え? 恋愛経験が無いから書けないって。

 恋愛ってなに? 美味しいのかな。


 そうか、仕方ないから、猫の私を主人公にするのか。

 擬人化ってやつだな。



 私、最初は苦労するの? 苦労は嫌だな。

 頑張ってと言われても困る。


「ニャ、ニャッ」


 猫の私は、不満げに短く鳴いた。ご主人様に嫌だと訴えたのだ。



 なになに、素敵なヒーローを用意してくれるの?

 なんだか期待してしまう。


「ニャーン」


 可愛らしく鳴いた。ご主人様にOKと答えたのだ。



 でも、ヒーローは人間で、猫じゃないのか。


 七日間で私が幸せになる物語か。

 猫の私を愛しているなら、ハッピーエンドでお願いね。



 三カ月で仕上げて、出来たら投稿する予定なのか。

 書籍化できるように願ってるよ。


 一緒に結果を待つから。

 約束だ……




お読みいただきありがとうございました。

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