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魔王軍作戦会議

 

 そしてほぼ同時刻魔王軍本陣でも作戦会議が行わられていた。


 魔王軍参謀アレクザウラー

 左翼軍将軍バッサム

 中央軍将軍ザラップ

 右翼軍将軍ラブラ



「むさっ苦しいな……なんだこの筋肉量」


 この4人の中で1番細身のアレクザウラーが呟く。右横にはバッサム。前面左にザラップ。空いた一つにはラブラが座っている。


「筋肉は命!」

「黙れラブラ、誰も筋肉談なんか聞きたくねぇんだ、それよりも何故今、軍部会議だ?」


「俺は前線で暴れたいんだかな」とザラップが聞こえるように呟く。まぁちゃんとこうやって嫌々ながらも会議に出てくるだけ先の戦いで戦死したハルダームとは大違いだ。ちゃんと魔王という名の飼い主がいるからこうやった文句言うだけで済むのだろう。


「何故我が軍はこんな馬鹿ばっかなんだ?」

「お前のせいでと俺まで馬鹿扱いされているではないか」

「あ?なんだと」

「殺るか?」


 アレクザウラーは何故この2人を並べだんだろうと後悔の真っ最中である。


「黙れお前ら」


 胸ぐらを掴み合って殴りかかろうとした時、アレクザウラーが止まる。がしかしこういうときはもっと実力行使をしなければ逆襲されだけである。


『参謀が口出すな!』

「お前ら2人将軍から降ろすぞ。ここでの全権指揮官俺にある。この意味がわかるか?……わかるなら少し黙れ」


「失礼しました将軍」

「すまねぇ、言い過ぎた」


 ザラップ、ラブラ両将軍はアレクザウラーに一喝され将軍剥奪までちらつかされたせいか大人しくなったところで軍部会議の本題入る。



「さぁ、黙ったところで軍部会議を始める。今回はバッサムが気になる名前を聞いたそうだ。バッサム説明を頼む。」



「は! さっき俺が倒したハムザール?いやハルダームという敵将が最後に発した一言。これは極秘ではなかったのかグライブと最後に発した。極秘というのはこの戦争のことで間違いないと思う、グライブって奴が気になる」



「グライブ……聞いた事ないな国王クラスと考えるのがいいのだろうがあの3国にグライブと名乗る者はいないはずだ」


 バッサムの他国だけ、アレクザウラーはそのグライブという奴は国王クラスだと読み、脳内コンピュータで検索をかけるがヒットしない。


「あぁ、参謀殿の言っている通り、グライブと言う名前の者はいない。だから気になってこの会議を行なってもらうと思ったが何故頭脳派ではなく筋肉馬鹿なんだ?」


「あいつは今前線で命張ってる」

「こっちも一緒だ」


「筋肉馬鹿は邪魔か」


『なんだと!』

「お前ら黙れ、バッサムも余計な事を言うな!」


『すいません』

「申し訳ない」

「では続けろ」


「こないだからきな臭い話があるんだ、アグジン王国の正統な王様はそのグライブって奴だてね」


「現王ダーンは操り人形とでも言うつもりか?」

「さぁな、俺は他国の内情は知らん。そっち方面に明るいのは魔王様の諜報組織だろう」


 参謀アレクザウラーの問いかけにはと答えてはいるが、何にも情報がない中、酷なものである。


「魔王様は当てにならないぞ。」

「だろうな」

「そうだな」

「だから悩んでるんだ。」


「面倒ごとは全て魔王様に任せるとしよう」


『『意義なし』』


 いつもいつも魔王様から散々な目にあっているアレクザウラーは全てを魔王に明日から、各将軍達の賛成も得て解散となった。


「解散」


 その後イライラが溜まった右翼と中央軍両将軍はストレス解消の獲物として人間軍を狩りに行った。


 その戦果は凄まじく、中央軍将軍ザラップは自身が先頭に立ち敵軍に突っ込み敵本陣を2時間かからずに落としナウラー将軍の生け取りに成功。


 右翼軍ラブラはいつも通りハメ技で敵左翼を壊滅に追い込んだ。敵人を撃つと同時にわざと防壁の薄いところを作りそこに誘い込むように戦闘をし、敵が撤退を開始して少しし、油断し始めたところを3方から挟み撃ち、襲って来なかったところに逃げ込もうとしたがそこからも、攻め込ませカルス公国軍3万を全滅させた。これは軍事用語の全滅ではなく完全な全滅である。兵1人たりとも生き残りはいない。

 もちろんカロス公国軍将軍は壮絶な拷問の末に半殺し状態で捨て置かれた。


 そして最後に残った幸運なダイナ王国軍は急いで逃げていたが謎の攻撃を受け全滅。


 生き残ったのはアグジン王国軍の約一万のみと残党のみであった。その者たちも自国は逃げ帰る途中で半数近くが脱落、命からがら逃げ帰れた者たちのほとんど全てが怪我を負っている有様であった。がこの者達の多く死ぬこととなる。


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